ぴあで「ポーの一族」の視聴券を買って安心してた。
14時。パソコンをテレビに繋ぎましょ♪って思ったら、ケーブルが無い~~~~!!って家探しして大汗かいたわ。疲れた… 2時間探し回って、1回探して見つからなかったテレビ台の引き出しにて発見…orz
ポーの一族 ライブ配信を観た感想は…
先日も記事に書きました、宝塚版のポーの一族が、完璧にその世界観を表して、キャスティングがすべてぴったりとハマっていたので あれを完成形として 永久保存版にしておきたかった、と。
今日、梅芸のポーの一族を観て ちょっと複雑な気持ちになりました。
宝塚版と変わらない作りなので、わかりやすかったのですが、キャスティングが違うとこうも違うのか、という驚き。
明日海りおでエドガーを再び
あの、独特の空気を纏ったエドガーを体現できるのは明日海りおしかいない、と言っても過言ではないのでは?
いろんなトップさん、俳優さん「はまり役」がありますが、みりおちゃん(明日海りお)のハマり役のひとつがエドガーです。
トートなどもハマり役かもしれませんが、無二の存在 みりおエドガー。
佇まいや目線の動かし方、セリフまわし、どれをとってもミステリアスで、意味ありげで、苦しみの陰りがある…かと思えば、水車のシーンは、無邪気で可愛くて…ギャップにやられます!!
同じ1人の人間が、ひとつの作品の中でここまで 変幻自在に役を生きている、それを楽しませてもらえて嬉しいです!
男性が入ることのメリット・デメリット
宝塚と違い男性キャストがいらっしゃるので、力強い動き(ダンス)が魅力です。
私は特にコーラスで、低音の響きが、厚みを持たせていて聴き応えがあるな、と思いました。
アンサンブルの皆さんは、オーディションを勝ち抜いキャスティングされている百戦錬磨のツワモノばかりですので歌って踊って素晴らしいです。
男性キャストでは、「レミゼ」でもご活躍の福井晶一さんのキングポーが存在感ありました。
ポーツネル男爵の小西遼生さんも佇まいが素敵でした。
やはり、舞台人としての経験が豊富な方が芝居を締めてくださっているのを痛感しました。
初ミュージカルの千葉雄大くんを、アランに抜擢の是非
エドガーをできるのは、明日海りおを置いて他にいない、と思っています。
そして 時空を共に旅するアランという重要なお役に初ミュージカルの千葉くんは。
彼なりに頑張ってたのかもしれないけど 舞台人の中にシロウト、みたいな雰囲気がどうしても否めなかったワタクシです。
「舞台経験」というのは一朝一夕で体得できるものではなく、コツコツと積み上げて体得していくものだから。
脇を経験して、少しずつステップアップしてきた役者さんたちを尻目に、いきなりの抜擢で基礎も十分でないままに真ん中近くに据えるのもどうかと思いました。
この「ポーの一族」という作品は、役者の担うところが大きい作品ですから、誰でもができるお役でないのはわかります。
女性で「男役だった」明日海りおさんが演じて、中性的でミステリアスな雰囲気を纏ったエドガーを体現していたからこそ 大成功した宝塚のポーの一族。
外の舞台の男優さんは長身の方が多いですが アランは男性らしい風貌では駄目、少年のような儚さを表現できる男優さんが望まれます。
その点で、少年らしさを表現できる千葉雄大くんはハマるとキャスティング発表のときから思っていました。
が、舞台での居方、台詞回しが 私には物足りなく映り、宝塚でアランを演じた柚香光くんを恋しく思いながら観ていました。
要所要所で歌う千葉雄大くんの歌唱力にも、かなり不満です。
生観劇したら どう感じるのか…早く生で観てみたいです。
ビジュアル重視で夢咲ねね 綺咲愛里の抜擢
こちらも断然、宝塚版の仙名彩世、華優希の方がワタクシ的にしっくり来ます。
仙名彩世の圧倒的歌唱力、華優希の儚げなメリーベル、最高でした。
シーラの夢咲ねねさんは、宝塚のトップ娘役の頃に比べればかなり歌唱はよくなっていますが 外の舞台人に比べればまだまだ。
綺咲愛里さんは、「かわいい」の一点で売ってたトップ娘役さんだったので、今回もその魅力を余すところなく発揮しています。
が、個人的好みで華優希さんのメリーベルの方が好きです。
おふたりとも星組のトップ娘役でしたから やはりいいお役につかれるのだな、と。
素晴らしい歌唱力で鳴らしてた 元宙組の娘役の純矢ちとせさんの美声を聴きたかったのにお役が小さくて歌唱場面がなくもったいないキャスティングでした。
歌上手娘役だった元宙組の七瀬りりこさんは、アンサンブルで活躍されていました。
主要キャストには、歌唱力のある方で観たいです。せめて宝塚以外の舞台では。
涼風真世さんの怪演にびっくり&笑い
エドガー兄妹を森で拾った老ハンナと 降霊術使いのブラヴァツキーの二役。
かなり怖いw
老ハンナも厳しい人、という意味で怖いけど、
降霊術のブラヴァツキーは、見た目からして怖い、役作りがすごいです!
相当の覚悟、役者魂が無いと、できそうにないお役。
まず、お顔が誰??ていうぐらい怪しい表情をしていて、とても老ハンナと同一人物と思えません。人はここまで変われるのだな、と。
憑依するところも迫力のある演技で、さすがベテラン、と感嘆してました。
書きたいことがいっぱいあるのですが、観終わった後、友人とおうちごはん食べてヅカトークwithマスク してたら遅くなっちゃって…^^;
続きを書くかどうかは、気まぐれで。
HDMIコード探しで疲れたわ…