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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【月組】全国ツアー『花の業平』NOW ON STAGE|7人の楽しいトーク、月組いいね!

来週観劇予定の『花の業平』のNOW ON STAGEを観ました。

 

7人でのトーク、とっても楽しかった〜♪

月組、いい雰囲気ですね!

 

 

今回の出演メンバー:

鳳月杏、天紫珠李

夢奈瑠音、風間柚乃、英かおと、礼華はる、彩海せら

 

2023年の『応天の門』上演があったので入りやすかったのでは?

下級生から順に、ざっくり自己紹介かたがたお役について。

 

彩海せら(藤原時行 ふじわらのときつら)

『花の業平』は、『応天の門』の時に資料として観てたが、

いざやるとなると、その時に生きている人たちのまっすぐさに打たれた、と。

 

礼華はる(梅若)

『応天の門』では、ぱる(礼華はるか)は時行でしたが、

今回は実在しない人。 

『応天の門』をやってたのですっと入っていけたけれど…

セリフまわしや歌に、日本物の難しさをひしひし感じているそうです。

 

英かおと(藤原良房)

『応天の門』では、若き日の業平と鬼。前は業平様…ってなっていたのに 前と真逆の立場の良房(『応天の門』では光月るうさんが演じていました)。

 

夢奈瑠音(安倍清行)

目から耳から、歌やセリフが入ってきて、 ひとつひとつ美しいなという印象。

ひとりひとりの生命力…なにをしたくて、なにができないか、が静かに香ってくる、

それが美しいと思っていただけるように演じたい、と話していました。

 

大声や芝居の圧で伝えるのではなく、引き算の美学とも言える奥ゆかしさ、

静かだからこそ、スーッと心の奥に入りこんで、琴線にふれるのかもしれません。

 

風間柚乃(藤原基経)

応天の門と同じ役。 

一人ひとりの持ってる濃さ、違いを楽しめたらと思っていたが、「その時代に生きている」という本物の感覚が大事と感じたそうです。

男役としてどう居たらいいかを求められる。 すごく勉強になります、と。

 

天紫珠李(藤原高子)

中学生の時に「忍の乱れ」をずっと聴いたから、

この作品に自分が出ているんだ…と、お稽古が始まったときに感動したそう。

 

鳳月杏(在原業平)

『応天の門』でも業平役でしたが、いざ『花の業平』、演ってみると大きなエネルギーと本気の気持ちが必要なのだと感じているそう。

観ていると雅やかな世界だけれど、実際演じてみるとエネルギッシュな作品なのだそうです。

資料で見た映像と違い、稽古場を見てるといろんな人がいろんな気持ちをもって舞台にいるのを観ると奥の深い作品だと思う。

大野先生が新しく演出してくださった、日本もの。

初めての人もわかりやすく、登場人物も増えて見やすくなっている、と話していました。

 

お芝居について


彩海せら

要所要所で語り部、説明部分を担当。

状況説明をしたり、時行としての感情+お客さんと同じ目線にたった時行でいなければ行けないのが難しかったそうです。


𠮷田優子先生の楽曲の持つスケールの大きさに負ける、と苦笑い。 

感情の流れを音楽の高まりまでもっていかなくちゃいけないのは難しいのでしょう。

 

権力争いの中で育っていても、まっすぐで柔軟さも持ち合わせ、温かさ、優しさを滲み出せたら…抱負を語るあみちゃん(彩海せら)でした。

 

礼華はる

過去のあることが下敷きにありそう。 

過去があったからこその人としての深さがある。

乗り越えてきた苦労だけじゃなく、からっとしてる明るさ、軽さをだすのが難しい。

包み込むような大きさだったり、高潔さ、人としての大きさをセリフ、目線表現したい。

民たちと貴族の中間の立場? 謎めいた部分もあってミステリアスですね〜^^

 

英かおと

悪役なんだけど いいおじいちゃん。 

孫の清和帝ラブ♡ 清和帝が成長したときに 藤原家が続いてほしい、と願っている、

藤原家を繁栄させた人、初めて摂関政治した人としても知られる藤原良房

うーのここまでの悪役、初めてじゃない?と皆さん口々に。^^;

 

夢奈瑠音

こんな人がそばにいたら…そんな愛されキャラ? 

