いいもの見せてもらいました、と満足な作品でした!
2019年10月10日 15時公演観てきました。
初日映像を観る前に、公式HPで人物相関図を見て 記事を書いてる最中に、ムショーに見たくなり、もともとの予定の11月まで待てそうにないので 即HPで2階A席センターのチケット購入。
やっぱりね、こうやって 普通に観たい、と思ったお客さんが買えるように 生徒の会にたくさんチケット下ろしてしまわずにチケットセンターにも置いておかないと、新たなファンをつかめないと思うんですけど。
I AM FROM AUSTRIA 日墺国交150周年の記念すべき年に 新しいウィーンミュージカルの初演を宝塚で!と気合が入ってましたが、母国・オーストリアで人気なのもうなずける楽しい作品でした。
ポスターには、6人が登場してますが、なんと言っても 敢闘賞は 組長・光月るうさんです!!
そして 風間柚乃くん大躍進でした!!
さすが齋藤吉正先生、オープニングも凝ってます!
齋藤先生の「風の次郎吉」が最高に楽しかったんですが あの作品も、幕が楽しかった記憶があります。
今回も、主演の二人の横にカウントダウン。
ま、カウントダウンと言えば、稲葉太地先生の「Cereblity」も紗幕にカウントダウン映像が映し出されて楽しかったね。
1幕 ↓ UCC(上島珈琲)の冠公演なので ジョージとエマはコーヒーブレイク♪
2幕 ↓
2幕では エードラーホテル名物、エードラートルテも登場してますね^^
で、一幕は この絵に たまきち(珠城りょう)と美園さくらちゃんの顔写真がオーバーラップしていき、そこから、主要キャストの紹介になります。
ここで ポスターの6人の他に 光月るうさんと風間柚乃くんも登場します。
るうさんとおだちん(風間柚乃)は出番も多く、おだちんは、ありちゃん(暁千星)を凌ぐ勢いでした。
いきなり キャスト別感想!
気持ちがホットな内に書いておきたいから(実はすぐ忘れる。年は取りたくないわ) もう書いちゃうw
ネタバレしてますので 知りたくない方は読まないでくださいね。
光月るう
ウィーン版でもエルフィーが客席の笑いをとる、と観てこられた方のブログで知りました。
もう、るうさんのお芝居は自由自在で 色んな場面でカメレオンのようにw その雰囲気に合わせて演じられて それがまた面白いの!
このお役は相当こなれた方でないと無理だと思うので ただの老け役ではなく 芝居巧者であることが求められる奥の深い役です。るうさん素晴らしかったです!
そして エルフィーというお役はエリザベートのゾフィやマダムヴォルフのように 男役さんが演じて丁度いいぐらいの骨のある役です!
珠城りょう
長らく月組の女帝として君臨してきたちゃぴ(愛希れいか)や色気だだもれ 89期美弥るりかというドル箱のお二人が相次いで退団され たまきちとさくらちゃんの月組どうかしら?とちょっと心配気味でしたけど、私の中では もうおふたりとも外の舞台で活躍されてますし もう過去のこと。
今の月組が 思いの外 すんなりと入ってきたのは…さくらちゃんという全く新しいキャラの相手役さんと組んだからかもしれません。新鮮です。
たまきちは 前述のお二人に気遣いがあったような印象を持っていたのですが、やっとたまきちがたまきちらしくトップでいられるようになったのでは、と思ってます。
これから本領発揮ですね。
で、ジョージはお坊ちゃんでとってもハートフルな青年。母親とはちょっとギクシャクしてるので 彼はフランツ、と呼ばれていて、パパ(鳳月杏)は こっそり ママのことをゾフィ、なんて呼んでますw
美園さくら
いや~ 美園さくらちゃんのことは 以前は正直苦手なタイプでした。謎のキャラクター^^;
でも ON THE TOWNで何を演ってもお上手ですし これでこそトップ娘役だわ、と思いました。
(某組の謎の抜擢の娘1とつい比較してしまい…)
この I AM FROM AUSTRIAという作品、ウィーンでは ハリウッド女優・エマが主人公なので エマの歌唱場面が多く、もちろん出番もセリフも多く 目立っていました。
幕開けすぐのソロから もう何度も歌唱で泣かされました。
今後にも期待大です!!
月城かなと
2番手、おめでとうございます!!
エマのマネージャーのリチャードは、悪い男、というか「イヤラシイ」男です、腹黒系。
れいこちゃん(月城かなと)は、嫌味な感じ全開でスパイス役としてよかったです♪
鳳月杏
ちょっとママ(海乃美月)に気押され気味のパパを好演。軽妙洒脱なユーモアあふれるお父さん。こんなパパが欲しい~~!! でも夫婦関係は…微妙な空気が流れていますが…
口ひげもお似合いでスタイルも抜群!! やっぱり 花組の「はいからさんが通る」に青江冬星役で特出すべきだと思います!! 強く思ふ!!
