2月25日木曜日 11時公演、B日程初日の最初の公演を観てきました。
紗幕は、以前と同じデザインのようです。
❤の部分がブルーに写っていますが、途中から 赤く明滅して、心臓がドキドキしているように見えました。
初日映像をスカイステージで観ているのでA日程のキャストの印象が強かったのですが、B日程も良かったです♪
A日程は来月見る予定です。
今回、A日程、B日程ともに、ライブ・ビューイングと配信があるのがありがたいですね!
さすが顧客満足度NO.1!
前に、どこが顧客満足度ナンバー1??と疑問を呈したこともありますが、今度ばかりは、劇団の配慮にひれ伏す!
私が思ったこと、感じたことを書いていますので、贔屓愛の強すぎる方は、閲覧ご遠慮ください。
あくまでも一個人の感想ですのでご理解お願いいたします。
さて、ワタクシの感想は…
おっと、その前に、A日程、B日程の役替りを確認しておきましょう♪
⚠役替り表は、宝塚歌劇公式HPより引用
配役 | A | B | |
ティボルト | 愛月ひかる | 瀬央ゆりあ | |
ベンヴォーリオ | 瀬央ゆりあ | 綺城ひか理 | |
マーキューシオ | 極美慎 | 天華えま | |
パリス伯爵 | 綺城ひか理 | 極美慎 | |
ヴェローナ大公 | 輝咲玲央 | 遥斗勇帆 | |
死 | 天華えま | 愛月ひかる | |
愛 | 碧海さりお | 希沙薫 | |
ピーター | 遥斗勇帆 | 輝咲玲央 | |
ジョン | 羽玲有華 | 天路そら |
最初の1音から、ロミオとジュリエットの世界に引き込まれました
ダーン♪と最初の音で、ひーろー(ひろ香祐)にスポットライトが落ちた瞬間、一気に過去のロミオとジュリエットの感動が蘇って、あぁ、始まる!!という高揚感で胸がいっぱいになりました。
モンタギューとキャピュレットの両家の争いが繰り広げられる緊張感あふれるプロローグ。
そこへヴェローナ大公の遥斗勇帆くん。
星組の誇る若手歌上手さん、しかも体格もいいので、ヴェローナ大公にハマってました!
感動への近道は、キャストの持ち味が、お役に合っているかどうかがポイントだと思ってます。
A日程では、オジサマ専科?のオレキザキ(輝咲玲央)が務めています。学年差7年。
特にこの役は貫禄を求められるので、はるとくん、ちょっと荷が重めかしら?
歌はお上手でしたが…まだまだ深める余地がありそうです。今日は初日なので、伸びしろたっぷりなはるとくんのこれからに期待!!
礼真琴、お約束の「ロミオとジュリエット」やっぱりロミオははまり役!
昨日観た「ステージ・ドア」で愛ちゃん(愛月ひかる)も言ってましたけど、ことちゃん(礼真琴)で、いつか「ロミオとジュリエット」を演るだろう、って。
礼真琴でロミジュリを演ってほしい、と多くのファンが思っていたと思います。
だから、演目が発表になった時、来た~~~っ!!とネット騒がしかったし、期待値うなぎのぼりで、久しぶりに星組で質の高いミュージカルが観られる!と嬉しかったのです。
その期待を裏切らない…どころか、予想のはるか上を行く ことちゃんの歌唱の…すごいとか、巧いとか、もうどの言葉を当てはめても陳腐に思えるほど ただただ心震わされる、いや、揺さぶられる歌唱を堪能しました!!
上手く歌っているのではないです、魂の叫び、みたいな 全身全霊を傾けて歌っているから 心が共振するのだと思います。
本当に素晴らしい。
歌上手は他にもいらっしゃいますが、こんな歌い方ができる人は…宝塚でただ一人かも。
少年ロミオは、神父様との会話で、もう大人だとわかりますが、その割に描かれ方が子供っぽいのがちょっと・・・おくてであることを心配されたり、頭をなでられたり。
神父様から「尻の青い」と形容されるんですけど、尻が青いのは、黄色人種だけでアングロサクソン系に尻の青い赤ちゃんはいないので、ちょっと引っかかったワタクシですw
とにかく!素晴らしいパフォーマンスを見せるトップスターの相手役が、トップの持ち味を活かせるなこちゃん(舞空瞳)で本当によかった!
