宙組の皆様、お元気でしょうか?
2度にわたる初日延期で、残り13日21公演(新人公演含む)そのうち貸し切りが5公演。
先日、初日延期のニュースを受けて、すぐに1公演チケット取りましたが…今度こそ、幕が開きますように、と祈る気持ちです。
さて~、ちょっと満たされない気分もあるので、「プロミセス、プロミセス」のCDを購入して聴いてみました。
CDってどうよ?って思ってました
ブロードウェイミュージカルは、版権が厳しく制限されているので、スカイステージで流れることもないですし、BDにできない作品も多いですね。
宙組の東上公演の「プロミセス、プロミセス」も、円盤化されない、と聞いてがっかりしてました。
その後、CDが発売になる、とのニュースが出ましたが…
映像を観たいのでCDは…と食指動かず。
でも、スカイステージで放送もない、となるとあの舞台の感動をなんとかとどめておくにはCDしかないのだ、
というか、CD発売ありがとう!!に思考シフトチェンジ。
購入しちゃいました♪
映像がないと「間」がわかりにくい
例えば、ですが、2人が見つめ合って立っている、という状況で、セリフがなかったら…
CDだと、今どういう状況??ってわからないですよね。
ラジオだと、常に音を流してないと、要するに無音だと「放送事故」になってしまいます。
ラジオの実況中継ではアナウンサー喋り通しですし。
舞台はCDのために作っているわけではないので、今、どういう状況かは、わりとわかりにくいです。
観たことがあるから、記憶の扉を開ける鍵になってくれるかな?と思いCDを買いましたが、Disk1を聴き始めたときは、ちょっと違和感ありました。
最後まで聴けるかしら?と思ったのですが、途中から楽しくなってきて、あっと言う間でした!
幕開き、目覚ましのベルが鳴り響いていて…
ここでキキちゃん(芹香斗亜)がベッドから飛び起きて、顔を洗って、コーヒーを入れて、一瞬でお着替えして会社に向かう…という早業をやってのけているのですが、もちろん、なんの説明もないので、そういう点で映像のないCDは辛いです。
ちょっと顔を見合わせたり、物語のヒントになるような事でも、音声がなければCDはさらりと流してしまうので、芝居の感動は薄め for me
歌唱が素晴らしい!!
メインキャストの皆さんは皆滑舌がいいので、セリフが聞き取りやすくて、その点はCDになってもストレスフリー♪
あの膨大なセリフをすらすらと話すキキちゃんがすごい、と改めて思いました。
そして、歌唱が素晴らしいから音楽CDとしての価値もあります!
キキちゃんはもちろん、じゅりちゃん(天彩峰里)の歌唱にうっとり。
和希そらくんasシェルドレイクの「WANTING THINGS」は、歌い終わったあとに拍手しそうになりました^^
キキちゃんと峰里ちゃんのデュエット「I'LL NEVER ALL IN LOVE AGAIN」は、ずっと頭の中に流れています。
役者は声が大事、を再認識♪
セリフの多い主要キャストは皆さん、滑舌がいい、台詞回しが巧い。
CDを聴いているうちに、どんどん引き込まれていきました。
軽妙なキキちゃんのお芝居、チャックの人柄にぴったりな明るくて軽めな感じが伝わります。
じゅりちゃんのお芝居は、ちょっと寂しげで淡々としていて、でも声質は温かくて。
ドクターのまゆぽん(輝月ゆうま)は、オジサマを作り込んでて、話し方も工夫されてましたね。
シェルドレイク部長のそらくんもオジサマなので、低めのゆったりと貫禄のある喋り方でした。
瀬戸花まりちゃんも、滑舌がいいので、毅然とした秘書役にぴったりでした。
特筆すべきは、やはりあーちゃん(留依蒔世)!
派手ツヨな女性から強面男性への変貌ぶりは素晴らしかったのですが、声でもしっかり使い分けてて、どちらもお上手でした。
セリフまわしが楽しくて、聴き入ってしまいました。
声だけでもそれぞれのカラーを感じられて、こういう楽しみもあるんだ、っていう発見でした。
昔は「公演LP」があった?
ヅカファン歴が長い友人が言っていたのですが、BDもDVDをもビデオテープもない時代、公演内容をLPにして売っていたそうです…
それって、この「プロミセス、プロミセス」みたいなものですね^^
全く観れなかったから買うというより、公演内容を思い出すためのツールのような気がするCD(昔はLPレコード)ですが、マイクが直接音を拾っているので、セリフ聞き取りやすいですし、
歌うまさんの声がdirectに伝わってきて胸熱でした。
余り期待していなかっただけに、思った以上に感動できて自分でもびっくりでした^^
素敵なお歌が21曲も♪
聴き応えありました、大満足!
キキちゃん、じゅりちゃん、そらくん、素敵な歌声をありがとう!