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【雪組】感動たっぷり!華世京主演『ステップ・バイ・ミー』の魅力に迫る(観劇感想)

2025年8月29日 『ステップ・バイ・ミー』11時30分公演を観てきました。

 

華世京くん、バウホール公演、初主演おめでとうございます!

 

菅谷元先生、演出家デビューおめでとうございます!

 

 

公演解説を読んで、全然そそられなかったが…

演目が発表されて、公演解説を読んでみると…

大切な人にもう一度会いたいと願う心が生み出した、あるはずのない出会いをめぐる“すこし・ふしぎ”な物語。現在と過去を織り交ぜ、未来へ踏み出す主人公たちのひと夏を時にポップで時にノスタルジックな音楽で彩る青春ミュージカル。

引用元:宝塚歌劇公式HP

 

大切な人にもう一度会いたいと願う心が生み出した、あるはずのない出会いをめぐる“すこし・ふしぎ”な物語。

 

解説ではストーリーを掴めず、

「すこし・ふしぎ」、という言葉に不安になったのですが…

 

⚠️ 以下ネタバレあります、未見の方はご注意ください

 

 

 

 

めちゃくちゃわかりやすかった!!

ユージーンの家族関係、友人関係、エイミーとリリー、ライアン教授と製薬会社のジャック。

リリー(星沢ありさ)との関係、父親(奏乃はると)への反発、兄(眞ノ宮るい)との衝突

ベン(諏訪さき)との友情

いろいろ盛り込まれているのに明快です。

 

エイミーとリリー、なぜ瓜二つの女性二人が存在するのか、の謎について、ライアン教授役のじゅんこさん(英真なおき)の説明場面があるのでわかりやすい。

 

説明セリフで終わらせず、ダンスあり、ジャック(咲城けい)登場有りの見せ場のある場面でそういうことか!と腑に落ちます。

 

アレを表すセットもいいですね。

 

随所にくすっと笑わせるセリフがあり、脚本も上手い。

 

出演者について

ユージーン 華世京(106期)

初主演とは思えない落ち着きは実力が裏打ちしているからでしょう。

ユージーンの抱えている過去の重荷、父親への反発も、最後に温かい家族愛で氷解します。

もう泣いちゃう。

等身大のユージーンがすっと胸に入って来るので感情移入してしまいます。

それこそが華世京くんの実力なのだと思いました。

 

大げさな演技ではない、地に足のついた確かな演技が作品の屋台骨を強くしているのだな、と。

 

リリー/エイミー 星沢ありさ(108期)

明るくて可憐な、リリー/エイミーにぴったりの娘役さん。

過酷な運命を背負っているけれど、健気。

ライアン教授への思いや感謝を語るところはまた泣ける。

 

ベン 諏訪さき(99期)

下級生中心のカンパニーの中で、上級生とのパイプ役的立場としての役割をきちんと果たしていて頼もしかったです。

ベンは、恋愛には疎いみたいだけどw とってもいい奴で、彼がアメフトの選手として活躍できなくなったことについて恨み節も言わず、自分の選んだ道、といい切る所、ここも泣きそうになるポイント。

 

ジェシカ 華純沙那(104期)

リリーの友人役のまるこちゃん(華純沙那)も、生き生きして等身大の女性を演じていて上手いです。

動きがキビキビしているので目が釘付けになっちゃいます。

学生時代からベンに片思いしているけれど… じゅわ〜😭

 

メインキャストの他は

ユージーンの父 奏乃はると 

名門出身なので、家名に傷がつくのを恐れている 大統領に立候補するっ!

