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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【雪組】縣千バウ初主演公演を絶賛するっ!!|Sweet Little Rock'n'Roll

今日は、小雪ちらつく寒い日でしたが、バウホールの中は、熱気ムンムン、若さ溢れる舞台に、心躍るひとときでした。

 

宝塚公式HPにたくさん新情報が出ていましたが、またそのうちに。

 

若手がいきいき、縣はうまい!!

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最っっっ高に楽しい公演でした!!

 

組長のにわにわ(奏乃はると)から、最下級生に至るまで、皆さん楽しんで演じておられるようで、舞台から、エネルギーが溢れ出していました!

 

主演のあがた(縣千)の持ち味を十二分に引き出して、最高でした!!

二組のカップルが登場ということで、縣千✕夢白あや、もう一組は彩海せら✕音彩唯。

全くカラーの違うカップルですが、その対比もよかった。

 

あがたのパワフルで切れのあるダンスを堪能できましたし、

お芝居も、動きや表情がはっきりしててわかりやすく、楽しかった♪

あがたは巧い! 

眼力があるのも男役としてポイント高い!

0番に立つにふさわしい風格もありました。

 

最大のウィークポイントだった歌唱も、今回すごく努力の跡が見えました。

発声変えた? 

音程もしっかり、滑舌もはっきり、上ずった声もなくなって、良かった~^^

 

全編面白くて、見どころ満載でしたが、大好きなシーンは、

ビリーとシンディをくっつけようと画策するクラスメートが、

シンディがビリーへの思いの丈を綴ったラブレターを渡せずにいる…という話を

フェンスの向こうにいるビリーにわざと聞こえるように話していて

いちいちビリー(あがた)がフェンスの向こうで会話の内容に反応するところ♪

ビリーの心がときめくと、ピンクの❤型のネオンサインがきらり~ん♪と点灯します。

 

ここのあがた、絶品!!

 

同じ様に、シンディ(夢白あや)にもクラスメートがビリーが打ち明けられずにいることを話して…

 

お互いに、相手が自分に好意を持っていると思い込んでいる2人が出会っての会話は、客席は内情を知っているだけに面白く…出演者だって知ってますけど!

 

ビリー、シンディ、それぞれ、相手と踊っている妄想場面のダンスがいいですね~

特に夢白あやちゃんが、ビリーに思いを馳せていると…下手壇上からあがたプリンスが登場するところも素敵~♪

 

真っ白い軍服に裏がゴールドのマント付き。

あやちゃんと優雅に踊る王子様でした。

 

脚本の妙もあり、全編楽しめました!

原作がシェイクスピアの喜劇「から騒ぎ」なので絶対に面白い作品だとは想っていましたが、想像以上!

演出がいいから、すーっと入ってきて胸に届きます。

 

これが、中村暁先生の演出家デビュー作。

再演で、縣の初バウということで、少し演出も手直しされたようですが、大成功ですね!!

 

 

ビリーとシンディーの前に、

 

物静かなロバート(彩海せら)と、チャーミングなメアリー(音彩唯)をくっつける画策をしたのがビリーだけに、まさか自分までやられるとは!…です^^

 

ロバートとメアリー役のお二人は、爽やかで初々しいカップル。

歌上手コンビに魅せられました。

あみちゃん(彩海せら)のお歌、大好きです!

あみちゃんのロバート、好青年でした^^ 

次回からは、月組でご活躍、楽しみにしています!!

 

唯ちゃん、「CITY HUNTER」で新公ヒロインを演じて、研3にして大きなお役(娘役2番手)は初めてですが、とってもキュートな演技で好感度UP!!でし。

 

100期のるいくん(眞ノ宮るい)も大活躍!

随所で笑わせてもらいました!!

 

プレスリーが好きなぐいぐいジョー役の天月翼くんも笑えた!

