雪組 朝美絢トッププレお披露目公演『愛の不時着』、無事本日大千秋楽。
おめでとうございます!
昨日、2024年12月27日 11時公演を観てきました。
終演後にランチに行って話し込んでしまい、昨日は感想UPできずで…配信も流れた後の今頃UPします。
目次:
12月27日11時公演、梅芸の正面入口前。
せおっち(瀬央ゆりあ)のチケット出しの列に並ぶ人の多いこと!
普段、チケット出しを見る機会がないもので…びっくり!!
おっそ〜い更新ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。
⚠️感想は個人的なものとご理解いただける方はお読みください。
下、「愛の不時着」っていうタイトルが読みにくい、ちょっとダサい。
使われている映像も、画素粗い映像(わざとかもですが)で美しくはなかったな。
世界的に大ヒットドラマ『愛の不時着』が宝塚に
公演ラインアップが発表された時の驚きと言ったら!!
あの、あの! あの!!『愛の不時着』を宝塚で上演するですって?
日本でも社会現象、とまで言われた人気ドラマですから、お披露目に注目作を貰えたことで、劇団愛を感じました。
宝塚で舞台化する前に韓国人キャストで舞台化はされていました。(2024年2月)
今回の雪組公演では、ドラマにどこまで迫れるか、1話が70〜110分で、16話もある作品を2時間半に収めることができるのかという心配もあり、ぜひとも観なくては!
友人が梅芸2次で当ててくれて(ワタクシ惨敗)観てきました。
2024年観劇納め。
ドラマは観た方がいいのか観ない方が良かったのか?
ドラマと舞台のギャップは大きかった…
短く見積もって1話70分で16話、恋愛あり、復讐あり…を2時間半に収める、ってそもそも厳しい😥
ドラマは長いだけに、エピソードてんこ盛りで、取捨選択が難しかったと思います。
壁ドンあるし、シャンプーのことで緊急用の電話を何度も使うし、アロマキャンドルで迷子のセリを探すし、
そうそう、南朝鮮のドラマの通り、「お取り込み中」で危機を脱する場面(結局捕まる)もありました。
第5連隊の小ネタも言い出したらきりがないけど
ストーリーをわかりやすく2時間半に収めるには、泣く泣く割愛された場面がたくさんありますね。
個人的には、連れされたユん・セリを連れ戻しにバイクで追いかけてジョンヒョクが負傷する件、手に汗握ったのですが、舞台では無理だわ…^^;
ドラマを観ていて良かったと思ったのは、
結構エピソードや前段階を端折っているので、初見だと意味がわからないのでは?と思った箇所があったので観ててよかった、と思いました。
あった、あった!このシーン、とドラマをなぞりながら観れたこと♪
ドラマを観ないほうが良かったと思ったのは
ストーリーも見た目もすごくドラマに寄せていて、さすが宝塚、タカラジェンヌは再現度を上げてるな、とは思うものの、
ドラマ(2次元)と舞台(3次元)という根本的違いと
描く時間が絶望的に短いゆえの物足りなさを感じてしまうこと。
ざっくり感想
朝美絢
抑えた演技でニヒルな感じ❤
それなのに、好きになった弱みで強気で元気なセリ(演:夢白あや)に振り回されているのがおかしく、かわいい。
ツンデレが似合う〜^^
夢白ちゃんとの並び、『仮面のロマネスク』以来ですが違和感なし。
まだ1作目なので、これからの2人がどんなお芝居を作っていかれるのかとっても楽しみです。
夢白あや
自身もCEOという立場にある財閥家の超お嬢様で、元気いっぱいだけど気が強くてちょいわがままなユン・セリ、これあやちゃん、はまり役では?
