先日、宝塚大劇場にて雪組公演 fff フォルティッシッシモ 歓喜に歌えとシルクロード 盗賊と宝石を観ました。
今回3回とも同じような席でした。
3回目の観劇にして、マイ楽でした
先日Twitterで上手い喩えを見かけました。
観劇は、1回目は点、2回目観て線、3階観て面になる、と。
座布団3枚!!
これがベース。ここから何回増やせるか。
私はようやく、ベースができたところで終わり、ってことね。
初回では、全体の流れを掴むのと 誰がどこにいて どんな場面があるのか、そしていろんなことを考えながら観てるので、頭の中の回線がこんがらがってしまったり…
その時は覚えてるのに、あとになって、アレ??ってあやふやになってしまいます。
2回目は、前回で「今度はあそこを見よう」と初見でわからなかったところをチェックしたり、少し余裕が出てきて…
3回目でようやく見逃していたところも腑に落ちました。
観劇回数を重ねるほどに理解も深まり、芝居に対する愛着も出て、「目が足りないっ!」と叫んでいた場所でもだいたいつかめてくるものですね。
私は、この前、ウィーン会議の場面があったのはプログラムでも確認してわかってたのですが、どんなシーンだっけ??とわからなくなってたのです…
盆が回ってメッテルニヒ(煌羽レオ)が高いところにいて、「なんでリストから削除したんだ!」とだいもん(望海風斗)演じるルーイ(ルートヴィヒの愛称)が抗議しに駆け込んでくるところ。
直前に…セリフ忘れましたけど、上手袖で、ヘンデル(真那春人)がウィーン会議の開催を教えてくれました。一瞬よ~ 汗
ここで何か考えごとしてたりして聞き逃すとアウト~~~~!
ウィーン会議で、ナポレオン戦争により、ヨーロッパに広まった自由主義は、彼の失脚とともに覆され、また旧体制に逆戻りを決めた重要な会議だったんですが。
セリフ一言で終わり。
全神経集中して 全セリフ聞き取り、理解しないとわからなくなるのかも。
それでいて、3回観て、3回とも睡魔に襲われてまどろみタイムになったのが、ルーイとナポレオンの雪原の場面。冗長に感じて ふわぁ~でしたわ。
ラスト、大団円は、雪組パワー炸裂!
組子全員登場のラストシーンは、退団だいもんのブラボー!MAXシーン!
ひときわ明るいスポットライトを浴びて紙吹雪舞い落ちる中、組子に囲まれて…
ウエクミ先生、ありがとう♪
何度見てもウルウル…
組人気が高い雪組のトップコンビ退団で
トップコンビふたりともが歌上手というのは稀有な例です。
だいもん、きいちゃんと、雪組の作り上げる世界が熱くて、みんなのやる気が前面に出てただけに…退団後がちょっぴり心配です。
どの組もそうですが、ただ、人数が減った、というだけではなく、組子の心の中に根付いていた存在が、突然なくなってしまって 当たり前のようにお稽古場に行けば会えた存在がいなくなっている。
「心にぽっかり穴が開く」状態。
ファンも同じ気持ちですが いつも隣にいた人がいない喪失感は大きいと思います。
当たり前のように聴いていた あの歌声はもう響かない…
うわぁ~~orz
宝塚大劇場千秋楽が迫っています。
サヨナラショーのお稽古も忙しくなっている頃でしょうか?
引き継ぎ場面が胸アツ♪
ショーの中のシルクロード幻視の場面での次期トップコンビのダンスはうっとりします。
咲ちゃんが、ホープダイヤモンドのネックレスを希和ちゃんの首にかけてあげながら「二人できれいな花を咲かせよう~♪」と歌う場面は、何度見ても泣きそうになります。
「エリザベート」の1場面のようでもあり、「ロミオとジュリエット」の1場面のようでもありました…。
だいもんが咲ちゃん(彩風咲奈)に青い薔薇を渡す場面も、何度見ても胸アツ。
思いを込めて 咲ちゃんに雪組を託す…
宝塚のトップの退団公演でこういうシーンがあるショーが好きです♪
宝塚らしいな… いいですね^^
もう、宝塚でだいもんの生の声を聴くことはないんだ、って思うけど実感がないです。
東京千秋楽の映像をスカイステージで観て、ようやく実感するのでしょう。
コロナ下の公演で、体調管理が大変だと思いますが、今、退団者のみなさんと雪組のパワーが最高潮に盛り上がっていると思うので この調子で最後まで笑顔で走りきって頂きたいです!!