『にぎたつの海に月出づ』配役が発表されましたね!
待ってました!
どなたがどのお役を演じるのか…想像するだけでもワクワクします♪
今日、発表になったのは23キャスト。
史実と創作コンボ、とても興味深いです!!
演出家のさじ加減でお役の比重が変わり、ストーリーの焦点も変わってきます。
幕が上がり、観てみるまではなんとも言えないです。
中大兄皇子(碧音斗和)、蘇我蝦夷(輝咲玲央)、蘇我入鹿(大希颯)が登場することから、大化の改新が描かれるのは間違いない、と思っています。
実際、皇極天皇=寶(詩ちづる)の眼前で行われた事件ですから。
このような史実とともに、
寶が高向王に嫁いで漢王子(夭折)を産んでから
37歳で田村皇子に嫁ぐまでの空白の10年を、演出の平松結有先生の創作力で埋めてくださいます。
日本史の部分と百済の人たちとの関わりに興味津々
推古天皇、皇極天皇=斉明天皇(寶)、田村皇子、中大兄皇子、蘇我蝦夷、蘇我入鹿…
日本史で習った著名人?ばかり。
百済の人たちは5名
智積(実在の人物)極美慎
主演が発表になったときには、創作かと思っていたのですが、
日本書紀に、百済の使いとして智積の名前が出ています。
『にぎたつ〜』では、留学生として来日し、観勒の元、学堂を開き、寶と出会うことになります。
二人のどんな愛が描かれるのか…楽しみ♪
智積の父 羽玲有華
智積の父は渡来してないですよね?
百済で、息子を心配する、の図、かな?
観勒僧正(実在の人物)悠真倫
602年渡来し、 天文、暦本、陰陽道を伝え、仏教、道教的思想ももたらし、日本で最初の僧正となった人物。
悠真倫さんの観勒…じゃなくて、貫禄の演技が楽しみ!
沙弥覚従(実在の人物)碧海さりお
沙弥は、出家した男性。
「沙弥覚従」の名は日本書紀の斉明天皇の項目に認められます。
智積の親友として描かれるようですね。
扶余豊璋(実在の人物)御剣海
百済最後の王である義慈王(在位:641年 - 660年)の王子
日本に人質に出されていたそう。
当時の日本と百済の関係に詳しくないのですが、人質だったの??
激動の歴史に翻弄される二人
幼い息子を亡くし夫・高向王(颯香凜)と離縁した寶が智積と出会ったのは、20代なかばでしょうか。
37歳で田村皇子(舒明天皇)の皇后に立てられたので、智積との恋は25〜30歳ぐらいの話かしら。
百済を利用して勢力をのばそうとする蘇我氏。
白村江の戦いは、百済復興を目指す日本・百済遺民の連合軍と唐・新羅連合軍との間の戦争のことである。
えっ?そうなん? 日本と百済って組んでたの??(今更)
全然授業聞いてまてーーーーん!
それで、扶余豊璋は人質だったわけね…
蘇我から国を守ろうとする推古天皇(瑠璃花夏)。
ひそかに寶を想う田村皇子(稀惺かずと)。
かくして、寶を皇后にすることに成功した田村皇子=舒明天皇は、天智天皇、天武天皇ら3子を設けました。
37歳で嫁いで3人の子どもを産んだのですね…尊敬。
舒明天皇在位期間は、蘇我蝦夷(輝咲玲央)が実権を握っていたそうな。
で寶は、舒明天皇の皇后でありながら、蘇我入鹿(大希颯)と密通の噂!!
う〜む、複雑。
智積は蘇我氏の思惑に巻き込まれたのか…?
メインのお役のインプレッション
智積 極美慎
とてもいいお役♪
傷ついた寶を優しく包み込む、けれど、身分違いの結ばれぬとわかっている恋に懊悩する姿を見たい。
お芝居の面白さに目覚め、古郡役で自分なりの芝居を掴んだ極美慎くんのご活躍、楽しみ!
寶 詩ちづる
初婚で子どもを亡くし離婚という辛い経験の後にひとときの夢のような恋。
百済への出兵は、そのまま智積への思いと重なったのでしょうね。
若い寶から、晩年まで演じるのかしらね?
推古天皇 瑠璃花夏
寶よりかなり年上で、寶=皇極天皇の前の、前の天皇なので、ストーリーテラーも兼ねているのかな?とおもったのですが、どうでしょうか?
田村皇子 稀惺かずと
田村皇子=舒明天皇時代、政治の実権は、蘇我蝦夷が握っていたそうですから、おとなしい性格だったのかも。
「密かに寶を思う」という奥ゆかしさが似合うツンツン♪
中大兄皇子 碧音斗和
あいりちゃんにいいお役、回ってきました!
蘇我入鹿を暗殺するというかの有名な大化の改新を成し遂げた、後の天智天皇。
舞台スキルは文句なしなので、いいお役で見てみたかった、
平松先生、演出、よろしくお願いします。
蘇我入鹿 大希颯
大立ち回りがあるなら、ダイナミックでしょうね。
蘇我親子の圧が強そうで楽しみ!
蘇我蝦夷 輝咲玲央
押し出しの強い役、貫禄のあるお役は、オレキザキ(輝咲玲央)に限る!!
今公演でも、出番、いっぱいありそうですね。
蘇我親子の威圧感がすごい、持ち味にピッタリです^^
すてきな作品になる予感がしてます!!