感動の波状攻撃に、息吐く暇もない!
マイ初日は、目から、耳からたくさんの情報が入って来て、脳内処理が大変でした。
初日近くより 皆さんどんどんお歌の力も素晴らしくなって 堂々としていてそれだけでも感動なのに…
ストーリーで楽しんでいたら、真風やキキちゃん、まどかちゃん、ずんちゃん(桜木みなと)、そらくん(和希そら)美風舞良さんの大ナンバーに泣かされるし、この前まで、気づかなかった発見もあって…
今日は、美風舞良さんのスキャットに、涙が流れました。
大人数ナンバーも素晴らしい!
さすがコーラスの宙組!!!
今日は前方センター席だったので、あら、こんなところに!と発見する楽しみも♪
ロマノフ家の皆さんは、いろんなところでアルバイトしているので また着替えた!って「ピガール狂騒曲」のセリフみたいになってました^^
理解が深まると、より深い感情に心揺さぶられます。
そして、登場人物のことをいろいろ考えると感情移入してしまい、サンクトペテルブルクやパリへと心は飛んでいきます。
音楽が素晴らしい!!
少し前に【宙組】アナスタシアは第2のエリザベートになり得る!!|2回目も大満足♪
という記事を書きました。
それはやはり音楽がいいからです。
何度も観ると、曲を聴いたら、あの場面‥と音楽と場面が結びつきます。
何度も聴きたいし、何なら歌いたいぐらいです…ヅカカラオケに入れてほしいよ!
真風が、ユスポフのプライベート劇場で歌う場面は、たった一人で舞台を歌声で埋めます、素晴らしい働きです! こんな日が来るなんて…、です。
まどかちゃんも危なげない歌唱で、聴かせてくれて、今日も感動!
「トップスターの添え物」と言われがちなトップ娘役ですが これぐらい歌えると、添え物ではない!
トップ娘役は、これぐらい歌えないと… ね♪
キキちゃんグレブの大ナンバーが何曲もありますが、聴き惚れる。キキ惚れる?
貫禄すごいです! 朗々と落ち着いていて凄みもにじませていました。
ヴラドのずんちゃんも上手い! でも今回はお歌より軽妙なお芝居に注目が集まっています。
滑舌が良くて、歌って踊って大活躍の和希そら!! 長丁場の見せ場たっぷり堪能しました!!
宙組のみんなでぐるぐる廻りながら歌うサンクトペテルブルクの街角の歌も、みんな出ていて目がいくつあっても足りないわ!
私はせつせつと歌う ブタペスト経由パリ行きの列車に乗る前のナンバーが大好き!!
自然と涙が溢れてきます。
映像とセットが大好き!
紗幕に映し出される映像は 本の第1ページ 1906年 サンクトペテルブルク
の文字。
その、サンクトペテルブルクのニコライ二世の王宮のアナスタシアの寝室。
幕開き、板付きで、幼いアナスタシア(天彩峰里)と皇太后マリアお話しているところからして好き。
男役のすっしーさん(寿つかさ)がお上品なおばあ様で、幼いアナスタシアのじゅり(天彩峰里)が、あどけない無垢な可愛らしさでキュンキュンきます。
そこで、物語の鍵となるオルゴールをもらうのですが…アナスタシアの母・アレクサンドラは、大切なのはお祈り…と言い、今年最後のダンスパーティを楽しみましょうとニコライは提案するのですが…
この華やかなダンスパーティも素敵です。
ニコライ一家が真っ白なドレスに身を包み、記念撮影をする、古いカメラのシャッター音のボッ♪という音が、やがて銃声に変わり…
ここも好き~ 一家の周りを廻るボリシェビキのダンスも素敵~♪
そして、ニコライ一家の記念写真はメラメラと燃えていくところが映像に映し出されて、ロマノフ王朝の終焉を映像で表しています。
1917年(ロシア革命の年)も上に出てるのだけれどちょっとセットで見えにくいような。。?
1917年は、成長したアナスタシアが舞踏会に登場するところで、出てます。←(2020.12.13 追記)
キキちゃんasグレブの演説始まる前、かな?
は、レニングラード、って出てます。(2020.12.13 訂正)
ラスト、白い衣装のニコライ一家の集合写真にピンクのドレスのアーニャ(星風まどか)とデミトリー(真風涼帆)も一緒に写りこんで…
冒頭の本がパタンと閉じられ fin の文字。
おとぎ話を観ていた、という設定なんですね、素敵~♪
こういうの好き~♪
映像は、ただ、きれいな背景をリアルに描いているだけでなく、ダイナミックに動くのも観ていて楽しいです。
サンクトペテルブルクを流れるネヴァ川のほとりの公園で。
盆が回るのにあわせて背景も大きく廻り、ダイナミック! ここ大好き!
1幕ラスト、真風とまどかちゃんの立つ公園からさ-っと映像が広がって、眼下にエッフェル塔が見えてくる、という場面もダイナミック~♪
セーヌ川にかかるアレクサンドル3世橋の場面ではオルセー美術館の夜景? ゴージャスな建物がきれい。
川はキラキラと水面が揺れているのもリアルでした。
スカイステージの番組(突撃レポ?)で、映像とセットがすごいので観たいのだけど、出演しているので見れなくて残念、ってどなたかがおっしゃってました。
スタッフ
この作品は本当にすごい!
美術担当
装置:國包洋子
映像:石田肇
あっぱれでございます!! 引き込まれました。
今回3人の演出助手の先生が
町田菜花(2019年「PR Prince」でデビュー)
栗田優香(2021年「夢千鳥」でデビュー予定)
熊倉飛鳥
今日は、感動しすぎて、最後は涙、涙でした。
両隣の方もその向こう側の方も泣いておられて…
そう言えば、先日、まどかちゃんの専科への異動の発表後に観劇した友人が、あのニュースにショックを受けてもう宝塚歌劇を観るのをやめようかと思った、というほどの衝撃だったそうです。でも アナスタシア、まかまどのデュエットダンスに泣いた…と。
私も今日、まかまどのデュエットダンス、もう今後は観ることもないのだと思うときゅ~んと寂しさがこみ上げてきました。
今、最高に充実している宙組。
来年、ぽろり、ぽろりと組替えや退団で この完成形が崩れていくのかな…?
今の宙組が大好きだけど 新陳代謝が常のタカラヅカは、また新たなメンバーで新たな宙組を構築して 新たな魅力を放つようになる。
だからこそ 常に新鮮な魅力でファンを魅了するのだと信じています。