Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀
9月1日 12時公演 観てきました。
今日 長くなりそうでコワイんですけど^^;
以下 私個人の感想ですので 私見ご理解いただける方のみどーぞ。
当然 ネタバレしておりますので 未見の方、ご注意ください。
小柳奈穂子先生演出の「キャラクター物」は 外れ無しですね~♪
「はいからさんが通る」も「天は赤い河のほとり」も ビジュアル再現率100%
最初にWikipediaを読んだ時にはピンと来なかった登場人物たちも
AmazonPrimeでシーズン1の5話までとりあえず観たら…
納得、そして 期待高まるっ!
幕開きは両親に見送られて 礼真琴演じる捲殘雲(ケンサンウン)の旅立ちのシーン。
まこっちゃんの力強い歌がぐいぐい引き込んでくれます。
雨の中 丹衡・丹翡(タンコウ・タンヒ)の兄妹が 蔑天骸(ベッテンガイ)の手下に魔剣の鍔を狙われて
戦うシーンも、
殤不患(ショウフカン)が 石仏の雨傘を借りた恩返しに 丹翡を助けるところ(雨傘の義理)も、
原作のままで すす~っと 東離劍遊紀の世界に入っていけます。
宝塚のHPで 専門用語解説読んでおくのもいいけど
文字読んで理解して そこからイメージするのって面倒なので
もし AmazonPrime会員なら 動画視聴をおすすめします。
あの用語解説にある言葉 全部出てきた?
セリフの中で語られても 1回じゃ聞き逃したかもしれない。
で ストーリーと場面毎にいちいち語ると長くなるのでw
印象と感想を端的に。
ビジュアル再現率100%でわくわく!
キャラクター紹介ページの 主人公のところ見て 初めて知った!
凜雪鴉(リンセツア)と殤不患(ショウフカン) 二人主人公だったんだ!
道理で かいちゃん(七海ひろき)as殤不患が 出番も多くかっこいいはず!
衣装や小道具は凜雪鴉のベニ(紅ゆずる)が断然豪華ですけど
かっこよさは断然 殤不患です。
原作動画を観た時から これが主人公?と凜雪鴉に対して懐疑的でした。
凜雪鴉は、策士で仲間を集め、まとめていく頭脳プレー担当で「静」の人。
実際 技を使って戦う戦士たちの方が生き生きしていて観てて楽しいです。
ベニが演じる凜雪鴉も かっこはいいけど ちょい物足りないお役でした。
捲殘雲の礼真琴♪
台湾公演の演目、前回の星組の台湾公演も
小柳先生演出で「楚留香」という台湾で人気のドラマの舞台化でした。
この作品も台湾で人気の布袋劇(人形劇)ということで これに決まったんでしょうけど
その時点で 2番手ことちゃん(礼真琴)が2番手役では無くなって…
それってどうなの??と思ってたんですが…
ビジュアルは捲殘雲にピッタリだし 面白いし可愛いし 文句なしです!!
お歌(ソロ)もあるし セリフ多いし
生き生きしてて 当初のイメージでは少し心配だったんですが、
戦闘シーンが多い中 ほっこりさせてくれる一服の清涼剤的役割でよかったです!
丹翡(綺咲愛里)にぞっこんなのも可愛い。 さらっと描かれてるだけなのもよかった。
狩雲霄のオレキザキ(輝咲玲央)が渋素敵♪
まこっちゃんas捲殘雲が 兄貴!兄貴!と慕う 狩雲霄(シュウンショウ)のれお様がかっこいいです。
隻眼でワッシワッシと歩く姿も豪快。
れお様ね~ オジサマ役や渋い系で まさかここまでご活躍になるとは!
去年(2017年)から グイグイきてます^^
こういうお役ができる生徒さんて 貴重だから これからも頑張って欲しいです。
弓の名手ということで、矢は一体どこから飛んできた??っていう 演出もすごい!
殺無生(セツムショウ)の麻央 復調の兆し?
今年2月の「ドクトル・ジバゴ」では 今ひとつ活躍の場がなかった麻央くん。
今回 すごい大きなお役で見せ場がいっぱいありました。
ご本人もやる気満々なのが伝わってきます。
玄鬼宗グループ
みっきー(天寿光希)の蔑天骸 と 手下のくらっち(有沙瞳)演じる獵魅(リョウミ)は目立ってたけど
ぴーすけ(天華えま)演じる 凋命(チョウメイ)がいまいち目立たず。
ちょっともったいない感じでした。
舞台美術が素晴らしい!
装置 國包洋子
映像 奥秀太郎
セットはほぼ同じだけど 映像が素敵です!
とてもリアルで舞台上が すっかりThunderbolt Fantasyの世界。
ワイヤーで吊るしたLEDライトが上下して
プログラム通りに動いて 幻想的な世界を作ったり きれいに並んだり
観ていて楽しかったです。
技を仕掛けるときの効果もよかったし、
布(船の帆に見立てた)のスクリーンに バックからシルエットを投影したり
(残忍なシーンを)
わかりにくい 東離劍遊紀のレクチャーをスクリーン(紗幕)に映したり
お芝居以外の見どころもたくさん! 楽しみました。
一件落着して 殤不患(七海ひろき)は去っていく…
え~ これって、これって…
というシーンでした。
凜雪鴉は 「さて 新たな旅に出るとするか…」 で 完。
緞帳が下りてからも ひらひら、と 白い羽(凜雪鴉=雪のように白い鴉だけに)が
緞帳に映されて 最後の最後まで 見所ありでした。
あ、ただし…胸を熱くするような感動とかはありません。
原作のビジュアルを忠実に舞台化した、という、それを楽しむ作品。
先月 感動の嵐を呼んだ 花組の「MESSIAH」のような作品とは趣が全く違うので
少し物足りなさは感じました。
今日は もっと早くUPする予定が ヅカ友から電話 2時間!
よく喋った~ 来週、コレ観るらしいですw
UP遅くなってしまいました~ ^^;
キラルーの感想は また明日!
凜雪鴉(リンセツア) Killer Rouge Ver. 演:紅ゆずる
捲殘雲(ケンサンウン) 演:礼真琴
丹翡(タンヒ) 演:綺咲愛里
凜雪鴉(リンセツア) 長煙管Ver.←勝手に命名w 演:紅ゆずる
殤不患(ショウフカン) 演:七海ひろき
蔑天骸(ベッテンガイ) 演:天寿光希
フィギュア(人形)の身長は60~70センチぐらい? 思ったより大きかったです。