星組を引っ張ってきたこっちゃん(礼真琴)の退団公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』の初日まであと10日ほど。
やっと、稽古場トーク、観ました。
トップと組長さんの対談(稽古場トーク)がオンエアされると、いよいよだな、と楽しみになります。
今回は、こっちゃんが退団されるので、トーク中に組長の美稀千種さんが涙ぐむ場面もありました。
目次:
『阿修羅城の瞳』は立ち回りが見どころ
『阿修羅城の瞳』は、もともと 劇団☆新感線の作品なので迫力のある立ち回りが見どころ。
これはこっちゃんでないとできない、というか、こっちゃんだからこそできる演目です!
それでも、こっちゃんは「(宝塚歌劇は)女性だけなので、できることは限られている…」と謙遜していました。
男性とは、骨格も、筋力も、フィジカルにベースが違うのだから、同等に考える必要はないので大丈夫。
みきちぐさんは、ハリセン持って動き回るの?
一場面だけなのに汗だくですごい運動量なんですって。
みきちぐさん演じる鶴屋南北は、こっちゃん演じる病葉出門を弟子に迎えているので、最後に絡めて嬉しい、とみきちぐさん、礼真琴の1ファンと化していました^^
女役に挑戦の闇のツバキ役、暁千星
ツバキ(暁千星)と出門(礼真琴)は心の底に通じる縁を二人で育んでいく…
そうです。
ありちゃん(暁千星)は男役さんですが、相手役としてすごく自然で、とても綺麗、とみきちぐさん。
ポスターのありちゃん、きれいでしたね。
多分、自分でも気に入ってるんじゃないかな?
衣装も、礼真琴最後の相手役、ということも。
だから気合が入っていると思います。
ふたりとも色気がある、とみきちぐさん、太鼓判!
楽しみっ!!
次期・トップ娘役の詩ちづるちゃんの桜姫〜^^
振り切って芝居しているらしいです。
劇団☆新感線版では、高田聖子さんが演じておられて、すごいドッカンドッカン笑いを取ってたみたいで…
コメディ的場面なの? でも次期トップ娘役だから、「桜姫」の名前のとおり、可憐に描くのかな、なんて思ってたんですが…
「突き抜けると可愛い」と。
出門への想いがあふれている桜姫、かわいいやん♡
桜姫には許嫁がいて…それが加茂賀茂白丞さん(朝水りょう)。弟の加茂賀茂南雀(蒼舞咲歩)とともに爪痕を残そうという心意気で臨んでいるそうw
さて、極美慎演じる邪空は…
十三代目安倍晴明(ひろ香祐)率いる、鬼退治集団「鬼御門(おにみかど)」。
かつて、出門(礼真琴)が鬼御門にいたころ、仲間で幼馴染の安倍邪空という2番手役を、今公演を最後に花組に異動が決まっている極美慎。
邪空は常に機嫌が悪く、出門に突っかかってくる、という役どころ。
ツバキを追っているが、その執着がすごい!のだそう。
宝塚版では、邪空のツバキへの執着に焦点を当てているんですって。
邪空の部下のおもしろメンバー
毘沙門(天飛華音)と大黒(稀惺かずと)、路線の二人は訳ありな人生を送っているそう。
どの程度詳しく描かれるのかは謎。
三界衆の雷王(碧海さりお)、鳴王(夕陽真輝)、震王(大希颯)の3人はものごすごく強いのだが…
登場するだけで面白いまきちゃん(夕陽真輝)。
何がどう、面白いのか、早く観たいです!
ショー『エスペラント!』ようやく語られ始めた感
ショースター・礼真琴 退団公演のショーには、いやが上にも期待と注目が集まります。
それなのに、何故か…期待値低かったような…?
『エスペラント!』より、劇団☆新感線の『阿修羅城の瞳』に注目が集まりすぎたと言うべきか。
こっちゃんの大劇場お披露目公演は「Ray 星の光線」(演出:中村一徳)というタイトルで、星組の新トップ誕生にふさわしいタイトルでした。
相手役のなこちゃん(舞空瞳)退団公演のショー『Tiara Azul』(azulはスペイン語で青)のように、組カラーの青で星組を想起させるタイトルや、
「Ray」のように名前をもじったタイトルがあったのに。
真琴から一文字とって「真実の愛」的なタイトルだともう少し気持ち盛り上がったのに…(あくまでもワタクシの場合、です)。
エスペラントって、あのエスペラント語のこと??ってちょっと?が脳内に飛びました。
エスペラント語はつくられた言語で、どこの国の言葉でもないところから
「何ものでもない」、という意味あいで付けられたらしいです。
ふ〜ん…
プロローグから中詰まで
エスペラントの男Sの詩から始まり、若央りさ先生の振り付けで。
衣装が「地球上の美しいもの」を描いてあるそうで、全員並んだらどう見えるのか楽しみです。
ありちゃん(暁千星)は、通し役で画家。
ん〜、通し役とか、物語性のあるショーって個人的にはあまり好みではないなー。
ありちゃんが絵筆を振ると、絵の具たちが目を覚まし踊り出す…絵の具たち…
ふ〜ん…
三井聡先生の摩天楼の場面、ここ期待♪
時間や仕事に追われ忙しく行き交う人々、その中にこっちゃん登場。
それぞれのキャストは、それぞれの仕事に忙しく立ち働いていて…
こっちゃんの仕事は…衣装がかっこいいので、デザイン関係の仕事をしてる人、というのが「裏テーマ」。先生と話し合ったそうです。
仕事に追われて見逃していた美しい景色…
そんな中でロマンスを見つけたこっちゃん。
ロマンスを邪魔するのは、みきちぐさん運転のタクシー!!
