宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

森下信雄著「タカラヅカの謎」興味深く読了~♪

新型コロナウイルス感染の恐怖がじわりじわりと忍び寄って来る感じがして 気持ちが悪いですね。

ニュースはコロナの話ばかりですし。

「恋するアリーナ」昨日録画したけど 日曜日に観ようっと!

 

以前、「元・宝塚総支配人が語る タカラヅカの経営戦略」という本を読んだのですが 同じ著者の本です。

前の著書とかぶるところもありますが、興味深く拝読しました。

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ワタクシ 物事の裏を見たり、知ったりするのが大好きなんです。

スカイステージで放送される「ステージドア」という番組は 公演前の衣装部さんや大道具さんのお仕事など映り、とても興味深いです。知りたい気持ちが満たされます!

 

で、「タカラヅカの謎」も既に知っていることも書いてありましたが、そうだったの!!という発見もあり、思わず書き留めてたら、B5判大学ノート9ページにも! 結構なボリューム。

たくさんの文章ってPCでタイピング打ちでなので 久しぶりに手書きで疲れたーw

 

どんな事が書いてあったのか、ここを読みに来てくださるヅカファンの皆様にちらりとご紹介…

もう、読んだよ!という方もいらっしゃるかもですが、自分のメモ(参照用)に書き留めておきます。

 

ダラダラ書きなので読みにくかったらごめんなさい。

 

タカラヅカは年間300万人を動員(LV ライブビューイング含む) 

年間 1300回公演 そのうち7割を 宝塚大劇場、東京宝塚劇場で上演。

DS(ディナーショー)は ホテルへの経営支援的な位置づけ。

 

東京宝塚劇場公演は、以前は東宝が主催権を持っていたが、2001年、新東京宝塚劇場オープンの際に阪急に主催権が移った。

 

宝塚の象徴 男役トップスターは虚構 だからこそ 演出家がどのように男役を脚色しても違和感がない。

ファンに「妄想」という名の介入の余地が生じる。

 

宝塚は 宝塚の地ですべてが完結する 一気通貫体制

演し物の台本作成、衣装、大道具、チケット販促、劇場経営まで自前のシステムが存在する。

そうすることで コストダウンになる。

 

儲かるはずのロングラン公演をしない。

価値共創。 企業からの押しつけでなく、企業と顧客との双方向コミュニケーションでビジネスが拡大している。

 

清く正しく美しく美しくはどこから来たのか?

宝塚の合言葉? 「清く正しく美しく」 

関東大震災後の浅草を舞台にした川端康成の著書「浅草紅団」が浅草の街をさまよう不良少年少女のパフォーマンス集団を描いていて 首領は中性的美少女だったため そちらと一線を画すために 宝塚は「清く正しく美しく」をキャッチフレーズにしたようです。

小林一三は、日比谷には ファミリーでも楽しめる健全な娯楽がふさわしい、と主張していました。

そして 宝塚歌劇は 高級イメージのシンボルになったのだそうです。

 

何でも自前の垂直統合システム

創って(歌劇団)、作って(宝塚舞台)、売る(阪急電鉄)。

ブロードウェイでは プロデューサー個人が演目の企画を立て、資金を集め、キャスティング、スタッフの確保をするそうです(座組と呼ぶらしい)。

 

日本は大企業などの集団の組織力、資金力がバックにあり、キャスティングやスタッフは担保されています。

組織による 資金、役者、スタッフの調達が行われてから 作品が決定するそうです。

 

宝塚は 男役が虚構なので なんでもあり。男役、というのが他との差別化の要因であり 容易に模倣されない。

105年掛けて、そのノウハウを積み上げて来たんですものね、そう簡単に模倣は出来ないです!

