先日、似たようなタイトルで ちなつちゃん(鳳月杏)のFOCUS ONの感想書きましたが
今日は、あきら(瀬戸かずや)のFOCUS ONの感想など、書き留めておこうと思います。
もちろん全編 あきら(瀬戸かずや)の魅力満載なんですけど、
私は、演出家の藤井大介先生との対談と ロングインタビューが胸熱でした。
どんなエピソードが私の胸に響いたのか 書き留めておこう♪
瀬戸かずや✕藤井大介 スペシャルトーク
あきらが初めて宝塚を観たのは 東京宝塚劇場のこけら落とし公演だった「愛のソナタ」(2001年)
そこで マミさん(真琴つばさ)のファンになる。
で、あきらは2004年入団の90期だから 音楽学校は2002年に入学? 観てハマってすぐに受験??
あきらは二度目の受験で合格したのですね。
藤井先生が、これ言いたかった、「あきら、マミさんぽいよね」。同感です!! 激しく同意 !
声のトーンも低くて似てますね~♪
花組の男役になりたかったあきら。瀬奈じゅんさんの近くで学びたかったそうですが、ちょうど入れ違いで瀬奈じゅんさんは月組に異動になってしまって…。
でも、あきらの立ち姿、あさこちゃん(瀬奈じゅん)を彷彿させるよ♪
あきらの下級生時代に ヤンさん(安寿ミラ)が振り付けに来られたときに 誰かにダメ出しされた言葉に衝撃を受けたそうです。
「ねぇ、それさ、かっこいいと思ってやってる? 鏡見て。自分、格好いい?」 キツ~い。^^;
踊りが上手い下手じゃなくて かっこいいかどうかが問題。それが宝塚なんですね~
「いかにお客様にうっとりしてもらうか宝塚はそこが大事」(藤井先生) なるほど。
オサさん(春野寿美礼)がトップのときに 稽古場で総踊りの場面の細かい振りを決めてたら、「皆一回本気で体使って踊ってみて」っておっしゃって… 本気だしてやったら 「揃ってたよ」って一言。本気でやったら出来るようにできてるんですね~^^
気持ちが大事かなって感じます。気持ちが揃っていたら個性まで消すことはないと思う、とあきらsaid
細かく決めすぎると個性が消える、振りと振りの間に個性が出せる、とも。
女役さんをエスコートするときに男役の色気が出ると思って 大事にしているそうです。
自分が組む時には心から愛おしいと思おう、綺麗にみせてあげよう、ってすごく考えてます。
あきら!男前や~~~~!!
Sante!!のフィナーレの「乾杯」の話。
チャーリー(匠ひびき)のさよなら公演の一場面で15年ぶりの再演だったけどビシッと揃ってたね、と藤井先生。
「みりおさんが初めに一人で舞台に出られるんですけど 全身全霊でブワ~っと気を放ってらっしゃって、下級生に至るまでそれを感じない人はいないんです。皆が同じ空気を纏って それが毎日途切れなかった。」
とても神聖な感じがした、ある意味、儀式のような。(藤井先生談) 私も、それ思った~ (泣)
チャーリーさんが来られて藤井先生と二人で監督室で観た時、乾杯のイントロでチャーリーさんが泣き出して
花組の伝統が続いてる って喜ばれたそうです。
みりおちゃんのところにもこの話届いたかな? みりおちゃんは、月組からの異動後トップになったから「花組の伝統」を受け継ぐことにすごく腐心してたと思うので もしこの言葉を聞いていたら すごく嬉しかったんじゃないかな。
藤井先生との対談の最後には あきらがやってみたいものはないの?と聞いてくださって、ラテン・スパニッシュ系が似合う、とお墨付きを頂きました!!
さらに ディナーショーはどう? やったらいいのに、とまで。
これは、さすがに。。。 やりたいです、と言ったら はいどーぞ、と演らせてもらえるものでもないので…
劇団の未来の青写真の中に あきらのディナーショーとか入ってるのかな?
ショースターのあきらが、数々の名作ショーを生み出している藤井大介先生との対談、興味深かったです!!
ロングインタビュー
役がつくのが遅くて下級生の頃はお休みが多かったというあきら。意外です。
入団成績は真ん中ぐらいでしたけど、バウや小劇場の公演にもなかなか出られなかった時期があったんですね~!