 

わざと誤解を生むように仕向けたりするのですが^^;

 

ふくろうの鳴き真似を合図にしていて大失敗、なところは最高に面白いので配信観てください!

 

…というわけで、コーチ役のまなはる(真那春人)が、熱い!そして面白い!!

巧いなぁ!!

巧いと言えば、愛すみれちゃん!

滑舌いいし、台詞回しが素晴らしい!

大阪人らしい間のとり方で、笑いのツボを押さえてます、なくてはならない生徒さん!

 

みんな素晴らしいけど断腸の思いで割愛させていただきます…

 

いきなりフィナーレの話題

みんなのダンス場面はプロローグと1幕最後とフィナーレと。

若手のパワーが弾けてて、観ていて元気でました!

ありがとう!

 

男役だけのK-POP(ラップあり)のダンザブルな曲から始まって、これで一気に掴まれます。

 

あみちゃんのソロも聞かされて、グッときました。

 

あがたは何曲通しで踊るの?というぐらいガンガン踊っても疲れなし。

 

黒燕尾では、2列に並んだ男役さんの間を進み、少しずつ組子と絡むという趣向で胸熱。

ちょっと「シトラスの風」の明日へのエナジーを思い出させる感じ。好きだわ。

 

あやちゃんを片手で抱いて回ったり、高い位置のリフト7回は回ってたね。

無理しないでね…と心配おばちゃん。

 

今回、素敵な演出だな、と思ったのが、毎日2人ずつ、その日に選ばれた組子が、一言トークをするところ。

 

いつ、新人公演が流れてしまうかもわからないコロナ下のご時世、若手の顔を覚えてもらうチャンスをここに作ってくださった中村暁先生に感謝。

 

今日は麻花すわんちゃんと一禾あおくんでした。

 

麻花すわんちゃんは、芸名の由来をお話します、と切り出して…

おおおげさに驚く表情をしてるあがたが可愛かったw

 

麻は本名から、字画など考えて、花を選び、

「すわん」は、バレエを習っていた時にずっとレオタードだったのに、初めて発表会で白鳥の湖の衣装を着て踊れて嬉しかったので 白鳥の湖から「すわん」と名付けたそうです。

すわんちゃんのお名前は珍しいので知っていましたが、はっきりとお顔を覚えることができました。

プログラムや「おとめ」を見るより、一回でばしっと覚えられますね。

 

そんなお話をするすわんちゃんをおとうさん? おかあさん?の様ににこにこと慈愛に満ちた眼差しで見守る奏乃はると組長を見て、泣きそうになりました。

やっぱり 雪組は温かい。

 

一禾あおくん。

リーゼントが決まってるぜ!なあおくん。

自宅から、劇場まで宝塚大橋を渡って歩いて来るそうです。

リーゼントは、家から決めて来てるので、雨にも、大橋を吹き渡る風にも負けず…と前髪を手で保護しながら?通っていたそうです。

 

明るくハキハキしたあおくんは、いつも見てますよ~♪

 

1985年初演だけれど古臭さを感じない!

37年ぶりの再演ですし、1950年代のアメリカが舞台なのに全く古臭さを感じなかったんです。

 

ストーリーがテンポよく運び、脚本に笑わされて、あっという間に終わる感じ。

みんながイキイキしてて笑いどころ満載で、時間が経つのも忘れて、青春群像劇を楽しみました。

 

ブラボーです!!

 

演出の中村暁先生も、グッジョブ!

あがた、あみちゃん、あやちゃん、唯ちゃん演じる2組のカップルも先生方も、ハイスクールのみなさんも本当に楽しいお芝居を見せてくれました。

 

何度でも観たい!

 

1月25日にライブ配信があるので、観ます! おすすめです!!

 

1回じゃ書ききれないぐらい感想がいっぱいあるけど、今の気持ちを私の拙い文章でうまく表せないのがもどかしいです。

 

1月25日の千秋楽まで、お元気で頑張ってください!!