宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【星組】礼真琴の最後のショーがコレ…個人的にはワクワクしないショー『エスペラント!』

5月11日、VISA貸切公演のショーの感想、書いてなかったわ。

 

語りたい!この思いを!!という気持ちが湧いてこないんですよね…

 

正直感想を辛口と感じる方もいらっしゃると思います。

苦手な方はブラウザバックお願いします。

 

2019年から星組のトップとして組を率いてきたショースター・礼真琴最後の公演の最後のショー、ということで期待値があがりすぎていたのかも知れませんが、それを差し引いても、個人的にかなり残念でした。

 

最後のショーなので、組子の盛り上がりも、組子のパフォーマンスも熱いぜ!星組!なのですが…

 

期待しすぎだった? 最後のショーは祭りになると思ってた

10年に1人の逸材と言われた元星組トップスター・柚希礼音さんのサヨナラ公演、

お芝居は駄作でしたが、ショーの『Dear DIAMOND!!』は、文字通り、キラキラの華やかなショーで有終の美を飾るのにふさわしかった。

 

客席はもう興奮の坩堝♪

はぁ〜〜っ、良かった〜!!と胸の奥からせり上がってくる感動や高揚感に酔いながら家路につきました。

 

今また10年どころか20年に1人の逸材、礼真琴のサヨナラ公演は、劇団も気合を入れてくると思っていたので演目が発表になった時に

劇団☆新感線の『阿修羅城の瞳』と聞いて、そう来たか!!

版権物、サンキュー!でした。

 

で? ショースター、礼真琴のショーって…『エスペラント!』??

礼真琴のためのショー、と言う感じが全くしない。

『Tiara Azul』Azul=ブルー=星組カラー、ならわかるけど。不安でしかなかった。

 

いつか来るトップスターの退団。

その時に、どんな作品でお見送りするのか、楽しみにしてたのに。

 

実際に観たら、なんだかな。

礼真琴の魅力を最大限に引き出せてない感じ、これでいいの?という思い。

期待いっぱいに膨らんでいた風船が、シュシュシュ…と萎んでしまいました。

 

クジラの場面、残念 orz

水族館から、いきなり大海原に出てクジラに飲み込まれる、って飛躍してるわ〜。

 

一番残念だったのはクジラのお腹の中の一連のシーン。

 

バレエの『コッペリア』を下敷きにしたシーンは、

前に、月組公演『CRYSTAL TAKARAZUKA』(演出:中村 暁)でも元ネタ同じで既に演ってるし。

しかも、前の方が面白いし。

 

クジラのモンステロ、ブルーフェアリー(星組だから?)登場で、『ピノキオ』、

人形作家のジェペットさんがありちゃん(暁千星)?

 

ありちゃんは、お気に入りの人形=礼真琴扮する道化師の人形と踊ります。

 

こっちゃん(礼真琴)は、『VIOLETOPIA』でもサーカス団長のお気に入りの蛇役でしたね。

気に入られちゃう役多い♪

 

個人的に、道化師の人形の帽子がイマイチ。

道化師、という設定の時点で衣装に期待してはいけないけど。

 

ダボッとした衣装なので、せっかくの切れのある動きが生きてこない、残念 orz。

 

学芸会風味のビニール傘

『VIOLETOPIA』のサーカスの場面で、不思議な傘を持った人たちが練り歩いてましたけど、あれはエキゾチックで独特の世界観を表していて良かったです。

 

今公演の海の場面の傘は、薄いブルーのビニール傘

これだけでも十分安っぽいのに、

傘の露先に、魚の人形をぶら下げていて… 

 

これが学芸会や高校の文化祭ならわかるけど、宝塚の舞台なのに…えぇ?? 

さらに〜ネットでできた小さいクジラを3人が棒で支えて動くのにも失笑。

 

『蒼穹の昴』に登場した龍踊の龍のように長い龍を数人で支えるならまだしも、クジラ?? コレ要る??

子供だましみたいな安い小道具を観て脱力。 

こっちゃんの最後の公演なのに…予算、お芝居に取られたの?

 

せっかくの「青い星」が耳を素通り

せっかく千住明さんに書いて頂いた、まんまのタイトル「青い星」が全然耳に残らないと言うか…

サビ、どこ??

 

八神純子さんの「Mr.ブルー」の方が耳馴染み良いし、

さすがにテーマ曲の「エスペラント!」は耳に残る素敵な曲なので、フィナーレで上書きされてしまって、青い星、どっか行った!

何度も聴いているうちに覚えるのでしょうけど、インパクト薄めでした。

 

期待の黒燕尾、ってこれ?

5年ぶりの黒燕尾、よっ!待ってました!

…と思ったら、全然思ってたのと違った…orz

 

男役が大階段でさんざん、かっこよく踊った後に、

舞台に下りてきてからもギラギラの男役祭り、演ってくれるのだろうと思ってました。

 

黒燕尾のダンスは、凛としてかっこよく、最後だからこそ、

宝塚の真骨頂、これぞ宝塚男役、の黒燕尾のダンスを堪能したかったのに。

 

大階段でちょこっとパフォーマンスしただけで、もう娘役さんが大階段を降りてきてしまうので、大好物の黒燕尾ダンスはあっという間に終わってしまい物足りなかったわ。

 

男役と娘役のペアダンスが舞台を埋め尽くして美しいと言えば美しいんだけれど、

今回「礼真琴最後のショー」という特別な意味のあるショーだけに、満たされなかった…

 

逸材と呼ばれる礼真琴の最後のショーと言う感じがしない

タイトルからも最後のショーという感じがしないし、

タイトルが入った紗幕もないし、

小道具が安っぽいし、

これが、トップオブトップ、ショースター礼真琴の最後のショーとは、ちょっと残念。

 

 

柚希礼音さんの退団公演を知っているだけに。

 

もっと熱いショーを期待してました。

素材の良さを活かしきれていないのでは、との思い。

 

初見のときは、隣の友人と幕が下りたと同時に顔を見合わせてしまいました。

花の道でぶーぶー言いながら駅へ。

 

個人的には、藤井大介先生の演出で観たかったです。

 

あぁもったいない。最後なのに。

これに尽きる。

 

ちょっと吐き出してスッキリしました。

 

中詰は、熱い星組のパッションを見せてもらえるので、見どころナンバーワンです。

 

以上、あくまでもワタクシの感想です。

 

感想に正解はないので、それぞれ観た方の思いが正しいと思ってます。