同期や下級生に差をつけられて落ち込んだり悩んだりもしていたそうですが 腐らず コツコツと頑張ってきたから今があるんですね~♪
「あきら、あきらめたな」って思われるのが嫌だったから頑張れたそう、語呂合わせみたいですけど。
初めてバウ公演に出たのが、研4の終わり「蒼いくちづけ」で、この時にお芝居って楽しいなと初めて思えたそう。演出の小池先生が手取り足取り全部教えてくださったのがよかったのかな?
「太王四神記」(これも小池修一郎 潤色演出)でチョロと言う 初めて物語にかかわる役をもらった。
虞美人で初めてプログラムのスチール写真も本公演でマイクを持たせてもらい 最後の新人公演「麗しのサブリナ」では主演をさせてもらった・・というのは ラスト新公で主演をもらって 後にスター街道を驀進した 紅ゆずる、瀬央ゆりあと同じパターンですね。
頑張りが実を結びましたね。そして今や2番手(目)、大躍進!
宝塚人生を振り返って、絶えずライバルがいたから 互いに切磋琢磨してブラッシュアップできたんですね!!
「手がきれい、ここの振りが素敵、このときの表情が好き」などとファンからお手紙に書いてもらって ファンを通して 自分のことを知ることができたし 上級生やファンに育ててもらってるんだな、とありがたく思ってらっしゃる様子。
涙なしでは読めない 2011年3月のあの日
舞台に立てると言う事は当たり前のことじゃないんだ。
まさに今、コロナ禍でこの言葉をよく耳にします。
2011年3月11日 東北~関東を襲った東日本大震災
あの時、あきらは真飛聖さんのディナーショーに出演していたそうです。
電気が通っていて、スタッフがいて、舞台を作って動かしたりしてくださって、観に来てくださるお客様がいて初めて成立するんだ、と改めて思ったそうです。
一方で、きらびやかな舞台を上演することが良いのかどうか、皆で悩み話し合ったそうです。
不安なまま初日の幕を開けたら・・・お客様の拍手がすごかった!!
組のみんなで話し合って 終演後 募金活動に立ったら、
「宝塚を見て元気が出ました」と泣きながらお話ししてくださったりするのを聞いて、私たちの舞台が人の心にパワーを生み出す手助けになっているんだと 自分の仕事に誇りが持てたのだそう。
今、コロナで鬱々と過ごしたり 不安になったりする人が多いと思いますが そんなときこそエンタメの力が元気をくれるのに 三密を避けるため劇場をお休みにしなくてはいけないジレンマ。
東日本大震災では、劇場に灯が灯っているだけで安心した方も多かったのでは?
(すいません、その頃私はヅカファンではなかったので憶測ですけど)
明日海トップ キキ(芹香斗亜)2番手の体制になって、花組を支えなければと言う気持ちがさらに強くなった
えらい!!
その責任感が、あきらを「兄貴」的存在にしてるんだわ。
「ノクターン」で父親役をすることになったけれど それまで老け役をしたことがなくてすごく苦戦したそうです。
初日の出番前に不安がピークになったけど「どんな時もファンは見守ってくれる、大丈夫だ」と開き直れたのがよかったんですね。
ノクターンでは苦労した分嬉しい反応があったので大きな自信になったそう。あきらの渋いお父さん役は新たに役をの幅を広げて好評を博しましたね。
「風の次郎吉」や「For the People」という2つの公演に出た事は大きな財産になったそうです。
あきら自身がびっくりの研13にしてバウ主演「アイラブアインシュタイン」で大きな自信を得て 心を新たにしたそう。
あれもひとつのターニングポイントだったのかも。
「ハンナのお花屋さん」では、みりおちゃん(明日海りお)と自然体のまま 魂の交流のような瞬間があって、とても楽しかったそうです。ふたりの信頼関係があったからこそ、「ポーの一族」ポーツネル男爵を骨太に作り上げることができたのですね。
2015年の台湾公演「ベルサイユのばら」のお稽古中に谷正純先生が下級生に、
「トップの明日海でさえ、どれだけ頑張っていると思ってるんだ。彼女だってラクしてトップになってるんじゃない!」とおっしゃったんですって。
それからは みりおさんもすごく苦労して「明日海りお」を創ってるんだとみりおちゃんへの見方が変わったそうです。
今や、ナイスガイ兄貴を通り越して 皆を温かい眼差しで見つめる父親へ昇格されていますね^^
さて、もうすぐ 「はいからさんが通る」の幕が上がります。
あきらは2番手羽根を背負って大階段を下りてくるでしょうか??
もっと細かい楽しいエピソードが満載だったんですけど書ききれないので キャトルレーブで買って読んでくださいね!!
とりあえず ワタクシ的感動ポイント& 備忘録的記事になっちゃいました~♪