昨日、スカイステージの特番「ほっとなふたり」を観て思ったこと
出演者は、各組トップコンビ、
花組 柚香光 星風まどか
月組 珠城りょう 美園さくら
雪組 彩風咲奈 朝月希和
星組 礼真琴 舞空瞳
宙組 真風涼帆 潤花
10人中 半数の5人が組替え経験者。
流石に、花、月、雪、星の4組のトップさんは、生え抜きですけど、月組はおふたりとも生え抜きですね!!
人事調整組と揶揄される宙組は、おふたりとも組替え組なんですね~。
花組
前任の華優希ちゃんが、思いの外早い退団で、バトンは組内に渡らず、宙組からトップ娘役の星風まどかちゃんがスライド。
この人事に、当時、ネットがざわつきました。
歌、ダンス、お芝居、と何でもこなす星風まどかちゃんは、入団成績もよく、初詣ポスターにも抜擢されるビジュアルなので、ホッとされてる花組ファンも多いのでは、と思ってます。
宙組からの落下傘でトップ娘役=お姫様のお越し入れに、ついていく女官のように、宙組・副組長のあおいさん(美風舞良)まで花組に異動。
これまた まどかちゃんに厚遇!
まかまどコンビが大好きだったので、解散はショックでしたが、れいちゃん(柚香光)得意のダンスを引き立ててくれるような、娘役が望まれてましたから、適任♪
今後が楽しみ♪
いくらお上手な生徒さんがいらしても、れいちゃんとの「並び」が合わないとね。
宝塚は、「並び」を重視しますから。
要するに、お似合い、ってことですね、れいまどコンビの今後が楽しみ!!
雪組
もう、雪組のトップ人事はびっくりしかなかったですね!!
2回も 当時次期トップ・彩風咲奈 全国ツアーの相手役を務めた潤花を異動させて、元花組生で、雪組へ異動し、また花組に戻っていった 朝月希和ちゃんを、1年経つか立たないかのうちの呼び戻して 潤花ちゃんの代わりにトップ娘役。
ドタバタ感が否めず。
希和ちゃんの東上公演「マスカレード・ホテル」のヒロインが決まった頃に、人事に動きがあったということですね?
宝塚は、新公主演、バウ主演、東上公演主演を経ないとトップにはなれない、という不文律があるので(たまに例外あり)、慌てて抜擢した感。
でも…いきなり抜擢すると、場馴れしてないから、あんまりしっくり来ないんですけども。
咲ちゃんと希和ちゃんのコンビは見慣れない感じだけど、しなやかなダンスが素敵なので 歌の雪組から、がらりと色を塗り替えていくのかも知れません。
星組
元花組の舞空瞳ちゃん。
ことちゃんが感心するぐらいパワフルで、笑顔100点満点のお墨付きももらってます^^
なんと言っても、歌って踊れる礼真琴についていける技術とタフさを要求されます。
更に、かわいい系の男役のこっちゃん(礼真琴)だから、娘役も、大人っぽい感じよりキュートなタイプがいいから、よくあってます。
ロミオとジュリエットでもVERDAD!!でも 大活躍のおふたりですから、本当に、なこちゃん(舞空瞳)、花組から来てくれてありがとう!!!
宙組
まかまど、解散しちゃって、どうなるかと思ったけど意外や意外、まかじゅんもいい感じ、というラッキー。
なにより、素で仲良しっぽいのがいいです。
こうでなくっちゃね。
潤花ちゃんには、宙組異動は、晴天の霹靂か、予定どおりかわかりませんが、昨日の特番観て好感度UPしたので、新トップコンビも楽しみになってきました。
異動が、新しい風を入れ 化学変化で組を活性化する
常に入退団をくりかえし、組替え、シャッフルで新陳代謝して、マンネリ化を回避している宝塚歌劇団。
トップ・トップ娘役も例外ではないです。
トップさんが、他の組から来られた場合、ご本人はもちろん、ついていく組子も最初は大変だと思いますが、
受け入れる寛容さ、新しい環境に馴染む力、そういったものが生み出す「新しい空気」が、作品を作る上で、プラスに作用するのかな、と思います。
宙組では、未だに生え抜きトップさんが出ていません。
宙組内に、適任の生徒がいないわけでは無いのに、不思議…。
トップスターありきのトップ娘役の過酷な?運命
技術があるだけでも、容姿が整っていても、両方あっても まだアレが無いと無理。
以前、宝塚お受験を追いかけたテレビ番組で、ダンスも歌唱も素晴らしく、可愛い受験生が落とされて、「これ以上、何が足りないのかわからない」って言ってた親御さんがいらしたそうです。
足りないのは…お金ちゃう?? と友人。
伊吹有喜著「カンパニー」 月組で上演され、NHKBSプレミアムでもドラマ化された作品にも書いてましたけど、バレエがどんなに下手でも、チケットをさばける人が、いいポジションを取る、と。
そういう世界。
商業演劇であり、芸術にはお金がかかるのは常識だから仕方がない…と大人は割り切れても、努力が実を結ばない、と若くして知る羽目になるのは 過酷だな、って思います。
頑張ってきた本人はもちろん、支えてこられたご家族、教室の先生方などみんなが哀しく思うことでしょう。
オリンピックでは…たくさんの人やスポンサーに支えられている選手の努力は、勝敗と言う形で返ってくるけれど 納得できるものだと思ってます。
娘役は、誰かの「相手役に、」とポンと異動させられるイメージです
まどかちゃんにしても、潤花ちゃんにしても。
あのお歌の上手な娘役さんは誰のお嫁さんになるんだろう?と つい、同じ組内で探してしまうけど、どこかの組に異動して、そこでトップ娘役になる可能性のほうが大きいですね。
今回、朝月希和ちゃんの 花→雪→花→雪は、オドロキましたけど。
以前宙組のトップ娘役の 陽月華ちゃんは、星組から、野々すみ花ちゃんと、みりおん(実咲凜音)は花組から。
花總まりさんに至っては、星→雪→宙で 雪と宙でトップ娘役、と華やかな経歴ですね~
番手の上の生徒さんが異動になると、トップ娘役候補かしら?と思ってしまうのですが…
97期で星から花へ異動になり、新公、バウ、東上と様々なヒロインを経験したのにトップ娘役になれなかった城妃美伶ちゃん、本当に残念でした。
同じく97期でヒロイン歴任した海乃美月ちゃんは、美園さくらちゃんに先にトップ娘役を譲って、満を持してのトップ娘役に決まりました。
皆さん、紆余曲折を経てのトップ娘役。
王手がかかっててもなれない場合もあります。
それは、相手役の都合だったり、劇団の都合だったり、トップ娘役候補は、メンタル強くないとやってられないですね。
そうそう、さくらちゃんのサヨナラ特番観たんですが、辞めようと思って時があったって言ってて、びっくり!
さくらちゃん、あんまり欲がなさそうな感じ^^;
辞めなくてよかったね~♪
いやん、めちゃくちゃダラダラ書いてしまったわ。思いつくことをそのままに。
え~っと要するに、トップ&トップ娘役、組替えがあっても、それを肥やしにして、置かれた場所で、大きく花開けばいい、って言いたかっただけ!w
最初は違和感あっても、だんだん馴染んでくるから。
生徒さんの方も、そう見えるように、努力は惜しまないでほしいですけど^^
誰もが到達できない頂点に立つ人は、並大抵の体力、精神力では務まらないな、といつも感心してます。
夢を売るフェアリーたちをこれからも愛し、愛でたいと思います♪