原作とはかなり違う? ピガール狂騒曲
舞台が、大幅に違います!
原作では 舞台はイリリア(バルカン半島)ですが、「ピガール狂騒曲」は、舞台を1900年、フランス・パリのピガールに持ってきたことで、華やかさ増し増し、登場人物も、モンマルトルで活躍する画家たちを取り入れることでお役も増えて 見どころが増えたのでは?と思っています。
原作は…なんでも知ってるWikipedia大先生によりますと ↓
双子のきょうだいであるヴァイオラとセバスチャンが船の難破で離ればなれになってしまったことから始まる。ヴァイオラは少年に変装するが、自分が仕えているオーシーノ公爵に恋をしてしまう。オーシーノは伯爵家の令嬢であるオリヴィアに恋をしているが、オリヴィアはヴァイオラを男だと思い込んで思いを寄せるようになってしまう。
十二夜 Wikipediaより 引用
ヴァイオラが男装したことで 恋愛模様が複雑になって面白いんですが、さて、宝塚版は?
配役表からは 原作のお役がわからない
「十二夜」のお役・実在の人物 | ||
ジャック/ヴィクトール |
セザーリオ/ヴァイオラ | 珠城 りょう |
ガブリエル | オリヴィア | 美園 さくら |
シャルル | ?? | 月城 かなと |
ミシェル | 光月 るう | |
ヴァネッサ | 夏月 都 | |
フローレンス | 紫門 ゆりや | |
ルイーズ | 白雪 さち花 | |
ロートレック | トゥールーズ・ロートレック(実在・画家) | 千海 華蘭 |
ウィリー | ウィリー・ロニ?(実在・写真家) | 鳳月 杏 |
マルセル | マルセル・プルースト?(実在・小説家) | 輝月 ゆうま |
エマ | 晴音 アキ | |
セドリック | 春海 ゆう | |
フィリップ | 夢奈 瑠音 | |
ギイ | 颯希 有翔 | |
イヴ | 蓮 つかさ | |
ラ・グリュ | 人気女性ダンサー(実在) | 海乃 美月 |
エドモン | 佳城 葵 | |
花屋 | 朝霧 真 | |
レオ | 暁 千星 | |
テオドール | テオドール・ルソー?(実在・画家) | 英 かおと |
新聞売り | 蘭 尚樹 | |
ボリス | ボリス・ヴィアン?(実在・作家) | 風間 柚乃 |
イヴェット | 夏風 季々 | |
ミスタンゲット | シャンソン歌手 | 天紫 珠李 |
ポール | ポール・セザンヌ?(実在・画家) | 彩音 星凪 |
ピエール | ピエール・オーギュスト・ルノワール?(実在・画家) | 礼華 はる |
サラ | 結愛 かれん | |
グリーユ | 蘭世 惠翔 | |
アラン | 柊木 絢斗 | |
モーム | 白河 りり | |
ヴィヴィアーヌ | きよら 羽龍 |
上記 配役表は宝塚歌劇公式HPより引用
「十二夜」主要キャスト (Wikipediaより引用)
- ヴァイオラ(シザーリオ) 物語の主人公。シザーリオは男装時の名前。
- オーシーノ公爵 ヴァイオラの仕えるイリリアの公爵。オリヴィアに求婚。
- オリヴィア イリリアの伯爵令嬢。
- サー・トービー・ベルチ オリヴィアの叔父。
- サー・アンドルー・エイギュチーク オリヴィアの求婚者。
- マライア オリヴィアの侍女。
- マルヴォーリオ 伯爵家の執事。
- フェステ 伯爵家の道化。
- セバスチャン ヴァイオラの双子の兄。
- アントニオ セバスチャンの友人。
謎がいろいろ…
① いきなりわからないのが たまきち(珠城りょう)のお役
原作は、女性のヴァイオラが男性に扮することで誤解が生まれ、ドタバタ恋愛喜劇になるわけですが、たまきちの役名は、ジャックとヴィクトール。どっちも男性名。
男女の双子だからこそトリックがあるわけですけど…
根本的なところで、随分改変されているのでしょうか?
宝塚のトップスターが女性を演じるというのは考えにくいので 「女性が男装する」ところを、「男性が別の男性に扮する」にしたのかもしれませんね。
双子の兄もたまきちが二役で演じてしまうのかも??? ジャックとヴィクトールは双子の兄弟?
本来、ヴァイオラが男装しているから、起きる誤解で話しが面白くなるのに…原田諒先生がまたまた面白く潤色してくださるのでしょうか?
偶然にも顔を揃える様々な秘密を背負った男女。彼らの思いが幾重にも絡み合い繰り広げられる恋の駆け引き、恋の鞘当てが、明るく楽しく軽妙洒脱に、そしてロマンティックに展開する祝祭劇です。彼らの恋の顛末と共に、ミュージック・ホールを彩る美しく豪華絢爛なレビューシーンも大きな見どころ。
宝塚歌劇公式HPより引用
面白そうじゃないですか~~^^
で、さくらちゃん演じる ガブリエルは、原作では、伯爵令嬢・オリヴィアで間違いないかな?
② 2番手のれいこ(月城かなと)が演じるのは 役の大きさから言うとオーシーノ公爵が適任なんですけど。
ポスターのれいこちゃんの写真が 片方の口角あげて、ニヤリ、と不敵な笑みを浮かべているのでちょっと黒っぽい役かしら?と。シルクハット被ってるので ディズニーのドクター・ファシリエを思い浮かべつつ、役割は、「ムーラン・ルージュ」の劇場主、「ファントム」のアラン・ショレのような支配人?と思ってしまったわ。
謎。
③ 3番手のありちゃん(暁千星)や 最近とみにご活躍の組長・光月るうさんも、役名から、どんな人物かもわからず。
きっとキーマンだったりするのでしょうが…
若手もお名前出てますが すべて実在ではなく、市井の人々かもしれず。
原作ありとは言え、まだまだモヤがかかっておりますので 早いとこ、人物相関図を出していただきたく思いますw
原作では2組のカップルが誕生する、ハッピーエンドなんだそうです。
もし、原作に則っているならば、 珠城りょう❤美園さくらのカップルの他に、どんな組み合わせのカップルが誕生するのでしょうか? そちらも楽しみです^^
公演解説の「恋の駆け引き、恋の鞘当てが、明るく楽しく軽妙洒脱に、そしてロマンティックに展開する祝祭劇」というフレーズに、なんだかワクワクしてきました^^
106期生の初舞台公演でもありますから 華やかに、にぎやかに、コロナ禍での沈滞ムードを吹き飛ばしていただきたいです!!