新生星組誕生!!
ことちゃん、ひっとん、星組トップ就任おめでとうございます!!
待ち焦がれていた ショースタートップの誕生です!
プレお披露目は、歌って踊れるお二人にぴったりな海外ミュージカル、ロックオペラモーツァルト
←この写真を撮るために長蛇の列。 こんな列、初めて見ました。
ざっくり感想を言えば、大感動! 大満足!!です。
以下 ネタバレあります、自分の思いを気ままに語ってますので 大丈夫な方のみどうぞ!
礼真琴が才能を遺憾なく発揮できる舞台
劇団の皆様、この演目を新生星組の礼真琴・舞空瞳のトップコンビに当ててくださって本当にありがとうございます!! 感謝感謝。
ことちゃんの良さを余すところなく出せる、トップお披露目にふさわしい舞台でした。
キュートなのに実力もあるひっとんが、ことちゃんと素敵なコンビ感を出していて嬉しかったです!
眼福に耳福って…贅沢じゃ~~~っ!
◆外部リンク
初日をオリジナル版のプロデューサーとプロダクション関係者が観劇
パワフルな歌唱に定評のあることちゃんに、フレンチミュージカルを多く手掛ける ドーヴ・アチアさんの耳に馴染みのいいメロディとロックのビートがよく合ってました!
作品の中でロック調の曲で踊ることちゃんが パワフルで軽快♪
かと思えば パリで母親を亡くして悲しみに暮れるモーツァルトの心象風景をコンテンポラリーダンスで表現することちゃん。
フィナーレの群舞も、こっとんとのデュエットダンスも それぞれカラーの違うダンスを楽しませてくれました。
こんなに躍動感のあるトップコンビってなかなかない! こんなトップコンビを待ってたよ~!!
前トップのさゆみさん(紅ゆずる)は、いい人かも知れないけど、あーちゃん(綺咲愛里)は、可愛いかもしれないけど、それは舞台を作る上で 重要度が低いです。
ミュージカルとショーを売ってる「宝塚」は、やはり 歌唱力、ダンス力、演技力のある生徒さんがトップであってほしい。
舞台のクオリティがグッと上がります。
ことちゃんの魅力がますます輝くこの舞台でスタートを切れてよかった、本当にそう思います。
適材適所でストレスフリー
今まで何度か記事にしていますが、星組は 歌上手の生徒さんがいるのに歌わせないことが多くて、ストレスたまりまくりでした。
変な抜擢とか多くて なぜこの生徒がこの役をもらうの? 上手くもなんともないのに!と思うこともしばしば。
今公演は 海外ミュージカル。
先日 オーストリア劇場協会の新作 月組が「I AM FROM AUSTORIA」を宝塚大劇場で上演して、海外ミュージカルは番手無視だから ちょっともやっとする部分がある、と書きましたが。
今回はその部分がいい方に転がって、いろんなキャストに歌唱場面があり、しかもそこに歌上手が抜擢されているし、今まであまり大きなお役をもらってなかった生徒さんも見せ場やセリフがあって すごく嬉しかったです!
本来こうあるべき、というのをしてこなかったから 星組から足が遠のいてたんです。
これからは、星組が勢い盛り返して チケット難の組になるのかもしれませんね。
昨日は満足感で心満たされて、幸せな気持ちで家路に付きました。
そして こっそりひとりごちた。 星組ぃぃぃ!! 最高~~~っ!
トップが変われば 組人気勢力地図も塗り替わるかも!
あらすじに沿って… 自分用記録
モーツァルトの生涯は誰が描いてもほぼ 同じになると思いますが、私は大好きでDVDで何度も観た映画「アマデウス」をベースに観てました。すごくわかりやすかったです。
幕開きは 舞空瞳・小桜ほのかのお二人が歌い、センターに登場するのは専科のかちゃ(凪七瑠海)。
神はなぜあの青年に音楽の才能を与え給うたのか…苦悩するサリエリが良かったです。
ここで登場する 兵士が大きな旗を振るのも ことちゃんが言ってたように、かっこいいです!