先に観てこられた方から、メールでその素晴らしさを教えて頂きました。
ことちゃんは、ジュリエットへの思いを丁寧に演じていた、とおっしゃっていました。
今日、生の舞台を観て、納得しました。
ロミオもジュリエットも宝塚の生徒さんが演じているのに、本当のロミオとジュリエットがそこにいるように感じてしまいました。
ことちゃんは、スカイステージの番組で、以前、お芝居も頑張りたい、と言っていたので 歌やダンスだけでなく きめ細やかな感情表現など、頑張っているのだと思いました。
フィナーレでは、歌うまでもあるけどダンサーでもあることちゃんとハイレベルな振り付けで踊るデュエットダンスは、圧巻でした。
いつもは、デュエットダンスと言えば、ゆったりと優雅に踊るイメージでしたが、カスタネットが鳴り響く、タンゴのデュエットダンス。
KAORIalive先生が、この二人ならできるはず、と思いをこめて振り付けしてくださったデュエットダンスです。素敵~♪
ことちゃんが、リフトまでするのでびっくりでした♪
キュートななこちゃんと、少年ぽさが魅力のことちゃんはとってもお似合い。
かわいいのに「出来る」お二人の今後が楽しみでしかたがないです!
幕開きから 随所で登場する愛と死
過去に上演されたすべての「ロミオとジュリエット」&「ロミオとジュリエット 新人公演」で死を演じられたキャストで、真風涼帆様の右に出る方はいないし、他の「死」の追随を許さないほど大きく水を開けてました(私の中で)。
宙組時代に積んだ経験が今花開いている、愛ちゃん(愛月ひかる)の死は、真風の左斜め後方に見えてきた感じ。
佇まいというか、立っているだけで、死のオーラ十分。
表情の作り方や、おどろおどろしい動きwが巧い!! いいですねぇ~♪
生観劇していなくて映像だけの判断ですが、ぴーすけ(天華えま)は、役替り配役が発表になった時、え??って驚きました。
愛ちゃんと役替りなんて、不利じゃない?…って。
でも、映像で見る限り、ヘアスタイルや、メイク、表情をすごく研究しているな、と。
どちらかというと小柄なぴーすけですが、頑張りが見えました。
愛も、男役さんが演じると決まっているらしく、Aはさりお(碧海さりお)、Bは希沙薫くん。
さりおくんも映像チラ見ですが、しなやかに踊っていて、いつもパワフルなダンスを踊るさりお、どうかな?と思ってたけど大丈夫で、きさくんも、可愛くしなやかに踊っていましたね。
身長170センチ未満のダンサーのお二人がいい仕事してました。
死が肩に愛を載せるところがあるんですが…愛ちゃんは、体格がいいから大丈夫だとして…
A日程、ぴーすけがさりおを肩に載せたの??? それすごい!
ティボルトの瀬央ゆりあは「いい人感」がチラ見え?
ティボルトは…生で観てないけど、多分、愛ちゃんが迫力勝ち?
いや、勝った負けたではないけど、怖い系は、体格がいい方が合ってると思うのです。
だから、死も断然 愛ちゃんがいいだろうと思ってたら、ぴーすけも頑張ってた、と言う嬉しい誤算。
死はどちらもあり、な気がするけど。
今日はまだB日程初日だから 今判定してしまうのは危険ですけども。せおっちは、低音が出にくそうでしたね。声量も足りない感じ。
そのせいか インパクト弱め。
宝塚は、女性が男性を演じるので、低音を出すのは厳しいですね。
宙組の「アナスタシア」でもりんきら(凛城きら)演じるイポリトフ伯爵が駅で歌う歌のキーが低くて歌いにくそうでした。
今日のせおっちのティボルトは、まだ振り切ってない感じ。
これから 後半に向けて、もっと危険な男感を出してもらいたいです。
マーキューシオはどっちもいい♪
A日程のかりん(極美慎)が、作り込んだヘアスタイルで、はっちゃけていてすごくよかったです。
かりんくんは、普段ほわ~っとしているのでギャップ萌え系? 舞台に載って、スイッチが入るといい役者に豹変^^
ちょっと持ち味は違うけど、B日程のぴーすけは、「死」同様、歌もダンスも頑張ってた印象。
一時期の路線グイグイから ちょっと足踏みしてた印象ですが、また頑張ってる感。
下級生も育ってきてるので、うかうかしてられませんものね。
ベンヴォーリオ、綺城ひか理の歌唱に涙
「どうやって伝えよう」は、切々と歌い、もう心情が痛いほど伝わって来ました。
一人舞台で、大ナンバー、すごい見せ場をもらって、立派に務めましたね。
ホント、心持っていかれました。
A日程はせおっちでしたが、どうだったんでしょうか?
パリス伯爵
「大金持ちだけどまぬけ」設定のキャラ、あかちゃんのパリスも映像チラ見なのでなんとも言えないのですが、かりんのパリスも、もっと作り込める余地あり、と思います。
とても面白いお茶目な感じを 以前みっきー(天寿光希)は出してました。
今日は初日なので 役替りのみなさんは 荒削りな感じかも。これからどんどん 面白くなっていくことでしょう。
ピーター
いじられキャラ。映像のはるとくんは、あまりわからなかったけど、今日はオジサマ専科のオレキザキが演じてて、なんかいじられたり、慰められて頭ポンポンしてもらったりしてて可愛かったです♪
ジョンは…全然わからないので感想割愛します。
通し役の感想は ↓