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【宝塚OG】主演の柚香光が客席の心を掌握!|劇団☆新感線『紅鬼物語』

SkyシアターMBSで上演中の劇団☆新感線『紅鬼物語』を観てきました。

 

元花組トップスター・柚香光くんの退団後の初ミュージカル。

 

退団後はコンサートやダンスの舞台が続きましたが、いよいよ本格始動、を感じて嬉しかったです。

 

 

⚠️ネタバレあります、ご注意ください

 

劇団☆新感線 旗揚げ45周年、節目の年の新作の主演に抜擢!

劇団☆新感線 旗揚げ45周年の今年、初夏公演と秋冬公演の2つの演目を上演(興行?)されます。

 

おなじみの新感線のメンバー集結は、秋冬公演『爆烈忠臣蔵~桜吹雪 THUNDERSTRUCK』、

 

初夏公演は、新作で、しかも退団後初舞台、初新感線の我らが柚香光主演。

 

よくぞれいちゃん(柚香光)を見込んでくださった♪

 

と思う反面、宝塚歌劇団がトップスター退団後の第一作目までは決めているっていわれていますから、宝塚歌劇団と、劇団☆新感線で盛り上げてる感じ。

 

宝塚大劇場でも星組が劇団☆新感線の『阿修羅城の瞳』を公演中で

劇団☆新感線作品で劇団推しの2人の95期トップ、礼真琴、柚香光の競演を実現しています。

 

随分前から周到に準備されていたのかな、という印象。

 

それにしても、新作の主演に抜擢されるとは!!

退団後の初舞台、お芝居や立ち回りはお久しぶりのれいちゃんに重責がかかりますが、見事にやってのけましたね!

 

すばらしい!! 👏

 

退団後初舞台、初女優、お上手でした!

毎公演、同じ組のメンバーで作品を作る宝塚歌劇団と違い、

劇団☆新感線の粟根まことさん、大衆演劇の早乙女友貴さん、乃木坂46の元メンバーの樋口日奈さん、ゴールデンボンバーの喜屋武豊さん…

様々なジャンルの様々なカラーを持つメンバーが集まる「カンパニー」で作る舞台。

 

最初は戸惑いもあったと思いますが、主演として素晴らしい働きでした。

 

男役を卒業して今日でちょうど1年。

1年前まで男役をしていたとは思えない、今回が女優としての第一歩目とは思えない堂に入った出来栄え。

あっぱれです!

 

男役味も見せて、多面体の柚香光が素敵

夫の源蒼への想いを見せるところは、健気で可愛く、時に色っぽく、

娘の藤には時に厳しく、時に優しく。

 

終始真っ赤な衣装ですが、赤い衣装から、真っ白い肌(肩)を見せて…ゴクリ。

 

鬼の頭として3匹(人?)の鬼の前で凄む場面は、元男役のれいちゃんの魅力が味わえた♪^^

 

色っぽい女性と、鬼となったときの激昂ぶりや激しい立ち回りとの落差がすごい!

その両面をひとつの作品中で堪能できるので、もうれいちゃんに目が釘付け!!

 

今後のご活躍に期待が集まることを確信させてくれました。

 

癖になる、いのうえ歌舞伎!

星組公演『阿修羅城の瞳』でも、チョン!と拍子木が鳴り、パッとスポットライトが役者を照らす。

歌舞伎の見得を切るあの快感を味わいました。

 

今公演も同様にここぞ、というところで拍子木の音、ドドンと太鼓の音。

ここ、見どころ、と教えてくれているようでとてもわかり易いです。

感情にピタッとはまるのが気持ちいい!

 

舞台は概ね美しい、エグい場面もありますが…

ラストね、源蒼と紅子が寄り添って眠るように亡くなりますが…

バックは枝垂れ桜、ひらひらと桜の花びらが舞い落ちてなんて美しいの…

 

…と思えば、鬼どもが死んだ村人を釜で煮て、腕やら足やらを、骨付き肉を食べるようにかじりついてて…時々釜の中から、デスマスクを引き上げたりしてちょっと悪趣味。

 

驚いたのは、客席入り、客席捌けがすごく多いこと。

これは、通路後ろの方(M列上手・下手)は毎回楽しいだろうな〜と観てました。

 

瓦版? チラシ?を配りながら歩いていて、もらった方もいらっしゃいます(下手側)。

 

カテコも楽しかった!

1回目でちょこっとれいちゃん、花組ポーズを演ったんです、ちょっと遠慮がちに。

2回目では、ガッツリ花組ポーズ!

その後、他のキャストも花組ポーズをされて…〆は早乙女友貴がバッチバチに決めてました^^

 

3回目も終わりかしら、と思ったらスタンディングオベーションで、客席も気分高揚!!

 

もうないか、と帰りかけたら 声がして、振り向いたら、また、れいちゃんと鈴木拡樹さんが登場されていて、最後の最後の最後ま〜〜〜で楽しませてもらいました。

 

今日は月曜日ということで、

花組の98期、101期、102期、103期、104期の生徒さんが来られていて…だから花組ポーズしてくれて、生徒さんも嬉しかったでしょうね^^

月組の108期のキラキラさんも来られてました。

 

一緒に観た友人は、予習なしで行ったのでよくわからなかった、と言ってました。

ざっくりHPであらすじを読んでおくのがベターかな。

 

人数と感動は比例しない

今日の舞台、出演者は約30名、全員の顔が見えるのがいいです。

 

バウホール公演だと生徒さんがよく見えるのと同じです。

 

宝塚音楽学校の生徒さんを毎年40名ずつ受け入れなければならないのが宝塚歌劇団の宿命ですけど、70名の大所帯。

 

故に、座付き演出家は、モブの消化に腐心しています。

農民や民衆、兵士、工員…なかなか大変。

 

外の舞台を観て、いつも思うのが、出演者が多ければ…感動も一入というわけではない、というか

逆に無駄な場面もできているのではないかとすら思います。

 

今日の劇団☆新感線、いのうえ歌舞伎『紅鬼物語』

見応えありました。

 

感想は人それぞれですが、私は好きです♪