ちなつちゃん(鳳月杏)のお歌にも泣かされました。ロミーとの出会いを歌で綴るところ。巧いわ。
月組に戻って また新たな化学反応で、いいもの見せてくださいね~ 楽しみ♪
切々と思いが伝わってきて… 回想シーンを ヴォルフガング(鳳月杏)の影を蘭尚樹くん ロミーの影を叶羽時ちゃんがダンスで表現するところも 切ないメロディラインと相まってこみ上げてくるものがありました。
海乃美月
しっかりものの女社長役、ハマってました! なにせ、夫が髪結いの亭主風なので いつもホテルのことばかり考えてカリカリしてる感じですが…
あの、初日映像にあった うみちゃんのダンスシーン、久しぶりに弾けてました!!^^ あこだけなんか 芝居の流れから浮いてますけど。ちょっと取ってつけたような一場面に思えました。
まぁ、パーティだからいいか…
暁千星
サッカー選手でスーパースター、という設定だけど 前半は出てこないので ありちゃん(暁千星)は、主な出番は2幕なので 1幕では、製菓部できよら羽龍ちゃんの隣で泡立てやってます^^
まぁ 海外ミュージカルは番手なんて関係ないから 仕方ないのですけども、ちょっともったいないですね。
がっ! いざパブロ・ガルシア、登場すると…格好いいのですが 訛ってるw
スペイン語圏の人だから ドイツ語との差を出すためだと思うんだけど ちょい田舎臭い。
あれ~~?? スーパースターなのにぃ…見た目 革ジャン羽織って格好いいのに…w
で、甘えん坊設定? ギャップ萌え? エルフィーに懐くパブロ 笑 子犬のように…w
それでも マッチョマッチョのナンバーが楽しくて! 銀橋に出たありちゃんがセンターでパワフルに踊れば 後ろの舞台いっぱいに広がった組子もマッチョマッチョ♪とノリノリで 客席の手拍子ものりの~~~り♪
風間柚乃
前から芝居巧者だとは思ってましたけど 新公で演じた武蔵や チェ・ゲバラのカストロなど骨太なお役が似合いますね~♪
今回は打って変わって ダメ男w エマの訪問をSNSで流すわ 車を大破させるわで いろいろとダメ男ぶりを発揮して笑わせてくれます。
あの、最強コメディエンヌのるうさん演じるエルフィーとなかよし設定で ますます面白さが強化されてる!
ぽよぽよしてて可愛いです。カストロからのギャップ萌えw
夏月都
今回は普通のお母さんでしたw またキョーレツな個性発揮の母さんかと思ったけど。エマが家出してしまって一人故郷で帰りを待ってる寂しいお母さんでした。
白雪さち花
芸達者でキョーレツな個性を出せるのがさち花ちゃん。今回はツアー会社の社員でヴォルフガング(ジョージのお父さん)と懇意、という役どころ。
ちょっと愛人臭がぷんぷんするんですけど キャラは割とアホキャラで一歩間違えば「痛い」んですが ギリギリのところで 「巧い」から踏みとどまってます。
ぽよよ~んでおなじみの かつみ♥さゆりのさゆりちゃんみたい。声がね…面白かったです!
ラスト 大団円でめでたしめでたし、みんなが笑顔で泣けてくる!
オーストリア出身ということを隠して ハリウッドで成功したエマは 自分の故郷が温かく美しかったことを思い出し その誇りを取り戻しました。
だから この I AM FROM AUSTRIA というタイトルなんですね♪
ジョージとともに逃避行をするところは ちょっとローマの休日ぽいですね。
アン王女を連れてローマをVESPAで案内するみたいに、ジョージはヘリコプターで案内して機上デート。
オスカルを乗せたペガサスでも使ったクレーンがグィーンと客席上までヘリを運んでくれて…
次回は1階なので 下から見上げて楽しみたいです^^
マネージャーのリチャードが画策した エマとパブロの婚約発表は エマがジョージへの思いを打ち明け、なんと パブロはフェリックス(風間柚乃)への思いを打ち明け ジョージの両親、ヴォルフガングとロミーも愛と信頼を取り戻し みんなめでたしめでたし。
ここでも エマ役のさくらちゃんの歌唱に泣かされ、幸せそうなみんなの顔を観てるだけで こみ上げてくるものがありました。
エリザベートのように ズシンと余韻はありませんが 幸せな気持ちで劇場を後にできる作品です。
コメディなのでw 公演数を重ねれば もっとこなれて面白いと思います!!
次は新公観て、11月には もう随分こなれていると思うので楽しみです!
観劇予定の無い方はぜひご覧になってみてください♪
笑いポイントを書こうと思ったけど 長くなりすぎるので止めておきます ^^;
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