 

座付き演出家のあて書きで 男役トップの個性がより引き立ち ファンコミュニティの満足度を最大限にする。

 

宝塚の美意識・世界感は フィナーレの大階段、大羽根、パレードに象徴され 主題歌の寂びをリフレインすることで「刷り込み」が行われる=深層心理にリピート需要を喚起することになる。

 

 

顧客からの信頼を勝ち取るための政策

振付家、音楽家は 外部スタッフを多用しているけれど

演出家は自前主義。

宝塚は、番手ごとに果たす役割が決まっているので 若手のときからの成長プロセスを見ながら育成していくことが重要。

座付き演出家は どの組でも演出するので 常に5組の生徒をよく見ているそうです。

故に、台本の良し悪しより、如何にスターの良さが引き出されているかが 評価ポイントになるそうです…

 

宝塚舞台 ← 大好き! 生まれ変わったら 宝塚舞台に就職したいw

衣装 素材やカラーが同じでも 装飾の派手さで番手がわかる。

宝塚の美意識を表現する為に 迅速な舞台転換、そして 衣装早替り。 どちらも秒単位のカウント。

 

衣装スタッフの神業とは…

 

デザイナーが演出家と打ち合わせ、すべての衣装のデザイン画を描く。

衣装は 新調(トップスター スターの衣装)と有物(以前作った衣装 モブの生徒用)。

有物とは、過去の公演の衣装。膨大な数が倉庫に眠っているそうです。

カット会議と呼ばれる会議で 作家、デザイナー、衣装担当者とプロデューサー(予算差配のため)が出席して、どれを新調するのかを決めるのだそう。

装置のカット会議もあるそうですが 見た目の華やかさに訴えるからか、衣装のカット会議が一番重要だそう。

 

会議で こんなイメージの衣装が欲しい、といえば、神業スタッフは あの公演のこのシーンで誰々が着ていた衣装がいい、などと瞬時に 記憶の中から選び出されるそうです、そしてちょっと見たい、と言われれば倉庫に走り、膨大な有物衣装の中からイメージに近いものを探しだし、必要な数を揃えられるかをチェックされるそうです。

すごいな~~ 生き字引的スタッフさん。

 

経営戦略

・団体客(初心者)の比率が高い時(時期)→ ストーリーが理解しやすいお芝居と 豪華絢爛なバラエティショー

・予算が厳しい時            → 一本立て もしくは 再演物

 

宝塚がロングランしない理由

ヒット作を作ってロングラン公演するのが一番儲かるが 宝塚は5組あるので 次の組に影響する。

生徒の卒業や番手の繰り上がりにも影響するのでロングランはしないのだそう。わかります。

宝塚は 入団、卒業があるので人事に関わってきますものね。

 

年間スケジュールが出ていることで ファンは予定を立てやすいし 生徒の将来を見渡せるのもいい。

 

全国ツアー公演はロングラン公演に近い形態の興行パターン

この裏話が面白い!! for me

阪急が 全国各地の興行主に一定の金額で歌劇興行を「売る」のだそうです。

再演物+直前の公演のショーで回ってますね^^

 

全国ツアーの交通費、宿泊費は 阪急が負担するそうです。

ツアー行程、ホールスケジュールの調整をして ツアー巡演先と順番が決まると担当がロケハンして 搬入ルート、楽屋、舞台袖などをチェックするそうです。

 

なぜ宝塚の公演はチケット難なのか?

1人で何回も観ている。

 

生徒がバウ主演をする場合、

バウ主演は将来性を買われたトップスター候補の若手が務めるので その生徒のファンクラブは全力でバウホール公演に会員を動員する。

全ツは、2手に分かれて公演するため 若手は番手が上がるので (若手ファンは)勇姿を見ることが出来て ファンには推し時になる。

 

初日 中日 千秋楽 とリピートすることで 贔屓の生徒の成長を見守り、ファン仲間同士で共有する。

 

ファンクラブのことも書いてありましたが割愛。

 

宝塚の課題

男らしい男役が少なくなってきた、皆同じにみえる…というのが 往年のファンの意見。

トップスターが小粒で没個性になっている、と著者。

著者が思う 「らしい」男役は 近年では 柚希礼音様だそうです~~~♪ ありがとうございます!

 

【追記】

著者は、大学卒業後阪急電鉄に入社。制作課長、星組プロデューサー、宝塚総支配人などを歴任されていますが…宝塚に出向するまで、一度も宝塚歌劇を観たことがなかったそうです…

そんな人物が、宝塚を 

 

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