本日、雪組の2022年2作目の公演ラインアップが出ましたね。
なんと!! 浅田次郎先生の超大作「蒼穹の昴」!!
ワタクシが途中まで読んで放り出した作品でございますw
「蒼穹の昴」始め、一連の浅田作品を読破されてるヅカともさんに、宝塚で「蒼穹の昴」演るんですって!とLINEでお伝えしたら、
早速 「蒼穹の昴」来た~~!とインスタで叫んでおられました♪^^
ずっと、宝塚でやらないかなって思ってたんですって!
そう言えば、「今夜、ロマンス劇場で」も、宝塚で演ったら似合うと思ってた、とおっしゃってたから、先見の明ありますね~~、すごい!!
で、件のヅカともさんが 随分前に文庫本4冊セットで貸してくださって、図書館で借りてる本と平行して読んでたけど。
返却期限がある図書館本を優先してたら、いつまでたっても読了できず、結局お返ししてしまったんです…。(6年ぐらい前^^)
大失敗!
浅田次郎さんの作品は、「王妃の館」(宙組)、「壬生義士伝」(雪組)に続き三作目ですね。
雪組とは、相性がいいのかもしれません。
ものすごくヘビーなドラマが詰まっています
浅田次郎さんの一大エンターテイメント小説。
シリーズはまだ続いていますね。
激動の清朝末期を見てきたかのようにリアルに描かれていて読み応えあります!!
19世紀末、清朝末期の中国・紫禁城を舞台に繰り広げられる浅田次郎の大ベストセラー小説「蒼穹の昴」の初の舞台化に、宝塚歌劇が壮大なスケールで挑みます。
「汝は学問を磨き知を広め、帝を扶翼し奉る重き宿命を負うておる」──。梁家屯の地主の次男・梁文秀(リァン・ウェンシウ)は、韃靼の老占い師から受けた予言をふと頭に浮かべていた。果たして自分にそのような才覚があるものなのか……。程なくして熾烈な科挙の試験に首席で合格した文秀は、清国の政治の中枢へと否が応でもその身を置くこととなる。光緒帝に仕え、改革派の俊英として名を馳せる文秀と、かつて義兄弟の契りを交わした極貧の少年がいた。その名は李春児(リィ・チュンル)。彼もまた、老占い師から告げられた「その手にあまねく財宝を手にするだろう」という言葉に夢を託し、妹・玲玲(リンリン)を故郷に残し都へ上る。やがて宦官となった春児は、紫禁城に君臨する西太后の側近へと昇りつめてゆく。落日の清国。その分割を狙い、列強の西洋諸国が虎視眈々と迫る中、文秀たちは紫禁城に渦巻く権力への野望と憂国の熱き思いに翻弄されることになる。
人間の力をもってしても変えられぬ宿命などあってたまるものか──激動する時代の流れの中で懸命に、運命に抗い力強く生きる人間たちの勇気、そして希望。文秀の鮮烈なまでの生きざまを主軸にし、宝塚歌劇版としてドラマティックに、華やかに描き出す超大作歴史ミュージカルにどうぞご期待ください。宝塚劇公式HPより引用
本の主人公は、極貧家庭に育った春児(チュンル)ですが、宝塚では、春児の幼馴染の文秀が主人公…そりゃそうだ。
文秀は、家柄もよく、厳しい科挙もパスした秀才です、トップ様のお役にふさわしい♪
春児は、立身出世を夢見て、宦官になって力をつけていく一方で、同郷の文秀は厳しい科挙を制して取り立てられていき、いつしか幼馴染の二人の立場は真っ向対立することになってしまいました…
中国三大悪女のひとり、極悪非道で有名な西太后に仕えるのが春児、長じて李春雲。
「蒼穹の昴」では西太后の仕打ちがひどく、読むのが辛い箇所も多々ありましたが、宮廷の様子は写真にも残っていますし、ドラマにもなったように、衣装がきらびやかでとても美しいので、宝塚にぴったりだと思います
登場人物が多いので、楽しみ!
梁文秀→ 彩風咲奈
春児の幼馴染。村の名士出身。
科挙に合格して進士となり、光緒帝に仕えている。
李春雲( 春児チュンル)→ 和希そら(予想)
文秀の幼馴染。
極貧家庭に生まれ、燃料にするための糞拾いまでして糊口をしのいでいたが、一念発起、宦官となり、やがて西太后に仕えるまでに。
宙組時代に「壮麗帝」で宦官役してて、時の権力者・壮麗亭の右腕のお役を演じてたから…今回も同様のイメージでそらくんかな~?なんて ^^;
⚠これについてコメントいただきました。文秀に相対する役なので2番手のあーさ(朝美絢)が妥当なのはわかってるのですが、本を読んだイメージでは和希そらのイメージでしたし、宦官役がハマるので、私の中の春児のイメージは…そらくんでした^^;
あーさはむしろ、光緒帝とか美しい宮廷の人のイメージです。
李玲玲→ 朝月希和(予想)
春児(李春雲)の妹。文秀に引き取られて、下働きをしているが文秀に思慕の念❤
衣装はみすぼらしいかもですが、ポジションはいいと思います。
あ、やさしい文秀は、玲玲に新しい着物を買ってくれます♪
西太后→ 京三紗、五峰亜季 希望
男役なら、皇后役が似合うりんきら(凛城きら)もありだわ^^
雪組は、古巣ですがどうでしょうか。
言わずと知れた、権力を握り続けるためには、なんでもやってのける恐ろしい女、で通ってる西太后。
女だてらに…と思われがちでも、本の中では、「私はどうしたらいいの?おじいちゃん…」とご先祖の墓に呼びかける場面もあり、広大な中国、漢民族、満州族入り混じる巨大な国家を統べる責任に押しつぶされそうな1人の女、な面も描かれます。
配役が楽しみです!
光緒帝(こうしょてい)→ ?
3歳で即位、実験は伯母・西太后が握り、33歳で亡くなるも毒殺説あり。
白太太(パイタイタイ)→ 専科さん? 意外と愛すみれちゃん??^^
村の老占い師・太白白。昴がおまえを守っている、いつか中華の宝を手にする、という予言を春児に与えます。
他に、光緒皇后、珍妃、瑾妃など貴妃。
李鴻章、王逸、栄禄、日本人新聞記者・岡圭之介…がメインのお役かな?
2番手・あーさ(朝美絢)はどんなお役でしょうか?
今、ぐいぐい来てる縣千は?? かせきょー(華世京)は?
予想もつかない!
2022年10月~11月の公演で、文化庁芸術祭賞狙えそう♪
原田諒先生、初の大劇場一本物作品ですね。
そして、超大作、一大エンターテイメント~~~!!
生田大和先生の「CASANOVA」以来の一本物デビュー♪
これは衣装も美しいでしょうし、内容が濃いから見応えありそうですね!
いつもより多めに観たい感じ♪^^
人物をどう描くか、2時間半にまとめるか、とても大変な作業に思いますが…
硬派な作品が多い原田諒先生ですから、期待大!!
2020年、月組の「ピガール狂騒曲」で、シェイクスピアの「十二夜」をうまくフランスのベル・エポックの時代に置き換えてお見事でした。
そして芸術祭賞新人賞受賞♪
2022年も「蒼穹の昴」が取れたら、宝塚歌劇が3年連続受賞になりますね^^
原作が名作(第115回直木賞候補作)なので、期待してます!!
あぁ、楽しみがまた増えました!!