過去のトラウマを抱えているけれど、そこは深く描かれず。
これ以上、エピソード詰め込むととっ散らかって大変。
あーさとの並び、可愛かったです♪
瀬央ゆりあ
ク・スンジュンって、あまり出番多くないけれど、2幕のソ・ダンとのやりとりは、泣かせるし、その後がドラマすぎる…
せおっち(瀬央ゆりあ)も、ク・スンジュン、ハマり役、
軽いというかチャラい感じだけれど、「いい奴」で泣かせる感じ、巧い。
華純沙那
ソ・ダン役に華純沙那ちゃん、と発表されたときは、全然まるこちゃん(華純沙那)とイメージが違うのでどうなる??と思ったけれど、
クールでちょっと屈折した感じを出すお芝居がお上手でした。
そして何より!! 歌唱が素晴らしかった!
歌唱が素晴らしく、歌い始めると場が引き締まりました。
幕間にも、客席で華純沙那ちゃん良かった…という会話が聞こえてきました。
今日、千秋楽ライブ配信、ライブ・ビューイングをご覧になった方が呟かれたのか、
「華純沙那」がXのトレンドに入っていました。
諏訪さき
すわっちも悪役頑張ってましたね👍
とにかく立ち姿が美しいので、キリッとした軍人役が似合います。
貧しいところから這い上がってきたので、手段を選ばず更に上を目指して悪事に手を染めていて
ジョンヒョクのお兄さんに見咎められ殺し、今度は弟のジョンヒョクまでも…という執念深く追いかけて…
2番手役の敵役で美味しかったね♪
フィナーレでは、堂々の一人舞台も務めて…ひとりであの空間を埋めるのは凄い!
官舎の近所のオンニたち
ドラマのオンニたちのキャラが濃ゆい〜w
それに合わせて、杏野このみ、愛すみれ、愛羽あやね、白綺華の4人も、どなたがどのお役かわかるぐらい、きっちりキャラ立てて、見た目も寄せていました。
あっぱれ!
あんこさん(杏野このみ)が面白い、アノ人!!
第5連帯のみなさま
ネチネチ嫌なヤツ、チョ・ピスのまなはる(真那春人)、振り分けでた時に絶対まなはるだと思ってました。
ドラマだともっとやらしーけど、チョ・ピス味を再現!^^
エンリコ(苑利香輝)が髪型のせいか、ドラマのクム・ウンドンにそっくり!可愛かった^^
イケメンのシャンタン(壮海はるま)、韓ドラ好きのジュモクののりぴー(紀城ゆりや)も役柄に合ってましたね。
奏乃はると
政治局長、絶大な権力を持っているジョンヒョクの父。
さすがの貫禄のにわにわ、ちょっとぐっときた!
桜路薫
ユン・セリの兄だけど、ユン・セリの死を願っているし、裏社会と取引しているダークな男、セヒョン、好演。
クールでたまにしか出てこないけど、好きだわ。
原作ドラマに忠実な 和奏樹、美影くらら
和奏樹くん演じる広報チーム長。
原作に寄せて、でっぷりお腹、肉襦袢?? コミカルでいいですね。
上司のセリに振り回されている一人で、声を聞いたら蕁麻疹が出るのをちゃんと演技に入ってました。
死んだはずのセリが戻ってきて、本物かどうか疑うみんな…広報室長は、袖を捲って蕁麻疹が出てるのを見て、セリだ、と確信していました(笑) ←上手の方で
美影くららちゃん演じるソ・ダン(演:華純沙那)の母、ドラマのお母さんにそっくり!!
かつらもですし、仕草なども随分研究されたのかしらね?^^
『愛の不時着』は舞台では限界がある素材
ストーリーはドラマと一緒でも、舞台は、別物、と思いました、
宝塚版(舞台)はドラマのようにはできない場面もあり、薄味ですね。
でも、何と言っても、宝塚ですから、キャストが良かった!
新星雪組を盛り上げる気概を感じましたし、
『愛の不時着』を演るんだ、という意気込み、演じるのも楽しそうで
観ている私もとても楽しかったです!
やっぱり、宝塚歌劇はいいなぁ、と思った次第 ^^