彼女の元へ駆け寄ろうとすると、タクシーがやってきて道路を渡れなかったり…見失ったりするのかしらね。
中詰はは海底レビュー
星組→ ブルー→ 海…という連想ゲーム?
海底レビューといえば、月組で『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』(稲葉太地 演出)って言うショーがありましたけど…。
御織ゆみ乃先生振り付けで海の中の生き物たちを表現。
みんな魚になってひらひらと踊っている中、みきちぐさんはサンゴ。
サンゴは硬いので、カクカク踊っているそうですw
そんな中、イケメンな魚、礼真琴登場。
魚にイケメンとか…人面魚・シーマンの仲間かっ??
これだけカラフルで、きらびやかで、ラテン音楽にのせて盛り上がっている魚の世界があるかも知れない…とこっちゃんw
みきちぐさんが…こっちゃん、ありちゃん、2人で踊る場面がすごくカッコいいと絶賛!!
ザ・宝塚。
魚なのに、スーツとハットで踊るんです、とこっちゃん^^
こっちゃんとありちゃんという、二大ダンサーがバク踊り!!
楽しみすぎるっ!!
クジラが魚たちを襲ってくる!!
少女(詩ちづる)が飲み込まれてしまう…
クジラのお腹の中で、通し役の画家(暁千星)が、何故か人形を作っている…イミフ。
たくさんの人形の中で、お気に入りの人形がこっちゃん(礼真琴)。
だけど、こっちゃん人形は、外の世界から来たうたちゃんに会って、外の世界があることを知ってしまった…
外の世界に憧れを抱くこっちゃん人形は…
千住明さんに依頼した曲
3月25日に作曲家・編曲家・音楽プロデューサーの千住明に楽曲を提供していただくことになった、と宝塚歌劇公式HPにて発表されました。
楽曲タイトル(予定)/「青い星」
まんまやな〜、という印象ですが、これで決まりかな。
映画やドラマなどで千住明さんの曲を聴いて、曲を書いていただきたい、と思った、とこっちゃん。
美しくて壮大な曲になっているそうです。
TBS・日曜劇場の 「VIVANT」 の音楽も担当された千住明さん。
「VIVANT」 の世界観にぴったりの壮大なイメージの曲でした。
楽しみです!!
フィナーレ
桜木涼介先生振り付けの黒燕尾があるそう。
最後はやはり、宝塚の真骨頂、黒燕尾で締めたいですよね。
お披露目は、平澤智先生の黒燕尾でした。
「どちらも一筋縄ではいかない」黒燕尾だそう。
今回は、ハッピーな曲で娘役さんも一緒に踊るそうです。
組長・美稀千種さんの思い
こっちゃんが、星組に入った時の公演『太王四神記II』で衝撃を受けたのだとか。
ダンサーの赤チームに入って、入団したてなのにバリバリ踊っていたみたい。
研1から、すでに超ダンサーの片鱗を見せていたんですね。
できるのに、ずっと追究し、努力を惜しまない姿は、下級生とか関係なく、
舞台人として尊敬する、と。
いい作品をつくりあげることを追求しているからこそ、今の星組がある、とも。
美稀千種さんは79期、こっちゃんは95期、16学年差。
入団したての頃は、手の届かないところにいらしたみきちぐさんでしたが、
この立場(星組トップスター)だからこうやってご一緒できて嬉しい、とこっちゃん。
礼真琴からほのかちゃん、極美慎へのことば
小桜ほのかちゃんへ
いろんな(歌唱、ダンス、芝居)実力で引っ張ってくれました。
星組にとどまらず、この先につながるのはすごいこと。
極美慎くんへ
これだけたくましく育ってくれて…(と、嬉しそう^^)
これから、花組を観るのが楽しみに。
組長の美稀千種さんから副組長の白妙なつちゃんに
組長の自分にも、星組にもたくさん支えてもらって感謝しています。
今回、こっちゃんと一緒に退団する「4人の女たち」(白妙なつ、紫りら、二條華、都優奈)
そろそろ退団を考える時期…とかではなく、みんな日々、今を生きている感じが素敵♪と話すこっちゃんでした。
とうとう最後の公演となってしまいましたが、どうかどうか健康に気をつけて、最後まで駆け抜けていただきたいです!
楽しみにしてます!!