こんな発表、初めて見ました…orz
106期の夏南幸くん、本日9月27日付で退団ですって??
たまに集合日付で退団というのはみかけますけど、大千秋楽の翌日付とは…
体調不良により、「シャーロック・ホームズ」全日程休演でしたから、まだ良くならなかったにしても。
入団2年目、宝塚人生は始まったばかり。
まだまだこれからなのに…。
怪我、病気で休演は、意外と多い
バリバリのショースター、歌ってよし踊ってよしの97期首席のあーちゃん(留依蒔世)も、一時期怪我で休演していました。
2015年秋の外箱公演にも出演を果たせず、翌2016年のお正月公演「Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜」も全日程休演でした。
気持ちは焦るけれど、早くに復帰して、怪我の治りが中途半端だとぶりかえしたりで却って完治に時間がかかるので、精神的にも苦しいと思います。
でも、あーちゃんは、そんなお休みの期間も自分にとって「無駄ではなかった」と前向きに捉えているのがえらいですね~♪
とは言え、大事な時期だったようで、主席だったことでもわかるように、実力があるにも関わらず、宙組同期の中で最下位につけているのは、「最終テスト」を受けられなかったためでは?という大方の見方です。
そう言えば・・・宙組101期の湖々さくらちゃんも、お歌がお上手で音楽学校に首席入学だったのに、初舞台公演の「1789」、怪我で途中休演。
テストを受けられずなのか、当初は最下位の成績になってました。
組内に休演経験者もいらっしゃるので、励みにしてほしかったです。
花組の花野じゅりあちゃん 2013年「オーシャンズ11」休演
雪組の舞咲りんちゃん 2015年「星逢一夜」休演
他にも体調不良などで休演は、月組元トップスター・霧矢大夢さんの膠原病。
退団も考えた、という闘病生活だったようです。
長いお休みは、宙組→雪組の桜良花嵐さん。休演が当たり前のようになってしまっていました。
それでも皆さん、不死鳥のように蘇って、最後は大階段で晴れやかな笑顔を見せてご卒業されました。
タカラジェンヌは、フェアリーではなく生身の人間
音楽学校で、先輩には絶対服従、連帯責任、他、不条理なことにも首肯しなければならない忍耐力も叩き込まれる音校生。
よく、ヅカファンの友人と「(タカラジェンヌは)メンタル強くないとやっていけないね~」と感心してるのですが…
そのメンタルをやられる生徒さんも皆無ではないでしょう。
106期は、入団早々、コロナ禍に見舞われ、自粛期間もあり、不安な日々、お稽古もままならない期間を過ごされましたから、体調不良が、精神的なものから来てるものでないといいのですが…。
昨春、音楽学校の不文律廃止のニュースが一般紙、スポーツ紙の一面に出ました。
体を壊した予科生がいたため調べた結果、伝統的指導を廃止にしたそうです。
多感な少女期に、日々競争の中で学校生活のみならず、寮生活も、同期とともに生活し、心休まる暇もないから、体調が優れない生徒がいてもおかしくないですね。
以前読んだ、元雪組生・東小雪さんが著書に、生理が止まってしまう生徒が多く、止まらない生徒は、努力が足りない、というような目で見られる風潮があった、と書かれていました。オソロシイ。
一口に「体調不良」と言っても幅広いですし、かなん(夏南幸)の本当の退団理由はわかりませんが、もう一度舞台に戻って来てほしかった。
身長176センチ、キュートな男役がひとり、居なくなってしまった…もったいないです。
納得の退団ならば、今後のお幸せを心からお祈りしてます♪
宝塚歌劇団は、華やかな舞台を作ることに執心されてますが、その舞台で演じる生身の生徒さんの 心身の健康にも、留意してあげていただきたいです。