宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

壬生義士伝 上下巻 読了♪

現在 東京宝塚劇場で公演中の 壬生義士伝の原作を読みました。

 

上下巻あり 図書館で借りていたので 少し間隔が空いてしまい 通しで読むのと感動の大きさが違うと思うので さらっと 感じたことをメモっておきます。

 

せっかく読んだので 書いておかないと!

 

図書館の期限が迫ってたから 必死で読みました。

 

 

190611壬生義士伝    190725壬生義士伝2

 

壬生義士伝は 宝塚歌劇で舞台化される、と聞いて すぐに アマゾンプライムで映画を観ました。

 

昔 読んでから観るか 観てから読むか っていう 角川のCMありましたね。

 

目から入ってくる印象はすごく強いので 先に映画を観てしまうと それが基準になってしまって。

さらに 生の舞台を観て ライブ故の熱量を感じたので 本は、答え合わせ的に読みました。

 

だいもん(望海風斗)が 本が泣けるので…と 組長さんとのトークで言ってたのに全然 泣けなくて。 汗

 

どこだどこだ?と思いながら 読み終えた 上巻。

 

あくまでも 私の感想なんで さらっと流していただけたら幸いです・・・

 

 

 

雪組公演を観ている時に 思ったんですが 

 

妻子を食べさせるために 脱藩までして 銭こ稼ぎに精を出した吉村貫一郎

自分はひもじい思いをして 身なりも構わないで 故郷に残した愛しい妻と子に

せっせと送金をして。

お金のためならば 他人がやりたがらない汚い仕事を請け負って たくさん人を殺めました。

 

故郷に残した妻子のため、それが彼の義であったと思っていたのですが・・・

 

戊辰戦争の折に 錦の御旗に向かって 砲弾を浴びます。

死を覚悟した上で 武士の義のため、と。

 

ここで死んだら ふるさとの子どもたち 病に伏せる愛妻・しづはどうなってしまうのか?

 

この期に及んで宗旨変え??

ダブルスタンダード?? とちょっと 疑問に思いました。

 

貫一郎は 当時では珍しい 家族思いの男だった…が 

やはり義のために死すのが 武士の本懐と心得ての行動だったのか??

 

どーーーーーーーも、ゴックンできないのでした。

 

劇場では 涙なくしては観れないお話でしたが。

 

それでも 最後の最後に泣きましたね。予想だにしないところで。

 

壬生義士伝は 貫一郎の話を尋ね歩く男に 答える形での関係者のモノローグ、書簡、

貫一郎の今際の際でのモノローグで進みます。

 

下巻では 斎藤一や 大野次郎右衛門の中間・佐助のモノローグや

大野次郎右衛門の息子・千秋の書簡、

貫一郎が見ることも 抱くこともできなかった 末っこの貫一の思い出話…。

 

貫一郎を知る人たちの口を借りて 彼を語ることで 浮かび上がる彼の生涯。

 

これ 朝倉かすみ著「田村はまだか」に似てます。

同窓会で田村が来るのを待つ友人たちが 田村の思い出を語り合い

「田村」の人となりが見えてくるのです。

 

下巻には 貫一郎亡き後の 長男・嘉一郎と 大野次郎右衛門の長男・千秋とエピソードや

嘉一郎が 秋田で善戦したこと、箱館で戦ったことなども仔細に書かれていて

胸が痛くなりました。

 

長編で 貫一郎が主人公なので 映画でも舞台でも割愛されていますが

盛岡 雫石で苦労した妻子のことを思うと胸が痛くなりました。

 

嘉一郎は 父の送金してくれたお金でなんとか育ちましたが それを恥じていました。

脱藩は罪で その脱藩した父からのお金で育ったことを。

 

妻子のため、と身を削って 守銭奴とののしられようと 汚い仕事に手を染めても

得たお金は南部に送っていた 貫一郎の苦労が 虚しいものだったと知ってまた苦しい。

 

嘉一郎は武士として 散っていきました。

 

次男の、父をしらない貫一は 大野次郎右衛門の中間の佐助に背負われて

越後の豪農のもとへ養子としてもらわれていきました。

 

立派な屋敷に通されてひれ伏していると 主人の江藤彦左衛門が出てきて

「立派な南部武士の子が、百姓に頭なんが下げではならね」と諭します。

 

ここで かなり涙腺が危なかったのですが

 

 

候文の書簡が 最後に 載っています。

とても読みにくいのを読みすすめると

 

最後に

大野次郎右衛門 拝  江藤彦左衛門 御待史 とあり、

 

立場上 貫一郎に切腹を申し渡さねばならなかったことを 申し訳なく思っていた

次郎右衛門の 貫一郎の遺族への思いやりが心にしみて

涙腺崩壊。

 

映画でも舞台でも 大野次郎右衛門の描き方はあっさりとしていますが、

小説では その活躍ぶり 温かい人柄などが描かれていて 

映画や舞台とはまた 一味違う 原作でした。

 

盛岡 南部 雫石 いつか行ってみたいな、と。

 

誇り高き 南部の武士の心意気が今も脈々とどこかに息づいているかもしれないですね。