『PRINCE OF LEGEND』2025年10月23日 11時公演を観劇しました。
前回観た時(9月19日)と大きく違うのは、亜音有星くんの休演です。
代役で聖斗亜くんが入っておられました。
プロローグから華やか! ハイロー味あるっ!
昨日の記事に、『BAYSIDE STAR』の港めぐりは、2022年宙組で公演した、『Capricciosa!!』味がある、と書きましたが、
『Capricciosa!!』と併演のお芝居がLDHの『HiGH & LOW』(ハイロー)でした。
今回の『PRINCE OF LEGEND』は、『HiGH & LOW』のようなチーム戦で、またか、の思いが強く若干食傷気味。
お芝居もショーも2022年を思い出させますね。
幕開きから華やかに、各チーム紹介!
それぞれのカラーの違いもお楽しみポイント!!

ハマりポイントは人それぞれですが…
いろいろな「ツボ」が散りばめられていて、どこにハマるか、注目するか、人それぞれですが…
ワタクシは…京極尊人(水美舞斗)の兄貴っぷりにヤラれました!
なるくん(泉堂成)との兄弟愛もほのぼの、家に帰ればさらに小さい妹弟がいて、細々と自動車解体で生計を立てる京極家が温かくて〜♪
マイティ(マイティ)の体のキレの良さにも注目。ひとり目立ってました。
京極尊人率いるヤンキーチームの群舞がかっこいいですね
今回のお芝居の中でこんなに踊る場面ってヤンキーチームぐらいじゃない?
新トップスター、桜木みなとがプリンスで 朱雀
相対する ライバル役のヤンキー王子が 玄武
というのもよく考えてあるな、と。
四神、朱雀は南、玄武は北を司っているから、真逆なのね。
白い衣装のプリンス・みなと、黒い衣装のワイルド・マイティ。
対比もくっきり、わかりやすくて面白い。
そう言えば…
今回もご新規さん取り込みに成功してるっぽい
当初チケット余ってましたよね?
それで、初めて宝塚を観ます、という投稿をXやThreadsでたくさん見かけました。
観たい人にチケットがわたる、理想的なパターン。
花組の『悪魔城ドラキュラ』も当初は余り気味だったけれど、皮肉なことにそれが功を奏して、新規ファンを増やしたのでは?と思っています。
Q ドキドキする、ひとりで行っても大丈夫?
A ひとり観劇多いし観劇中はしゃべらないから大丈夫!
A むしろ一人の方が自由度があがっていいですよ、私も一人観劇です
Q なにを着ていったらいい?
A なんでも大丈夫
…などと、新規の方に優しくアドバイスするコメントで、コメント欄賑わってました。
ヅカファンは、御新規さんに優しいのよん♪
中には、京極尊人さんと、美容師の方にハマりました!!という方も。
なんの予備知識もなしに観た方の素直な感想が興味深いです。
主人公の敵(ライバル)役って、基本美味しいですからね、マイティのワイルドさと優しさの2面性にヤラれるのはわかる!!
かのゆりさんも兄貴、ですよね、尊人もだけど。
見守っていてくれる頼もしい存在の嵯峨沢ハルにほろり、わかる〜〜〜!
以前のFC内で余らせる、という方式、今でもやっているところはあるのか詳しくは外側からはわからないけれど
ライブ配信から次のステップ、劇場に足を運ぶ、がかなりハードル高かったけれど、誰でもチケットを買えたらファンの裾野が広がる。
これこそが劇団が求めているものではないのでしょうか?
おもしろうてやがて悲しき…プリレジェ哉(字あまり)
『PRINCE OF LEGEND』、ルッキズム上等!な宝塚歌劇にぴったり。
作品ではなく、人を見に行く所、な宝塚歌劇にぴったり。
適材適所の配役、みんなキラキラしていて、笑えて、と〜っても楽しいのだけれど…
なんか薄っぺらい。
下級生はいいとして、上級生にはもっと演じて「芝居を見せられる」ような作品がよかったな、と個人的には思います。
宝塚に、「新人公演」と言うシステムがある以上、
本役が新公の生徒さんに直伝する「芝居心」や「スキル」を学べるような作品がいいな、と思いました。
そうでなくとも宙組は、若手の舞台経験が少ないのだから。
笑いポイントは随所にあって楽しい公演ですし、軽いノリの公演も必要だと思います、硬軟取り混ぜて、上演作品を選ぶ必要があるのはわかるけど。
お芝居から受け取ったものが軽すぎたわ。
次の公演の演目(公演ラインアップ)発表、待ち遠しいな♪