久しぶりに買った歌劇2月号
毎月、歌劇と宝塚GRAPHを欠かさず買ってる方もいらっしゃるというのに、私は本、雑誌の類はあまり買わないんです。捨てられないタイプなので、たまっていくのが怖くて…^^;
たまに、座談会の内容を知りたい時には歌劇を買います。
星組公演「眩耀の谷」と 月組公演「出島小宇宙戦争」の内容を知りたくて久しぶりに買った歌劇2月号。
座談会だけ読んで放置していた歌劇を改めて目を通したら…
だいもん(望海風斗)の「綴(つづる)」が興味深かった
「トップ男役が舞台に、あの人に思いを綴ります」のコーナー。
舞台に対する姿勢とか、いろんな場面で耳にしていますが、やっぱり「字」で「文章」になっているとガツンと入ってきますね~
「舞台に関する様々なキーワードからセレクト」された For Stage。
キーワードは、パレード、台本、芝居、歌、初日、大羽根、踊り、舞台袖 の8項目
ファンはお稽古の映像をスカイステージで観ることはあっても、そこへ至るまでのプロセスを観ることはありません。舞台裏でどのような事が行われているか 興味津々なので、だいもんの想いが綴られているこのコーナー、楽しく読みました。
For Stage
パレード
「皆に迎えてもらう瞬間は本当に幸せ」。これは皆さん トップ男役経験者はおっしゃいますね。
公演の一番最後に 大羽根を背負って皆に迎えられるのは たった一人、トップだけ。それだけに幸せと共に、責任を感じる方も。
だいもんは、神聖な場所のような感覚、と。
観てる方も 毎回フィナーレは感極まりますから トップさんはなおさらでしょうね。
本当に 華やかで、愛に満ちた空間ですから、これがないと終わらない。
フィナーレの高揚感がすべてのことを浄化してくれる気がします。
台本 ←興味深い!
台本を分析しながら芝居を作っていく作業が楽しいのだそうです。
演劇部でもなかったので「芝居」をする、のも作るのも経験がないので、どんなことをしているのか興味津々です。
自分の台詞を「これ、本当に思って言えるのかな」と 冷静に客観的に「分析」してるんですね~
わかります! ときどき、は?ここでこんな台詞、ありえない! 不自然!って思うような台詞ありますね。それで一気に興ざめして、現実に引き戻されることもあります。でも「台本」に書いてある台詞を 生徒は意見できないんですよね?
気持ちの変わり目や、自分の台詞の裏側にある気持ち…などを台本に細かく書き込んでいるそうです。
「お稽古では、文字を辿って創っています。」
歌劇2月号
芝居
最近、役を通して自分と対話するような感覚が楽しいなと思えるようになったんです。
歌劇2月号
なりきる、とか 演じるではなく 自分の経験などと通して発していかなければ、と思っているそうです。
芝居をしたことのない人間からすれば、自分とは全然違う人間の役になる、という感覚がわかりにくいのです。ただ、台本通りに台詞を口にしているだけではだめで 役の人物の性格や生い立ち、置かれた立場などを考えて、役作りをしていかれているようですが 役=自分、ぐらい自分の体から自然に出てくるもので 役を表現しているのでしょうか。
役と向き合うんですけど 自分自身とも向き合う、その時間はとても大切だと思います。
歌劇2月号
深いわ…
歌
歌に対して変われたのが「ファントム」だった~?? 歌上手・だいもんでも まだ変わる余地があったのですね!
十分過ぎる評価をえても なお努力を惜しまない姿勢がすごい!!
楽譜を細かく分析することで、自然と感情がのる部分もあるけれど もっと細かい機微を表現できる、と実感したそうです。
歌が好きだから歌いたい、というところをもう一つ超えたものが見つかった。
歌劇2月号
素晴らしい~
歌上手の自分に甘んじることなく 努力をすれば更にその上にステップアップできたのですね。
初日
毎回緊張するけれど それを乗り越えた時に味わう喜びは半端ない。
大羽根
公演の最後に二人の衣装部さんと息を合わせて背負っているそうです。
両脇から腕を通して ヨイショっと肩にセットしてもらうのかな? ←脳内で想像中
いろんな人の助けがあって羽根を背負える、舞台に立てる、
「羽根を背負う」は、文字通り 大羽根を背負うこともそうですが そのトップとしての責任を負うことでもあり、毎回、支えてくれる組子や裏方に思いを馳せているんでしょうね♪
踊り
花組で男役の踊りを 上級生から厳しく教えてもらったことで どう格好よく見せたいかを考えながら踊るようになったので、当時の上級生には感謝しているそうです。
舞台袖
舞台袖では、(出番前に)敢えて、役にならずに ふざけたり 違うこと考えたりしているそうです。その方が舞台に出た時集中しやすいんですって。
なんだか それはわかる気がします、ビシっと「切り替える」感覚がいいんでしょうね。
舞台に出たら前の人の創った空気をしっかりと繋げていくことをすごく意識するようになりました。
歌劇2月号
舞台を作るのは一人だけではないから、舞台の中の一員として その場に溶け込んで空気感を共有するのが大事なんでしょうね!
だいもんの舞台に対する姿勢、役作り、すごく興味深く読みました。
皆さん、お稽古に精進されていますが 実際にどんなことを考えてお稽古されているのか、その姿勢もわかって、だいもんの舞台に対する気持ち、知ることが出来てよかったです!
組長の奏乃はるとさん、相手役の真彩希帆ちゃん、「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の新人公演主演を務めた諏訪さきちゃん宛のお手紙とお返事も掲載されていて ほのぼのしました・・・^^