宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【雪組】夢介千両みやげ、キャスト別感想

初回    初日から7公演目 休み明けの木曜日11時公演

2回目 初日から27公演目 休み明けの木曜日11時公演

 

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マイ初日から20公演を経ての4月7日は、前回よりも、公演を重ねた分、緩急がはっきりして、マイ初日以上に色鮮やかで楽しめました。

 

最初の頃に見た時は、夢介(彩風咲奈)が「牛のようにのろま」と言われている割に、そんなにのろまな感じは受けなくて。

 

台詞回しは、たしかにゆっくりで、訛っていて、語尾にも「だべ」と付けてはいるのですが、なにせ、ほら、スレンダーでかっこいい咲ちゃんだから「のろまな感じ」がわかりにくかったし。

 

初見では、ほっこりするいいお話で、ストーリーとツボはわかった!ぐらいでした。

 

でも2回目は、いろんなキャストひとりひとりがキャラ立ちしているというか、輪郭がはっきりしたというか、メリハリがついたというか。

 

セリフも、1回目だと、出演者のセリフと、出演者や演技に対する自分の感想(内言)が重なって、セリフを全部聞き取れなかったりするのです。

2回目は、セリフがするする入ってきて、面白さも一入でした。

 

夢介のじいやの嘉平さん(演:汝鳥伶)も、すごく面白くて…お銀にこんなに嫌味いってたんだ~ってw 

前は頭に入らず、脳みその上を滑り落ちてたんだわ。

マイ初日の何倍も楽しみました。

 

彩風咲奈

本の夢介のイメージとはかけ離れた咲ちゃん。

ほっこりするいい話なら他にもありそうなものなのに、わざわざこの作品を選んだ意味は?と考えてしまします。

咲きちゃんに、チャレンジ役で、芝居の幅を広げてあげようという親心かしら?

のんびり、いい人な夢介好演してました。頑張ってる!

やったことのないタイプのお役で楽しんで演じてるかも?

なんども言うけど、夢介にしてはかっこよすぎるので、不思議な感じで見てます^^;

 

朝月希和

オランダお銀、ちゃきちゃきしてて、本気で夢介に惚れてて、世話焼いたり、ヤキモチ焼いたり、怒ったり、毒婦って言われて落ち込んだり 感情を豊かに表現しててすごくいい!!

いろんな希和ちゃんが観れて楽しいです!!

希和ちゃんが演じた中で一番好きなお役だわ♪

とってもキュート!!

 

朝美絢

コメディだから、超美形のあーさが「なんせこの顔、この器量~♪」と歌っても全然嫌味じゃないw 

笑えるw

2番手は、お硬い作品だと、敵役だったり、親友だったりが多いですけど、今回はそういう絡みはなく、知り合いのひとりとして、助け助けられ、の関係。

女中をお手つきにしちゃうのも、桁違いに金遣いが荒いのも現実だととんでもない事ですが、宝塚の水で洗って、コメディの粉をまぶせば すんなりごっくんできるのね…

コメディだから、2枚目でもさんざんな役ですが、それが可笑しみにつながって、なくてはならない存在。

チャラ男な、なよっとした感じも巧い!w

 

和希そら

雪組に来て 初出演おめでとう♪

三太は17歳設定にしては…大人っぽい。そらくん男臭くなったね!

昔、お銀がおむつを替えてあげてた、というほど年の差を感じず。

雪に来た、そらくんと、希和ちゃん、妃華ゆきのちゃんの96期トリオで演じる場面があり、いいなぁ♪って思いました。

これから、どんなお役を演じていかれるのか楽しみです。

次回 「心中・恋の大和路」でまた一皮むけるのかも?

 

縣千

着流しにピンクの襟巻き姿もかっこいいし、最後にお白州でお沙汰を下す時のかっこよさったら!

いい場面、もらいましたね!

あの立ち姿は…もうトップの風格? 軽妙でいて説得力のある芝居、巧いわ。

いつでもセンターに立つ準備ができている感じ。

 

綾凰華

悪七は船頭をしているものの、ヤクザの一つ目御前の息もかかっていて女房(希良々うみ)に美人局をさせているが最後は…見もの。

一つ目の手下の中では少し目立つお役で良かったね^^

 

汝鳥伶

出番的には少ないのに、心に響く演技をされていて。

金目当てだろ!ってお銀を毛嫌いしているのも面白いです、わかるけど^^

本当に、こういう味のある演技ができる専科さんが少ないのでこれからもご活躍頂きたいです!

 

妃華ゆきの

今回、出番もセリフも多くて大活躍でしたね。

学年もあがってきて色っぽい大人の女=芸者、綺麗でした。

「Sweet Little Rock'n' Roll」では高校生の役で目立つお役もらってて、最近役付がいいですね。

一つ目の差し金で一芝居打ったけど、夢介の性格の良さに惚れ込んで寝返る、という見せ場たっぷりのお役、頑張ってましたね^^

 

他のみなさんも、顔もセリフもわかって楽しかった♪

 

ラスト、みんなが登場しての大団円でめでたしめでたし、ほっこり気持ちが温かくなるハートウォーミングな作品ですね。

 

心が打ち震えるような感動はないけれど、気楽に観て楽しめる作品でした!

 

それにしても昭和臭してましたね。「惚れちゃったのさ~」

「あいしちゃったのよ~」の曲(1965年ですって…)を彷彿

音楽が全体に昭和臭、だから、大衆演劇って言われてるんですね…^^;