生き生きした組子を観る幸せ
2020年2月20日木曜日 11時公演を観てきました♪
星組は、今まで、歌える生徒に歌わせなかったり、場を与えなかったり、何を基準に起用しているんだろう、とすごく不満でした。
歌も、ダンスもできる生徒がいても 適材適所で使わなかったら 「できる生徒がいない」のと同じになってしまいます。
今回のショー「Ray 」は、みんな いつもより場面をもらって、弾けてますね!!
トップコンビの 礼真琴、舞空瞳、共にショースターなので ワタクシ的に、とても楽しいです。
前トップコンビはショースターではなかったので、キレッキレのダンスや、難度の高い振り付けの場面は、ずっと2番手のことちゃん(礼真琴)が担ってきました。
紅さんのサヨナラ公演のショー「Éclair Brillant」では、ことちゃん、大丈夫?と心配になるくらい、ダンス場面で踊りまくりでしたね。
今公演では、トップになったことちゃんが、魅力を余すところなく発揮してますが、新たに戦力に加わった、愛月ひかる、綺城ひか理も見せ場をいっぱいもらっていて・・・
新生星組に、新たな風を入れて いい化学変化を見れそうで、今後がますます楽しみになりました!
ショーの構成
プロローグ 総踊り
瀬央ゆりあ&若手
天寿光希&音波みのり
礼真琴・舞空瞳ほか 組子
愛月ひかる・有沙瞳 組子
華形ひかる
礼真琴・舞空ひとみ
オリンピア: 漣レイラ 音咲いつき 碧海さりお 天飛華音 水乃ゆり
フィナーレ
・天華えま・極美慎
・黒燕尾
・娘役
・デュエットダンス カゲソロ:音咲いつき
印象に残ったこと だらだら書き
全体に若返った印象。
当たり前のことのようですが、星組っていままで若手の起用が他の組より遅れているように感じてました。
上級生の方が安心して任せられると思っても、若手に場を与えないと舞台度胸もつかないです。ライトを浴びてキラキラと輝くのがダイヤモンドだから どんどんライトを当ててあげて欲しいです。
フィナーレのデュエットダンスのカゲソロは、白妙なつちゃんかと思ったら、96期の男役から娘役に転向した音咲いつきちゃんでした。今回、あちらこちら、目立つところで使われているいーちゃん。
これからますます活躍の場を広げそうです。
歌姫は2番手の有沙瞳ちゃんで、NYのシーンでセンターもらって。今までの歌姫の白妙なつ&夢妃杏瑠のお二人はサイドに回りました。ここも若返り。
有沙瞳ちゃんが2番手なら、娘役3番手は? 音波みのりちゃん? 別格??
別格といえば 音波みのりちゃんと対で使われている てんてん(天寿光希)も、変わらずご活躍で、2人で銀橋渡りもあり、安定のお二人です。
101期・碧海さりおくん。歌もダンスもお上手です!! いろんなところで目に飛び込んできました。ダンスキレッキレで、これから オペラ泥棒されそう。ロックオンします!
102期の天飛華音くん、言わずもがなのご活躍、もう路線に乗っているので、楽しみにしています♪
一時期ほどの勢いがなくなったな、と思ってたぴーすけ(天華えま)が、今回、しっかり使われて、歌唱も良くなっていました。一期上のあかちゃん(綺城ひか理)が来たことが、いい刺激になりそうです。
上手下手のダブルトリオに、朱紫令真くん。
歌唱場面では夕陽真輝ちゃんかな? 目に止まりました。
歌唱といえば、の輝咲玲央、紫りらと共に んんん?? 朝水りょうくんも!?
今まで放置状態?だった 彩葉玲央くんも今回見せ場もらってますし・・・
ロケットガールに 歌上手の 小桜ほのかちゃんと桜庭舞ちゃん。ちゃんと見せ場つくってもらってよかったね♪
2番手のあいちゃん(愛月ひかる)、歌は、まあアレですけど、大人の男、クール&セクシーを表現できるのはあいちゃんだわ、やっぱり。星組に来てくれてありがとう、と思います。
今回、アレは、誰??と思ったのが 花組から異動してきたあかちゃん(綺城ひか理)。
やっぱり、星組組子として、まだ見慣れないけど、これからどんどん存在感を増してくるでしょうね^^
特筆べきは、せおっち(瀬央ゆりあ)の歌唱力UPですね!
昨年末の「龍の宮物語」でうまくなったな~と思ってたのに、更に歌唱力UPして、一場面もらってセンターで歌い踊ってる姿を5年前には誰が想像したでしょうか? 努力の賜物、素晴らしいです!
しっかりと 同期のトップ・礼真琴を支えている感。 同じく同期のひーろー(ひろ香祐)もね、実力あるから、安心安定の生徒さんです、頼むよ~^^
天希ほまれ、湊璃飛、夕渚りょうのお三方も目に止まりましたよ~
そう言えば!! 次期組長(現・副組長)美稀千種さんにソロ歌唱の見せ場あり!! すごっ!と思いました^^
歌唱と言えば!! 下記忘れてた!! 99期の遥斗勇帆くん!! もっと使って!と思うぐらい、パワフルで聴かせてくれます。フィナーレでパレード後、下手の袖にいるのですが、一人、動きがすごく大きくてキレッキレです^^ 生き生きして楽しそうでいいですね^^
もう、書き出したらきりがないなーー。ちょこちょこ追加・・・ ^^;
これからの星組が楽しみすぎます!
ダンサーで 低音ボイスが魅力のことちゃんがトップになったら、演出家の皆さんは、あれもさせてあげたい、こんな礼真琴を観たい、と創作意欲を掻き立てられるのではないでしょうか?
必ず、満足のいくクオリティでお届けしてくれるので、これからの星組、勢いが加速していきそうです!!
今回のショー「Ray 星の光線」では、適材適所に生徒を使っていただいたからだと思うのですが、みなさん生き生きされてます。観ていて本当に楽しい ← 大事だから2回目w
これは、中村一徳先生の愛なのか それとも 今後も星組は、こんな生徒の使い方(適材適所)で演ってくれるのかどちらでしょう?
スポンサーに忖度して 下手な生徒を使うとか、ありがちな宝塚ですが、宝塚歌劇団は、歌、ダンス、芝居で、お客さんを魅了するところです。
できる生徒はどんどん使ってあげてください、お願いします。
今日の朝日新聞「折々のことば」が心に止まりました。
置かれた場所で咲きなさい、ではなくて、咲く場所に置きなさいってことなんですね。(杉江由次)
朝日新聞「折々のことば」
これは書店員さんの言葉です。店頭の本の置き方も子育てのようだ、というエピソードに出てきます。
置かれた場所で咲きなさい、は ちょっと勝手に咲いてろ、って突き放した感じで、冷たいですよね。
咲く場所に置いてあげる方が 花はより豊かに美しく咲くのですよね。
組子も 咲く場所=明るいライトの当たる場所に置くと 生き生き輝き始めます。
一人でも多くの組子が いいところを出して伸びていくように、星組は育てて上げて欲しいです。