Yahoo!のサイトでHint-Pot編集部の記事、
「いつか見返したい」 元宝塚男役が退団後に進んだ別世界 異色経歴の裏にあった苦悩
を読みました。
宝塚83期生の拓麻早希さんを取材されています
拓麻早希さん、2002年に退団されていて、この度初めてお名前を知りました。
83期、といえば 彩乃かなみさん、紫城るいさん、愛音羽麗さん、悠未ひろさんらが同期にいらっしゃいますね。
お母様もタカラジェンヌ(61期・朱雀薫)、妹さんもタカラジェンヌ(87期・瑠音舞佳)というタカラジェンヌご一家。
83期は、「中卒を採らない」と言われてたそうです。
なぜそんな情報を知っていたのか?
お母様の伝手で入ってきたのでしょうか。
母からは「今年は採らないって劇団が言っているのだから、落ちても仕方ないから覚悟はしておいてね」と言われていました
記事より抜粋
蓋を開けてみれば、やはり中卒は拓麻早希さんただ一人。
コネのある拓麻早希さん以外、中卒で受験された方は全員落とされた、ということでしょうか?
一人だけ中卒、という状況が大変辛かったそうです。
自分以外皆高校経験者で、ほんの1年違いでも中卒と高校から来た人とは違って、
なぜできない?と言われても、理由もわからなかった…もどかしい日々を重ねておられたのでしょう。
競争が苦手で、競いあって一番になるのもしんどくて譲ってしまう性格ゆえに、限界が来て、宝塚大劇場公演を待たず、2002年、中国公演千秋楽で退団。
拓麻早希さん、2000年のベルリン公演にも研4で選ばれて参加されていますから劇団の期待も大きかったのにもったいないですね。
衝撃!中国公演から帰国する飛行機の座席の件
中国公演千秋楽で退団されているので、帰りの機内ではもう宝塚歌劇団員ではありません。
だから、それ相応に扱われても仕方がないと思うのですが…
拓麻早希さんだけ、ポツンと後ろの方の座席だったそう。
「もう宝塚を辞めた人間だから。一緒の飛行機に乗れるだけでもありがたいと思って」とプロデューサー。
国際線は往復の航空券を購入しないといけないけれど、本来なら帰国便の航空券代は退団者持ち、が正解かも知れません。
それでも、わざわざ離れたところにひとつだけ席を取るなんて、嫌がらせとしか思えないですね。
さすが 愛のあふれる宝塚歌劇団!
愛のムチをふるうのね…
パワハラ体質、氷山の一角
昨年末にセクハラ、パワハラの責任を問われて当該演出家が退団されました。
予算? なにそれ、状態でお金をつぎ込んで気合の入っていた『蒼穹の昴』が文化庁芸術祭賞を逃しました。
劇団として、辞退されたのかな、と思っています。
高い授業料になりました。
セクハラ、パワハラは、今に始まったことではないのでは?
某作曲家(故人)も未成年の生徒に手を出すという暴行未遂事件が起き、謹慎処分になりましたが、
翌年にはシレッと復帰して自身の作曲家生活40周年記念コンサートを開催した…いや、本人の厚顔無恥もさることながら、開催させた劇団も、軽く捉えていますね。
こういう、有耶無耶体質が問題では?
23年前だから、何事もなかったかのように闇に葬り去られたけれど、今なら世間が許さないでしょう。
2010年に問題になった96期イジメ裁判も、今ならもっと劇団は激しく糾弾されていたと思います。
劇団自身がパワハラ体質だから、イジメなんて訴え出ても「そんなことでへこたれてたら舞台になんか立てないわよ!」で一蹴されそう…
上記の座席の件も、本当に愛があれば、事前に一言説明しておけば衝撃も少なかったのに、配慮が足りないように思います。
これは、たまたま当時の星組のプロデューサーの資質に問題があっただけなのかもしれませんが、
宝塚は令和の時代にふさわしい、生徒ひとりひとりの心に寄り添う劇団であって欲しいと思った次第。
拓麻早希さんの記事は ↓