宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【花組】『エンジェリックライ』正直感想《未見の方ご注意ください》

昨日の『エンジェリックライ』『Jubilee』東京宝塚劇場公演の先着販売。

 

10時ごろにサイトに入ろうとしたら、アクセス集中していて…

もしや?と思えば やはりあっという間に全席売り切れてました。

 

これで劇団もホッと一息、ですね。

 

なぜか宝塚大劇場公演のチケットは、若干数とは言え、まだ△の所がありますし

譲渡サイトでは、相変わらず値下げチケット出てます。

 

東京公演は、一体どんな作品なの?と興味が湧いての完売か、と想像!

 

実際、宝塚大劇場で観たかぎり、空席は無いばかりか、立ち見の方もいらっしゃいました。

 

2階の空席状況はわかりませんが、ひとこちゃん(永久輝せあ)が客席降りで1階の最後列付近まで行く、と知って立ち見も売れたのかもですね。

 

ショーの客席降り、東京宝塚劇場は、宝塚とは通路の数が違うのでどうなるのでしょうか?

 

 

ようやくの『エンジェリックライ』感想です。

 

10月17日11時公演にNHKらしき?カメラが入っていました

観劇した10月17日11時公演は、NHKと思しきカメラが1階だけで計5台入っていました。

 

NHKは、現在宝塚歌劇の放送をしていません。

 

2024年10月16日、NHKは深刻なセクハラが問題になった旧ジャニーズのタレント起用再開を発表しました。

 

宝塚歌劇もこれに続けるのでしょうか?

 

NHKは今年4月

NHK大阪は18日、大阪市内の同局で定例会見を行い、BSで定期的に行っていた、宝塚歌劇団の舞台などの放送について、現時点で再開する予定がないことを明らかにした。

 昨年9月に歌劇団の俳優女性(25)が亡くなって以降、放送はされておらず、この日、森田正人局長代行が「今のところ放送の再開は考えていない」と、方針を示した。

引用元:デイリースポーツ NHK 宝塚歌劇の舞台放送再開は未定 ハラスメント再発防止取り組み「もう少し見守る」2024年4月18日

 

宝塚歌劇団はセクハラ、パワハラが週刊誌に取り上げられ、再三の労基署立ち入り、是正勧告を受けたことが発表されました。

 

勧告を受けると、指定された期日までに違反の状態を解消し、労働基準監督署に「是正報告書」を提出しなければないそうです(弁護士法人ALGサイトより)。

この報告書が提出されたことが確認できたら、NHKも放送OKになるのかしら?

 

劇場に映像撮影カメラが入っていたのは…(遭遇率高いです)

『ベルサイユのばら』   7月19日金曜日

『記憶にございません!』 8月29日木曜日

『エンジェリックライ』  10月17日木曜日

 

水面下で着々と放送の準備が進められているのかもしれません。

 

放送するしないにかかわらず、映像を撮っておかないとNHKもコンテンツ不足になりますもんね。

 

 

 

 

以下 思ったことをストレートに書いています、ネタバレもあります ので、

『エンジェリックライ』未見の方、

すでに観て、気に入っておられる方は、念の為ブラウザバックお願いします。

 

人の感想は十人十色とご理解いただける方のみどうぞ。

 

駄作ではないが…お子ちゃま向けなドタバタ感が残念でした

あ、何度もことわっていますが、あくまでも管理人・happyの感じたことですので。

 

今、この文章を読んでおられる方が感動作、と思っておられたら、感動作なんです。

感想の正解はひとつではないです!

 

ファンタジーというのは、ありえへん世界、非現実的なことを描いています。

その「非現実」を楽しめるかどうかが好みの分かれ目。

 

『エンジェリックライ』は、大人から子供まで楽しめる、毒の無い作品です。

 

だから個人的に(←ここ大事)刺さらなかったのかもしれません。

 

ギラギラした負のエネルギー不足。

聖乃あすかちゃんの悪魔=フラウロスももっと輪郭を濃く描いてほしかったと思ってます。

 

憎しみや苦しみなどがあるからこそ、その後に訪れる成功や幸せを色濃く感じることができます。

 

陰惨な悪党が登場するからこそ、正義のヒーローはより輝きを増します。

 

星組公演『RRR』で総督の妻・キャサリンが冷徹無比で残虐だったからこそ、観客は、ビームに心を重ねて頑張れ! 民衆に自由を!と物語世界に入り込めたように。

 

今公演は、子供さん、および、子どものようなピュアな心を持った方はヴィジュアルも受けて楽しく観ているご様子。

 

スカイステージの稽古場情報で、美風舞良さんが、少年ぽいひとこちゃんにキュンキュンするとおっしゃってました。

 

確かにその一面はあるのですが、

演出のせいか、キャストのセリフ回しが軽く幼く感じました。

 

だからこそ学生・子どもに受け、ワタクシは物足りなさを感じたのかな…と。

 

学生の団体は、『エンジェリックライ』は楽しんで、『Jubilee』は子守唄になっていたそうです…逆ね〜 ^^;

 

風呂敷広げすぎ〜、すなわち、ホラ!!