驚いたのは、ダブルヒロイン的な扱いのほのかちゃん。(一幕のみ)
衣装のドレスが ひっとんとおそろいで色違いのブルー。袖口のレースはひっとんの方が豪華ですが。
ほのかちゃんは、お歌お上手なのに なかなかお歌の場面もらえなかったので気の毒でしたが 今回はソロが何曲かあってのびのびと歌っていてよかったです。
モーツァルトの初恋の人の役なので 一幕は登場場面も多く、ことちゃんとの絡みも多かったです。
そして遅れて トップスター・礼真琴登場!
男役としては小柄な方ですが、すごい声量! 張り、伸びのある声!! ことちゃんの声が劇場内の空気をビンビン震わせて圧巻です。存在感は、トップになったばかりの生徒とは思えないです。
さすがに場数を踏んでいるだけのことあります!
音響さんがボリュームをUPしただけではない、高音域の声の出方がスゴイです。
自由に遊びすぎるモーツァルトは宮廷音楽家なら宮廷で作曲を!というコロレド司教のもとを去り 母と二人パリを目指します。
ことちゃんと酒場の客とで踊るところは フレンチミュージカルの「ロミオとジュリエット」(作:ジェラール・プレスギュルヴィック)の「世界の王」のように ことちゃんを中心に皆で踊るところが楽しいです。
ロックのビートに気分高揚させられて ダンザブルなメロディーで客席もノリノリ気分になります。
お稽古場で映っていた、こと・ひっとんが酒場でピアノを弾く(連弾する)場面、キラキラ星変奏曲を演奏するグランドピアノのセットが面白いです! ぶっ飛んでます。グランドピアノが蓋の部分を手前にして立ってる! 鍵盤部分が上にあってそこで弾く(ふりをする)んです。
「二人がピアノを連弾する」というのがわかりやすいセットでした。(装置:大橋泰弘)
コンスタンツェ(舞空瞳)が働く酒場でトラブルになったモーツァルトはコンスタンツェの手引で逃げ出し そこで彼女の一家と出会うのですが…
「私達の会話が面白いです」と漣レイラくん(コンスタンツェの父)が言っていたとおり コンスタンツェの母セシリア(音波みのり)が強こわくて 面白い!! かっこいいw
コンスタンツェのパパは恐妻家らしく、セシリアの言いなり、というか、もはや命令されてタジタジで面白かったです!
セシリアは、オランジュ皇妃の音楽会で次女のアロイジア(小桜ほのか)が歌うので指導してほしい、と頼みます。
モーツァルトはひと目見て恋に落ちて、夢中になってしまう、そのことを母は心配して 故郷・ザルツブルグにいるボナパルト(悠真倫)に相談。ザルツブルグの父からの手紙には「パリへ行け」と。
モーツァルトに取って絶対的権限を持つ父の厳命にそむけず 母とパリへ。
才能もあり 名も馳せているのに苦しい生活の中、母が亡くなる…
このシーンが切なくて…。お母さんの死を知って子供のように怯え、とまどうモーツァルトをことちゃん好演!
演出も素敵で レクイエムが流れる中 両袖から黒い傘をさして静かに歩く参列者、ステンドグラス(聖堂をイメージ)の前で 狂おしげなコンテンポラリーダンス (振り付け:平澤智)
平澤先生の指導は お母さ~ん お母さん、おかあさ~~ん!‥ていう感じかな?だったそうです。 うん、先生の言う通りに表現できてたよ!
一幕終章・バラの上で眠りたい
この場面すてき~! 苦悩するモーツァルトの後ろに 薔薇の精?? (青い薔薇の精ではない)
白いドレスにピンクのバラが縫いとられた衣装で 裸足のひっとんが踊ります。
スポットライトを浴びて回るひっとんに 赤いバラの花びらが降り注いで… そのまま幕
幕が下りた瞬間に ふぁ~~ よかった~~と声に出してしまいました。
やっぱりね、歌唱力、ダンス力、演技力の高いトップコンビだとこうなる、というお手本みたいな例。
3000文字を越えましたので 第二幕は別記事にします。
続きはこちら → 【星組】続・ロックオペラモーツァルト② 感想 2019.11.23