残すところ2024年も数分となりました。
宝塚歌劇110周年は、予定通りの行事をこなすことはできませんでしたが、
5組足並みを揃えることができました。
2025年の宝塚歌劇についての個人的予想を書きとめておきます。
目次:
トップスター・礼真琴の退団における星組人気を不安視
武道館コンサートのチケット争奪戦が熾烈を極めたようですね。
退団が決まったこっちゃん(礼真琴)の、選ばれしトップスターしかできない武道館コンサートですものね。
「星一強」の人気は、星組の組子人気はもちろん、何と言っても礼真琴人気だと思っています。
そのこっちゃんが、8月11日で退団されます。
キュートな容姿なのに、低音イケボ、キレッキレのダンスに心を震わす歌唱、さらに、
コメディエンヌとして、新たな魅力を見せてくれたのが『記憶にございません!』でした^^
公演のたびに、今度はどんなこっちゃんを見せてもらえるのか、と期待でいっぱいでしたから、寂しくなりますね。
トップ、2番手、3番手の3人中2人が抜け、宙組から1人補充は、組カラーが変わりそうで…8月以降の観客動員が心配です。
組カラーを変えるのは、劇団の意図なのかもしれませんが。
花組へ人気の極美慎組替えでこちらもテコ入れ?
宝塚大劇場の『エンジェリックライ』チケット余りは、スターさんの責任ではないと思っています。
が、劇団としては、人気のきわみで「補強」しておきたいのかもしれません。
筆頭組が弱い、と言われるのは心外ですし。
個人的には、永久輝せあ、聖乃あすか、極美慎の美しすぎる並びに期待しています。
また、星組育ちの極美慎が、どのように変貌を遂げるのかも楽しみです!!
こちらは、期待、かな^^
宙組はようやく組が正常化して生え抜きトップ・桜木みなと誕生へ
2023年9月の悲しい事件から2年、いよいよ宙組始まって以来の生え抜きトップ誕生ですね。
代替わりは、組の雰囲気を変えるチャンスですから、ずんちゃん(桜木みなと)には、今までの空気を取り払って、呼吸のしやすい組を作って欲しいなと思います。
95期の仲間2人(水美舞斗・愛すみれ)も組替えで来ますから、心強いですね。
こってぃ(鷹翔千空)は現在4番手ですが、
4月末から現在3番手のもえこ(瑠風輝)が星組に異動で抜けるので…
桜木みなと、瑠風輝、鷹翔千空、のはずが、
桜木みなと、(瑠風星組へ)、鷹翔千空、でこってぃ2番手??
ん〜、まだ早い!
というわけで、2番手にマイティ(水美舞斗)?
だとしたら、同期トップの下で2番手務めるのは2回目…
これはもう気の毒すぎるので、いいことあるといいですね!
雪組に瀬央ゆりあを投入で今後が混沌
現在2番手?位置に縣千のいる雪組に、せおっち(瀬央ゆりあ)が組替え…
先日観た雪組『愛の不時着』でも、2番手役は諏訪さきちゃんで、せおっちのお役、ク・スンジュンは別格路線のお役でした。
公演中に、せおっちが雪組への組替えが発表され、もう雪組子となっています。
大劇場公演『ROBIN THE HERO』にもご主演が決まっていたけれど、水面下で組替えが決まってたのですね。
今から同期のトップ・朝美絢の2番手になるのか、興味津々です。
101期のあがちんは、2番手位置にいますが、今すぐ2番手にあがるかしら…??
月組同期のぱる(礼華はる)は現在3番手。
宙組同期のこってぃ(鷹翔千空)は上述したように3番手位置だと思っています。
あがちんも、もう少し歌唱力をブラッシュアップして満を持して上がってほしいですけど…どうでしょうか?
月組は安泰?
来年の『GUYS AND DOLLS』でのトップ退団はないと思っていますので、今のところ月組は安泰、かな?
また、トレードなど、月組を巻き込んだ組替えが発表されるかもしれませんが…
専科はスター専科がゼロになる
もともと、専科の定義はWikipediaによりますと
「組ではなく特定の組に所属しない一芸に秀でた生徒の集団である」
確かに、現在所属されているのは、歌唱やお芝居で厚みを出してくださるベテランの生徒さんが多いです。
スター専科を始めたのは、轟悠さんのころから、かな?
その後、カチャ(凪七瑠海)、マイティ、せおっちが続きました。
専科は、最近では、劇団が都合よく人事の調整に使うイメージがありましたが、本来の専科に戻った、ということなんですね。
スター専科は、他の専科さんにも、スター専科さんにもなんだか失礼な感じがするから、これで良かった…。
伝統を守るのは「良いこと」だけにしてほしい
宝塚歌劇団は、110周年の歴史の上にあぐらをかかないでほしいです。
劇団の努力、生徒・スタッフの努力もありますが
母から子、孫へと宝塚ファンのバトンを繋いで応援し続けてきたファン、
生徒さんのために惜しまず応援するファンがいてこその人気です。
宝塚歌劇が始まった頃のエンタメは現代と比べ物にならないほど少なく、競合も今ほどではなかったでしょう。
手軽にエンタメを楽しめる時代になり、ファンも選択肢が増えています。
伝統の名のもとに、刷新を怠っていたら2023年の悲劇はまたおきるかもしれません。
労基の立ち入り調査も再三入っているようですし、しっかりと改革に向き合っていただきたいですね。
宝塚音楽学校の2025年度の生徒募集で、応募資格から「容姿端麗」がなくなった、というのも改革のひとつかしら?
宝塚歌劇こそ、ルッキズムの最たるものだと思っていたので、とりあえず、時代に合わせときました、という今更感がすごいw
総合芸術としての宝塚歌劇は、素晴らしいものを作り続けているので、その伝統は守っていただきたいです。
2025年、ファンが大喜びするような未来が待っていますように!