宝塚歌劇公式HP、『エンジェリックライ』の公演解説の冒頭、

天界一の大ホラ吹き、天使アザゼル。類まれなる美貌と聡明さを持つ彼だったが、その大変なる素行の悪さから、ついに天帝の怒りを買ってしまう。アザゼルは一切の能力を封じられ、修行と称して人間界へと堕とされてしまうのだった。
天界へと帰る方法を模索するアザゼルだったが、天使としての能力と共に、なんと嘘をつく能力も封印されてしまっていた。人々に真実の素性を語るも、あまりの荒唐無稽さに相手にされず、ホラ吹き呼ばわりされてしまうアザゼル。途方に暮れ、飲んだくれる彼は、一人の女性と出会う。彼女はエレナと名乗り、トレジャーハンターだという。

引用元:宝塚歌劇公式HP

 

重箱の隅をつついている、と言われるかもしれませんが、

 

「天界一の大ホラ吹き」て、ストーリーに関わるような大ホラを吹くのかと思ったら…

 

大山鳴動して鼠一匹。

 

大ホラというより、ショームなーい嘘。 ジョークジョーク、と流せるような、軽〜い嘘ばかり。

拍子抜け _(┐「ε:)_  ズコー

 

天界一の大ホラ吹き」という文言こそ、大ホラだったというオチ。

 

誤)途方に暮れ、飲んだくれる彼は、一人の女性と出会う(公式HP)

正)途方に暮れていたところに現れた女性にお酒を奢ってもらい、2杯目もおねだり

 

トップスターが、トップ娘役さんの「尻に敷かれてる」のは、ある種の萌えであり、キュンポイントですね♪ ^^

 

⚠️ 以下重要なネタバレあります、未見の方、ご注意ください

 

 

 

エレナの出自にまつわるごっくんできない筋書き

『エンジェリックライ』についてなんの疑問も抱かず、いい作品だと思っている方も多いと思いますが、残念ながらワタクシにはちょっと無理な設定がありました。

 

 

 

 

天界の人間観察省のアズラエル(演:美風舞良)は、かつて人間界に人間観察に行った際、現・宝石商のフェデリコ(演:凪七瑠海)と恋に落ちました。

 

これは、あり。

 

そして…ここからが嫌すぎる。orz

 

アズラエルは、フェデリコの子どもを身ごもって出産、名前を「エレナ」と付けて人間界から去りました。

人間界でのアズラエルを朝葉ことのちゃんが演じています。

 

天使は神の使いであり、神聖な存在

恋に落ちるのは、感情の動きだからまだ理解できますが、

妊娠など、私には生々しすぎて受け入れられないです。

 

天使に子宮があったんかい! という大いなる疑問。

 

聖母マリアのように処女懐胎としても、マリアは人間ですし。

 

天使という神聖な存在が、ドロドロドロドロ…穢れた気がするワタクシ。

 

ひょっとして??と途中から気づいたけど、まさか…そのまさかでした。

 

ここさえOKでスルーできれば感動!になるのかしら?

 

天使は居てほしいから居る、演出家の言葉

天使、神様などは、実在しない、というか

目に見えたり、触ったり出来ないものです。

 

人間の頭の中、心のなかにある「概念」みたいなものです。

 

「天使は居てほしい、が先にあってそれに呼応して爆誕する」、とプログラムの言葉に谷貴矢先生は書かれています。

 

これぞ、何でもあり、ファンタジーの真髄。

 

天使は居てほしいけれど、ワタクシの場合、実在してくれなくていいなあ。

形になった途端に興ざめしそう。

 

天使は「尊く神聖な存在」という概念だけでいい。

 

だから、天使が妊娠なんていう俗っぽさというか生々しさが、

人間と同じ行為をすることが…

受け入れられなく、ここは激しく嫌悪です。

 

妊婦の天使が居てほしいから、妊婦の天使爆誕、ということですね。

 

ファンタジーって、こういう何でも有りで丸め込むところが苦手、私はね…。

 

ほかにも小さな、ん??がいくつかありました。

今すぐ思い出せないけど(笑)

 

オールキャスト、ひとこちゃん(永久輝せあ)、星空美咲ちゃんのお披露目公演で気合入っています。

 

人間界では、大勢が小芝居してますので目がいくつあっても足りない楽しい作品ではあります。

歴史物の感動作 マイ・ベスト10

個人的好みとしては、歴史+フィクションが好み(誰も聞いてないw)

歴史+感動のマイ・ベスト10

ベルサイユのばら(食傷気味ながら…一応)

エリザベート

1789

桜花に舞え

阿弖流為

MESSIAH

桜嵐記

巡礼の年

蒼穹の昴

うたかたの恋

 

感動の史実プラス、演出家がお役に魂を吹き込んで感動間違いなしです!!

 

現在のところでは、星組の極美慎主演のバウホール公演『にぎたつの海に月出づ』が楽しみ。

チケット難必至〜〜〜〜〜〜!! (号泣)