昨日は、主演のほのかちゃん(聖乃あすか)の事を書きましたので、今日は相手役他、ワタクシ目線で、気になった生徒さんへの思いを書きとめておきます。
⚠ネタバレありますので、ご注意ください。
相手役不在と思われたが…105期星空美咲ちゃんが相手役でした
宝塚歌劇公式HPに「その他の配役」が発表になる時には、相手役も発表になるものですが、今回は、「主演 聖乃あすか」のみ。
幕を開ければ、誰の目にも一目瞭然で相手役は星空美咲ちゃん(イザベル)なんですが…演出の竹田先生が、伏せておきたかったんですね。
まぁ。謎めいていたほうが面白いですし。
スカイステージニュースの聖乃あすか×竹田悠一郎トークでも虚実入り乱れているようなことをおっしゃってました。
星空美咲ちゃんが演じるイザベルは、実は…エドワード4世(演:羽立光来)の娘のエリザベス・オブ・ヨーク。
劇中では、フランス国王の使い、ということで、イザベルはブルターニュにいましたが、ここは竹田先生の創作ですね。
エリザベス・オブ・ヨークが、ヘンリー・チューダーと仲が良かったのは本当みたいです。
前置き長くなりましたが…
入団当初からちゃぴ(元月組トップ娘役)に似てる、と話題になっていた星空美咲ちゃん。お顔もですが、長身でダンスがお上手、と言うところまで同じですね。
ただ、誰かに似てる、というのは ご本人的にどうなんでしょうか?
○○は、星空美咲に似てる、と言われるのならまだしも…
美咲ちゃんは、105期(現研2、4月から研3)という若さでヒロインに大抜擢ですね!
大抜擢されても、その期待に応えきれてない生徒さんもたまにいらっしゃいますが、美咲ちゃんは、堂々とした演じっぷりでしたし、お歌もお上手でした。
可愛い声ですが、はっきりと聞き取りやすく 今後がとても楽しみです。
新人公演がない状況での若手抜擢はあり!
昨年、3月に幕を開けるはずだった「はいからさんが通る」、新公初主演に100期のはなこ(一之瀬航季)、新公ヒロインに104期のあわちゃん(美羽愛)が決まっていましたが、コロナによる新公中止で流れてしまいましたね。
新公ができなくなった今、若手を育成する機会がなくなっては困るので、バウホール公演で若手を抜擢して育てる作戦なのかな、と思いました。
若手が頑張っているのが印象的で、今後の花組に期待をつなげる公演でした for me
104期の美羽愛ちゃんも大健闘!!
幕開けから、星空美咲ちゃんとダブル使いでダンスを踊っていました。
役のポジションは、ヒロイン格のイザベラがよかったですが、あわちゃん(美羽愛)のお役も目立ってました。
星空美咲ちゃん演じるイザベラは、主演のヘンリー・テューダーと結ばれますが…美羽愛ちゃん演じるアン・ネヴィルは、悪役・グロスター公(後のリチャード3世)の妃。
なかなかの難役でした。後半、グロスター公リチャード3世(優波慧)とのセリフの掛け合いがありますが、毅然とした態度で夫(国王)に言い放つセリフの強さに惚れ惚れ。頑張ったんでしょうね!
104期、105期の娘役さんを一緒に使って 良きライバルとしてふたりともを伸ばしていくW使いは、宝塚の常套手段。
互いに意識しながら 伸びていってほしいです。
100期の一之瀬航季が目立つお役でした!
聖乃あすかと同期のはなこちゃん(一之瀬航季)演じる、トマス・スタンリーがキーパーソンで…ヨーク家とランカスター家のどちらにも通じてるコウモリ的役なので登場回数も多く、
何より今回びっくりしたのが、その堂々たる演技でした。
目線の使い方や所作も、含みがあって、それだけに怪しくw どちら側につくのか、ちょっとハラハラさせられました。
芝居が上手い!!
同期のお二人が、これからの花組の中核になっていくといいな、って思いました。
ダーティヒーローな優波慧
グロスター公=リチャード3世は、史実通りの、ほんっっっっっと~~~~~に嫌なヤツでして。
ゆーなみは、その憎まれ役を好演してました。2番手役ね。
ヒーローに相対する悪役、竹田先生の描き方もわかりやすく面白かったです。
舞台の真ん中でほのかちゃん(聖乃あすか)がスポットライトを浴びている その奥のセットの中央にゆーなみ。2人の歌唱が重なって迫力のある場面。
他の出演者は、真っ白なお面で顔を隠しているので 顔が見えるのは、ヒーローとダーティヒーローの二人だけ、という場面でした。
高翔みず希さんのジャスパー・テューダー
ランカスター家で唯一の王位継承者である甥のヘンリー・テューダーを王へと導いたジャスパー。
常に、温かく見守り、アドバイスを送る父親的存在。
今回、バウ初主演のほのかちゃんを見守っているようでもあり、ほわんと温かい気持ちになりました。
万里柚美さん、花組デビューおめでとうございます!
入団以来、ずっと星組一本で来られたので、花組の中にいらっしゃる姿が不思議な感じでした。
専科より初特出、ということで、とてもいいお役を当ててもらわれましたね。
薔薇戦争の立役者、マーガレット・オブ・アンジュー、貫禄と気品で適任でした♪
この公演、ほのかちゃんバウ初主演、竹田先生バウデビュー、万里柚美さん花組デビューとトリプルおめでたい!
103期希波らいとも期待の星
ヘンリー・スタッフォード役の希波らいとくんもまた微妙な立場のヘンリースタッフォードを好演していました。
「花より男子」でF4の1人早々に抜擢されたので注目を集めましたね。
この公演にはF4のうち道明寺司を演じた柚香光くん以外の3人が出演しているんですね~^^
その他のお役(下級生中心)
芹尚英 ウイリアム・スタンリー ヘンリー・テューダーの臣下として登場多し
峰果とわ ケイツビー グロスター公の部下として登場多し
海叶あさひ トマス・グレイ わりと目立つところでちょこちょこ登場
龍季澪 騎士 幕開け、歌唱場面もらってました
観終わったあとに、友人と時々ふ~っとため息をつきながら、芝居の余韻を楽しんでいました。
今週は、花組ウィーク、明日は 梅田へ、「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」を観に行きます。
東京の初日、スタンディングオベーションで讃えられましたね。
とても楽しみです!!