公達だけど民とも交流するリベラルなお方。

ただやさしい 温かいだけじゃない、人のために動く安倍清行さん。

 

日頃の(るねくんの)やさしさが 役ににうまく表現されている

 

風間柚乃

藤原基経=ザ・悪役。

『応天の門』のときの藤原基経は「孤独」という内面も描かれていたので共感できる部分あったけれど…

今回はないので役作りが難しい。 

心のモーター回しながら 高い電力で動くというかエネルギーが必要(ゆのくんの表現が巧い)。


基経の業平に対する気持ちは真逆。

その時代に好きなことをしてた人、業平。

そうは生きられない藤原家の男として生きる、基経

当時の男性の生命力を表現できたら。

 

やることがコソコソしてない、悪事を思い切りやっちゃう藤原の方々 (艸`*)

 

天紫珠李

『応天の門』と同じ役。 

高子が自分の中に芯に持ってる部分は、高貴な家の娘としては珍しい、先進的な考えかたでした。 

『応天の門』で静かな炎だったものが、この度は業平との出会いにより

情熱的に前面に出ていくところが違うそう。

今回は業平と高子の恋愛中心なので、熱いです。

 

先生からのアドバイス→どれだけ自分が高子か。

セリフは、真実にして言わないと形だけになってしまう、わかりやすく見えてしまう。

自分の気持で動ける様になったら 日本物の所作もあいまって、より柴田先生が表現したかった美しい世界観ができるんじゃないか。

 

鳳月杏

セリフ口にするまで 気持ちがみちみちてないと 口からでない 気持ちがないのに言うと辛くなる

特に二人の場面は、内面から作る難しさを実感してる。

立場的に強くないけど 生きてきた中で無力さ 叶わないものにたいして情熱で向かっていく熱さのある人

周りの人に恵まれている 手を貸してくれる人がたくさんいる 説得力のある業平にしたい。
女性だけじゃなく周りの男性陣も力になりたい。と思ってもらえるような…。

 

人生で2度も在原業平を演じさせていただきます、

どこまでが真実かわからないけど

桜を見て、季節を感じて歌をつくったのが残っているから、 魂をこめて敬意をもって演じたいと思っています。

 

見どころは?

最後の場面、人助けの場面が楽しくてしょうがないそう。

普段かな?とぱる。

普段の組子そのまま、という意味なのでしょうか。

頑張って走り回って 感動しちゃう…そう。

 

思いもよらないところに彩海せら、と。

みとさん(組長・梨花ますみ)、白雪さち花、佳城葵と4人で市の場面出ているあみちゃん、アルバイト?


ぱるは、19歳設定で市場の場面??

 
「桜木の歌」は難しいけれどすごくいい曲、 シンプルながら振りもかっこいい♪ 

「人助け」と呼ばれる場面はエモーショナル〜♪

 

お芝居最後 どちらもお見逃し無く…というのは、両方の花道に捌けていくのでしょうか?

なんだろう、ワクワク♪

 

今公演で退団する、一輝翔琉くんのお別れ場面。

Xで読んで知っていましたが…演出の大野先生の愛ですね…^^

あみちゃんの父・藤原良相(ふじわらのよしみ)を演じるのは…

なんと、同期の柊木絢斗くんです。

伴大納言は、良相は良相が大好き。

102期の同期同士で父子を演じますが、あみちゃんは、柊すごいな…と深いところに感心しているそうです。

 

みとさん、さち花さん、ののこ(乃々れいあ)、 若(一輝翔琉)のお芝居がいじらしくてかわいい^^  にやにやしちゃうんですって。

 

業平もてもて場面は、息抜きできるおちゃめな場面。

ちなつちゃん、役得 🥰

 

月組の持ち味にぴったり

ゆったりとした平安絵巻。

『応天の門』からの流れで、安定の和物で、安心して観れそうです。

 

キャストもみんなハマっていそうで楽しみ倍増です!

 

最近のオリジナル作品が刺さらないものが続いて、劇団内部の刷新はもちろん必要ですが、作品もうちょっとなんとかならないか。

 

集客には、スターの力が大きいのはもちろんですが、演目の力も大きいと思ってます。

 

そういう意味で、過去の名作と出会えた月組の皆さんは幸せですね。

早く劇場で観たいです。

 

NOW ON STAGE、ショーのトークは割愛させていただきます。