宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

宝塚歌劇に立ちはだかる壁は…社会的距離!

ソーシャルディスタンス!!

 

マスク着用でも ソーシャルディスタンス確保 orz

 

観客のソーシャルディスタンスは

以前、公演再開の際のチケットの取り扱いはどうなる? 2020-05-23 の記事で 劇場に3分の1の人数しか入れなくなる、と書きました、

それは、緊急事態宣言解除後に営業再開された 大阪ステーションシティシネマが席と席の間に2席空席を設けていると言うニュースを聞いて 大劇場の座席表をマーカーで2席空けて塗って見たんです。← 暇人w

で、足し算したら(1階のみ計算)やっぱり3分の1ぐらいの数だったんです。

 

昨日 新聞記事を見て知ったんですが、「ガラガラでも満席」という写真を見て驚愕! f:id:kokoro-aozora:20200602224913g:plain

 

www.okinawatimes.co.jp

 

Facebookに上がっていたらしいのでご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、宜野座村文化センターがらまんホールの方が「ソーシャルディスタンス」を忠実に守ったらどうなるのか、シュミレートされたのです。

 

席と席の間は、2席じゃなくて3席空けていますし、列も1、3、5…と1列飛ばしで座った写真が話題に!

なんと! がらがら!!

398席のホールで座れる席はたったの60席!! 15%です。 f:id:kokoro-aozora:20200607213345g:plain 3分の1どころか、その半分の6分の1弱。

 

もし、これが宝塚大劇場だったとしたら? 2550✕15%=382席?? 1階2階合わせて 382席!!

バウホールの526席にも満たない席数です。ありえない…

 

15%の客入りでは採算が取れないです。

 

382名のお客様のために 強いライトを当て、大階段やセリなどの装置を動かし 緞帳を上げ下げする電気代だって馬鹿になりません。

豪華な衣装代などの目に見えるものもそうですが 一番高いのは出演者・スタッフの人件費。

ペイするはずがない…orz

公演すればするほど赤字が膨れ上がっていきます。

 

…ということは、今のクオリティを保ったまま公演を続けようと思ったら、チケット代高騰の危機!!

 

庶民の楽しみから 貴族(今の日本にはいませんけど あ、独身貴族いる? 死語?)の楽しみになってしまうのかしら?

チケット代 0が5つ並んだりする?? 怖いわ。

 

生徒さんのソーシャルディスタンスが深刻

全国公立文化施設協会が

出演者やスタッフにも「表現上困難な場合を除き原則としてマスク着用を求めるとともに、出演者間で十分な間隔をとるようにしてください」と協力を求めた。

 朝日新聞デジタルより

 これ、聞いた時、はぁ?????と思いました。

出演者にマスク!! でもよく読んだら「表現上困難な場合を除き」って書いてあるけれど 表現上困難、というよりも「表現上不必要」なので「マスクするのが困難」、というのは認められるんでしょうか?

 

中世のお姫様も 騎士も真っ白のサージカルマスク付けて舞台に立ってたら 夢ぶち壊しですけど?

命とどちらが大事か、と極論を持ち出されたら そりゃ命が大事ですから 王様もお姫様もナイトも悪役もすべからくマスク着用しますけども。

そんな 微妙な演劇を観たいと思う人はいないでしょう? 

 

え~~~~f:id:kokoro-aozora:20200524000915g:plain

 

で、寸止めキッスや デュエットダンスなどの「萌」はことごとく封印されるわけね。

お芝居での熱い抱擁や、怒りを表す怒気を帯びたセリフなどは飛沫が飛ぶ危険が…

 

ダンスで男役と娘役が組んで踊るペアダンスは当然なくなるでしょうし 間隔を広く空けた群舞になるでしょう。

 

歌唱は全部録音になるかも知れませんね、歌唱は飛沫が感染拡大につながるので。

 

新聞記事では 大阪フィルハーモニー交響楽団は、密を避けるために楽団員の数を減らしているそうです。

舞台上の楽団員が間隔開けて座っているので人数が少ないから 迫力のある演奏は望めそうにないですね。

しかも 金管楽器は、飛沫が発声しやすいので金管楽器の出番が少ない曲にプログラムを変更しているそうです。

金管楽器 木管楽器奏者は、吹かないといけないのでマスクなしOKでも、バイオリンや打楽器などの演奏はマスク着用で演奏するのだとか。

関西フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会も、65人のオケを35人に減らしたため、予定していた曲を別の曲に差し替えたそうです。

 

舞台上も客席も異様な風景になりそうですが、これが「新しい様式」を用いた世界なのでしょうか…orz

 

 

 

もし 楽団に倣うとしたら、宝塚も組子の半分は出られなくなってしまうかも?

脚本を少人数編成に書き直し???

そして あっさりした内容の作品になるのだとしたら…これからの宝塚はじめ 演劇界は色を失ってしまいそうです。

 

私が好きな 花組の「MESSIAH」(2018年)の1シーン、原村のキリシタンたちが 天草四郎を中心にひとつにまとまり立ち上がるところ、主演の四郎役・明日海りお様は 汗やツバを飛ばしながらの大熱演でした。あんな熱くて、濃い場面はしばらく観られなくなるのかしら??

 

宝塚では、公演前のイベントのひとつ、生徒さんをお迎えする「入待ち」。

ファンクラブの会員さんが並んで声を合わせてメッセージを発したり、お手紙渡しをしたり。

これも現在は中止です。会員が楽屋前に並ぶと密になりますし 「お渡し」も菌が怖いので無しですね。

当たり前のことが当たり前じゃなくなる、って 本当に細かいところにも及んでいますね。

 

クラシックコンサートでは、素晴らしい演奏に「ブラボー!」と声をかけますがこれも禁止。

なんと TDRでは 叫ぶのも駄目らしいです。ビッグサンダーマウンテンやスプラッシュマウンテンなどの絶叫系マシーンは、叫ぶつもりがなくても 思わず声が出てしまうものですけど??

いや、そうなるように、作られているんですがっ!

 

USJは、マスクを着用してれば 叫んでもいいそうです。

大きい声出してキャーキャー言うとものすごく発散するというか スッキリして楽しいんですけどね。

 

 

スポーツでも・・・

プロ野球もハイタッチ禁止で、エアハイタッチになるそうですが、野球は、守備の時はものすご~~~く間隔を空けてますから心配ないし ベンチでは空けて座れば問題ないかな? ホームへ滑り込みとか、体がぶつかる可能性もあるけれど。

 

ラグビー、レスリング、サッカー、相撲、柔道。

体の接触が濃厚すぎます。

今まで当たり前だと思っていた種目が 消滅する日が来る、なんてことは…無いでしょうね?? 心配。

 

 

「新しい生活様式」はいつまで続くのでしょうか?

 

全人類がコロナと付き合いながら生きていかなくてはいけない世界になってしまったのか?

 

宝塚は105周年まで 戦争や大震災を乗り越えて、伝統を守りつつ 進化を繰り返して来ましたが、ここへ来てまさかのコロナ禍。

いろんな変化を余儀なくされそうです。

 

人類の叡智でコロナに打ち勝ち、いつか思い出話として笑い会える日が来て欲しいです。