明るい笑顔は、幸せを運ぶ
2021年の初夏に、スカイステージで放送された スカイステージ開局19周年夏のスペシャル「ほっとなふたり、とっておきのひととき。」は、
各組のトップコンビと副組長さんの3人でトークやゲームをする楽しい…番組でした。
楽しいか楽しくないかは、人それぞれ、どの組が楽しいかも人それぞれ。
…で、ワタクシがテレビの前で声出して笑いながら観てたのが、宙組でした。
潤花ちゃんの屈託のない笑い声が、場を明るくしてました。
この頃はまだ、宙組トップ娘役になって日も浅かったと思うのですが、
真風に「かの(潤花)が面白すぎて集中できないんですけど」と言わしめたツワモノ。
心底楽しくてたまらない、という笑顔と笑い声が「笑い袋」効果で、観ててとても楽しい気持ちにしてもらえます。
(Blu-rayのハードディスクに永久保存版として残してます。)
そして記憶に新しい『MAKAZE IZM』で!
潤花ちゃんのコーナーは、ひとつの目玉の場面になっていました。
盛り上がる、盛り上がるw
自由でいながら、羽目を外さず盛り上げる。
計算があるのかないのかは、わかりませんが、いい仕事してましたね♪
宝塚歌劇が生まれた頃は、まだまだ封建的で、家長制度もあり、男尊女卑の世の中でした。
トップコンビは、娘役は控えめに、「寄り添い力」を問われるイメージでした。
劇団創設から来年で110年。
時代は変わっています。
忖度して、相手の出方を見て、自分の意見は言わないで相手に合わす。
そんな娘役像はもう古く感じてしまいます。
前時代的だわ。
素の、ありのままの生徒さんを見たい。(相手に失礼な態度とかは素でもだめですけど)
男役さんであれ、娘役さんであれ、素を観たいのがファンの気持ちです。
ファンの気持を掬ってくれているのがタカラヅカ・スカイ・ステージ。
ありがとう♪
スカイステージの番組で、観るにつけ、
明るく天真爛漫な潤花ちゃんが、宝塚のトップ娘役像に、新しい時代の風を入れてくれた気がします。
大輪のひまわりをイメージさせる華やかな笑顔が宙組の救世主になっているはず。
雪組新トップ娘役・夢白あやも…
明日、2月6日に御園座で幕を開ける『BONNIE & CLYDE』。
雪組新トップコンビのお披露目公演。
先日、スカイステージニュースのワンコーナーで、トップの咲ちゃん(彩風咲奈)と、新トップ娘役の夢白あやちゃんのクイズやトークを見ました。
あやちゃん、コンビとして活動するのはこれからですが、トークは、明るくて、素で楽しそうですごく良かったです。
昔「新人類」なんて言葉がありましたが、宝塚の生徒さんにも新しい世代が、どんどん雰囲気を変えていってくれるのかもしれないな、と期待。
宙組は92期のトップに、102期のトップ娘役。
雪組は93期のトップに、103期のトップ娘役。
どちらも10期違いで、学年差がありますが、潤花ちゃんも、あやちゃんも、臆さず楽しそうに語っていました。
トップさんも学年差があるので、ドンと構えているのも成功の秘訣かも^^
次期宙組トップコンビへの懸念
まだ発表になってないのですが、トップはキキちゃん(芹香斗亜)濃厚ですね。
スカイステージの番組でトップコンビがトークする場面はとても多いので、キキちゃんのお気に入りの相手に決まるといいのですが…
まかじゅん(真風涼帆・潤花)コンビが最高にいい味だしてたので、退団後、次期との落差が心配です。
いずれにしても、エンターテナーは、観客を楽しませるのが仕事、と肝に銘じて、お客さんや視聴者の前での態度には気をつけていただきたいです。
来年は、宝塚110周年、宝塚歌劇団自体が変わるべき時
生徒さんは、新陳代謝で、毎年約40人が卒業し、40人が入団してきて、常に新しい風が吹いています。
でも、おおもとの宝塚歌劇団は、新しい風どころか、風穴あいたら塞ぎにかかっているような印象すら受けます。
96期の音楽学校問題も、音楽学校の監督不行き届きから裁判に発展。
昨年末の演出家のパワハラの件も、宙組のパワハラや「イジメ」の件も団員の管理が出来ていなかったから起きるべくして起きたのでは?と感じます。
生徒はフレッシュな風を運んでくるのに、劇団内に入ったら、恐ろしく縦社会で、封建的な組運営がなされているように見えます。
トップ娘役さんが、新しい娘役像を描かれている今、
劇団も、新しい風を入れて110年の歴史の変えるべきところは変える、という柔軟さが必要な気がします。
自分の意見を言える、素を出せる娘役さんは、観ていて微笑ましいです。
頑張ってほしい。
あ、潤花ちゃん、6月でご卒業…残念。