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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【星組】全国ツアー『PASSION D'AMOUR AGAIN!』|見どころたっぷり&瀬央の羽根…

星組全国ツアー公演『バレンシアの熱い花』

2023年3月27日 11:30公演を観てきました。

 

金曜日の『カジノ・ロワイヤル』に始まって『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』、土曜日は生観劇、日曜日は配信、そして 本日 星組全国ツアー公演観劇。

 

金土日月、ヅカ一色。

幸せだけど、ちょいお疲れ。

 

今日は疲れとお薬飲んでたので眠くて眠くて、『バレンシアの熱い花』は最初と、ところどころ観てたけれど、殆ど記憶にない…

もったいな〜い!!

 

なわけで、今回『バレンシアの熱い花』の感想はありません ^^;

 

若手の見どころたっぷり『PASSION D'AMOUR AGAIN!』

2020年、雪組の『PASSION D'AMOUR』を観ました。

望海風斗様のコンサート『NOW ZOOM ME』の裏の公演でした。

 

『NOW ZOOM ME』は、寸劇や映像が長くて、これがコンサート??

せっかくだからもっと生徒のお歌を聴かせてほしいわ…と若干の不満があったのと

齋藤吉正ショーなので、選曲が…orz

 

『NOW ZOOM ME』を観た後に『PASSION D'AMOUR』を観たら、すごくホッとした、というか、落ち着くべきところに落ち着いた心地よさを感じました。

 

宝塚らしい過去作品オマージュ。

 

今回の作品は、改編がありましたが、どのシーンも若手がたくさん使われていて楽しかったです。

 

星組は3つのグループに分かれての公演ですから、若手の出番が多くて、生徒さんたちもやる気に満ちてて、それも嬉しい発見。

 

ダンスシーンでは水乃ゆりちゃんに加えて彩園ひなちゃん

歌唱シーンは、都優奈ちゃんと七星美妃ちゃん

お芝居でマルガリータ役をもらっていた乙華菜乃ちゃんもいいポジション。

 

男役さんは 天路そら、夕渚りょう、蒼舞咲歩、奏碧タケル etcが目に飛び込んできました。

颯香凛くんは、歌唱場面でピックアップされていて目立ってました。

 

なんどでも言って恐縮ですが、ほんとに今まで星組、こういう試みがなかったのですが、

3つに分けても、どのグループも充実してて嬉しいです。

美味しいとこ取りの充実のシーン満載

2020年10月に上演された『PASSION D'AMOUR』は、2幕ものでした。

30分の休憩を挟んで40分ずつ、80分。

今回はそれをぎゅぎゅっと55分に縮めた分、旨味凝縮なショーとなっておりました。

 

夢・アモール

アディオス・パンパミーア

ロマンス

Bad Pwer

ノスタルジア

 

…おなじみの場面ですね。

岡田敬二先生のいいとこどりパッチワークショーも、本公演だときちんと新作を創っていただきたいな、と思うのですが

別箱、全国ツアー公演ならこれもあり。

 

とくに全国ツアーは、あまり宝塚に馴染みのない方もご覧になる、と想定すると、このような宝塚らしいショーを持って回るのはいいですね。

 

幕開き、初演同様、シルエットが浮かび上がって…

カチャのスタイルが最高にかっこいいです。脚長〜い・

専科さんで、4月から研21のカチャ。

研21とは思えない若々しさ!

スタイル抜群ですし、ダンスもキレがあって、まだまだ守りに入ってないのが素晴らしい。

 

トップさんの代わりに、余裕で星組をひっぱってくれているようです。

 

成長を感じた極美慎の歌唱と存在感

きわみは、せっかくの美貌と長身を、本人があまり意識してなかったのか、ふわふわした男役さんでした ^^;

が! 昨年、満を持して『ベアタ・ベアトリクス』でバウ初主演を経験して、路線の自覚が芽生えたようですね。

存在感も増し、歌唱も本人比、力強く、良くなっていました。

 

礼真琴、瀬央ゆりあ、暁千星を支えるナンバー4。

キラキラカルテット入りしている極美が「星組の今後」の鍵を握っているのかも知れません。

 

これからますます極美慎くんの肩に期待がずっしりとかかるのかも知れません。

若手有望株の筆頭ですから、これからも見守っていきます。

 

2番手羽根を背負った瀬央ゆりあ!

せおっちは、星組内での番手は、2番というより2.5番手をありちゃん(暁千星)と分け合っている感があります。

 

それ故に、前2番手の愛月ひかるさんが退団後、2番手羽根ではなく、

トップ娘役のなこちゃん(舞空瞳)と2つでひとつの半円羽根や、

3番手のありちゃん(暁千星)と左右対称の同じ大きさの羽根を背負っていました。

 

ここへ来てようやく大きな2番手羽根を背負うことができたせおっち(瀬央ゆりあ)。

おめでとうございます。

 

ただ…花組のマイティ(水美舞斗)もようやく2番手羽根を背負ったと思ったら、専科に異動になりました。

 

この2番手の大羽根には、「ごほうび」や「お餞別」の意味合いがあるのか、と感じてしまいますね。

 

『1789』では、サヨナラショー日程になっていると言われていますからそういうことなのでしょうか?

 

フィナーレ階段降りと天飛華音ひとりおり

舞空瞳(エトワール)

天飛華音

極美慎(3番手)

瀬央ゆりあ(2番手)

凪七瑠海(主演)

 

歌上手が務めるエトワール、今回はトップ娘役・舞空瞳ちゃん。

今回、ドラマシティで上演中の『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』には振り分けられなかったなこちゃんですが、お歌、頑張っているようですね。

 

そして、102期のかのんくん(天飛華音)が一人おり!

ついにか…。

これからグイグイ来る予定のかのんくん、ショーのいち場面で女役ももらってましたから、かなりピックアップされています。

 

歌上手集結の『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』、

若手〜中堅が見どころいっぱいもらっている『PASSION D'AMOUR AGAIN!』、

ピチピチの若手の「顔見せ興行」 『Stella Voice』

 

星組…3つに別れても、どれも見どころのある層の厚い組になりました。

 

うれしいねぇ…

 

せおっちの大羽根は嬉しいような、気もちがゾワゾワするような、両手を上げて喜べないワタクシがいます。

 

4月11日の千秋楽まで、魅力全開で突き進んでください!