ユージーンに厳しく接していて映画俳優になることを認めない。

が、陰ながら応援していたことがわかる。

ユージーンも反発しつつ、父を尊敬しているという、出来過ぎくんなラスト♪

 

ユージーンの兄 眞ノ宮るい

厳格な父に反発して一時は道を踏み外しているが、心を入れ替え首席で卒業、いいヤツになっている^^

父の右腕に…

 

製薬会社に務めるジャック 咲城けい

ライアン教授とともにとある研究をしている。

出番は多く無いけれどなかなかのキーマンとして描かれています。ソロ歌唱もあり。

 

ライアン教授 専科・英真なおき

ネタバレになるので言えないけれど、この人が物語の核かも。

教授の真実を語る場面は、そういうことだったのか…と納得、

そして、教授の科学と倫理、自分の研究との葛藤に切なくて涙。

 

もう、みんな素晴らしいよ!

 

深い物語だった…

ライアン教授とジャックの研究は、DNAの研究でした。

セットもDNAの二重らせんが上から下りてきます、

 

D N Aは Dream New Ageの頭文字であり、ジャックの製薬会社の名前でもあって、これからはDNAが重要な時代になる、と歌う場面がありますが、

後に、ライアン教授は、我々の研究は早すぎた、と

科学は足元を照らしながら少しずつ進んでいくものだ…と独り言ちます。

 

これは、演出の菅谷先生の学生時代の学びの場で体得されたものかもしれないな、と。

 

そう言えば、『ステップ・バイ・ミー』のポスター、螺旋階段を上るユージーン、これもDNAの隠喩か。

 

ひとりひとりの個性が出会うのは運命だ、と言うメッセージも頂き、

今まで出会った家族を含め、お友達との御縁、すべて運命だったんだな…とまたジーンときた。

泣けるポイントいっぱい!

 

ファンタジーでありながら、メッセージ性もあり、最後まで飽きさせずぐいぐい引っ張ってくれました。

 

華世京くん、バウ初主演でこの作品に出会えたこと、本当に幸運だと思いました。

これも御縁ですね、運命!!

 

幸先いい予感しかしない!

 

楽しいプロムパーティー

途中、ハロウィンパーティも楽しいですが、

大団円味のあるプロムパーティー、ラスト付近の切なさも吹っ飛んでみんなの笑顔はじける場面。

それみてるだけでなんか泣けてくる不思議。

 

お芝居のラストで登場人物紹介がありますが、プロムパーティーと重ねてあり、うまい作りだな〜と。

 

ラストは華世京くんとありさちゃんのデュエット。

このデュエットの導入部分も、大学の門の前に佇む二人。

卒業式のアカデミックガウンと角帽の二人がガウンを脱ぎ捨てると、白いスーツとドレス姿に早変わり♪

 

そうそう、10年前の場面で、チアリーディング部のパフォーマンスがあるのですが…

ここ、ホントにかっこよかった!

チアリーディング指導の先生が入ってくださって、動きがまさにチアリーディングでした!

ライスボウル(アメフトの日本一決戦)観るのが好きで、ハーフタイムショーも楽しみのひとつです。

宝塚であの掛け声をかけながらのチアリーディングの動きを観れるとは…感動しました。

 

Xでのつぶやきに、同感!!

 

演出家・菅谷元先生の才能に期待

兵庫県ご出身でお祖母様、お母様が宝塚ファンと言う環境で、早くから演劇に触れていたという先生。

 

北海道大学在学中に劇団しろちゃんの代表を務めておられて…

 

【菅谷元 演出作品】
2014対校祭「ぼくとファミリーレストラン」(全国大会進出)
2015対校祭「醒めたホット牛乳」(全国大会進出)
2015秋「もしもし ハロー、」

引用元:劇団しろちゃん 【公式】@shiro_hokudai 2017年2月18日

10年以上前からご活躍&全国大会進出の実力のある方。

 

2016年には、演劇ナタリーでも取り上げられていました。

▼外部リンク

忌野清志郎をテーマに5団体が競演!札幌小劇場演劇のお祭り「遊戯祭16」 - ステージナタリー  2016年4月13日

 

公演解説だけで、コレ面白いの〜??とか疑問をさしはさんでいたあの日の私に説教市に行きたいです。

 

大変失礼いたしました。

 

菅谷先生の今後に期待でいっぱいです!!