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【星組】『阿修羅城の瞳』宝塚男役・礼真琴、見納め!今までトキメキをありがとう!!|公演感想も…

2025年5月11日、三井住友カード観劇会で

星組公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』を観てきました。

 

 

宝塚の男役・礼真琴、生観劇は今日が最後

2008年に宝塚の沼に落ちてから、星組中心に観てきました。

一時期、星組のショーがつまらない時期もありましたが、こっちゃんトップでV字回復♪

 

実力、人気、存在感…No.1トップのこっちゃん(礼真琴)を堪能させていただいた5年あまり。

 

途中、コロナ禍という未曾有の事態にも直面し、トップとして大変だったと思います。

 

困難を乗り越えて、「星一強」という言葉までできたのは、

こっちゃんとこっちゃん率いる星組のみんなの頑張りの賜物。

 

星組のみならず、宝塚歌劇を盛り上げたトップオブトップ、礼真琴、見納めでした。

もう、男役のこっちゃんを生で観る機会は無いのね…🥲

 

目に耳に、こっちゃんのパフォーマンスを刻んでおこう、と心して観た『阿修羅城の瞳』。

 

行きがけの電車の中で、東京公演、第3抽選に外れたことを知りました orz

 

礼真琴の残り香

今回、通路側席。

病葉出門(演:礼真琴)が、風のように横を駆け抜けて行きました。

 

芳しい香水の香りを残してくれて…残り香がいつまでも漂っていました。

香りすら愛しいわ❤

 

街角で、同じ香水をつけている人とすれ違ったら、条件反射で、

こっちゃんを思い出してキューン♪としちゃいそう。

 

記憶と香りって強く結びついていますよね…プルースト効果、っていうそうですが、

なんか、今文章書いてるだけでキュンと来た。

 

さて、感想。

 

劇団☆新感線原作は好みが分かれるかもだけど…

『阿修羅城の瞳』は、「宝塚らしくない」作品かもしれません。

 

けれども、なのか、だからこそ、なのか こっちゃんの代表作のような気がしています。

 

『ロミオとジュリエット』のロミオも

『1789』のロナンも

こっちゃんにピッタリでしたが、両作ともに再演で先に演じたトップさんがいらっしゃいました。

 

こっちゃんが初めて演じた「劇団☆新感線」の作品が意外にも似合う!!

海外ミュージカルで礼真琴の歌唱を聴きたい、と思っていたけれど、

まさかの和物にハマる!!

 

着流しの裾から見えるおみ足(脛)、

裾をたくし上げて走っていく姿、

そして何より、すばやい刀捌き。

 

キレのある動きを持ち味としているこっちゃんにぴったりのお役が最後の最後に回ってきて嬉しいよ。

 

このお役ね〜、新公主演のつんつん(稀惺かずと)、大変だ。

 

ありちゃん(暁千星)の闇のつばきがハマってる!!

所作も美しく、セリフ回しも、可愛かったり色っぽかったり、すごくつばきにハマってる!

襟元を広げて、背中のつばきの痣を見せるところも、その後に着物を直すところまでの一連の流れ、所作がきれい。

じっと観てしまう^^

 

出門との因縁で二人が惹かれていく様子も…いい。

怪我をした出門を匿って、そっと背中に寄り添うところも、しっとりと魅せるね。

 

襟足のおくれ毛も色っぽく、バリバリダンサーの男役2番手スターが演っているとは、初めて見る人には「まさか!」のはまりよう。

 

恋をすると修羅になる、という切ない運命を背負っているつばきが愛おしく思える役作り、ブラボーですっ!

 

邪空役の極美慎くん、星組最後〜 😭

こっちゃんも最後の公演だけれど、極美慎くんも、星組最後の公演です。

2番手役、という大きなお役のお餞別をもらっての花組異動ですね。

 

度肝を抜く奇抜なヘアスタイルは、劇団☆新感線と同じ。

鬼退治の鬼御門の副長なのに、いつの間にか、金髪に角を生やした鬼に成り下がってしまう邪空。

 

古郡祐でダーク味のある役に目覚めたきわみが邪空でその経験を活かしているのだな、と頼もしく観ています。

 

見た目は、笑顔よしの可愛い系だけれど、芝居の芯がしっかりとできて頼もしい今日このごろ、

なのに今、星組から去るのは残念だけど、新天地で更にステップアップしてほしいです。

 

だんだん面白さがパワーアップしてる桜姫w

前回の観劇は4月27日、初日から1週間ほど経ったころでした。

 

今日は初日から3週間ほど、皆さんの芝居もこなれてきて面白さがパワーアップしています。

中でも、桜姫、その麗しい名前とは裏腹に、出門にドン引きされてもなんのそので押していくのがおかしいやら、可愛いやらで大好きな場面です。

出門は、桜姫に妖気を感じているw

 

一服の清涼剤的な、お笑い場面。

うたち(詩ちづる)は、清純な、可愛いイメージのお役が多かったから、今回、弾けてて、すごくいい!

好感度UPです^^

 

その他のお役のざっくり感想

あくまでもワタクシ的に気になる生徒さんです。

 

鶴屋南北    美稀千種 

組長さん、中村座で脚本書きに行き詰まっているけれど、一座の芝居にヒントをもらい、

鬼に捕まっても本を書いている。

見せ場のハリセン場面は、お笑い場面でホントに楽しい。

バシッ、バシッと音響効果が入って威勢がいい^^

俵蔵 輝咲玲央    

この前の公演では、腹巻き、地下足袋にパンチパーマの大工さんだったのに、今回は女形。

オレキザキがまさかの女役で、出門が一目観た途端、( ゚д゚)ポカーンってなって、笠を落とすのが面白いww


十三代目 安倍晴明 ひろ香祐     

鬼御門の頭領にして、桜姫の父。

歌唱力、存在感でひーろーに助けられてる。  

オールバックの白髪で貫禄十分!

賀茂白丞(かものはくじょう)朝水りょう  

賀茂南雀(かものなんじゃく)蒼舞咲歩    

この二人、面白すぎるww

台詞回しが独特で、陰陽道を極める賀茂家だけに只者じゃないw

まじめにお笑い。いい仕事してます^^

 

美惨(びざん)小桜ほのか   

鬼の姿の尼。

ほのかちゃんも、星組最後の公演。

確かな実力で魅せてくれてたので居なくなるなんて…

すごく寂しい。

今回も滑舌良く、迫力のあるお芝居が良かった!

 

安倍雷王 碧海さりお 

鬼御門三界衆の1人で、一番学年も上なので見せ場たっぷり、

キレのある殺陣がカッコいい、ちゃりおは何を演っても上手い!

笑死(えみし) 瑠璃花夏      

鬼の童女、笑死。

あまり動きのないお役でもったいないけれど、歌唱は、子どもの声を作って歌っていて、かわいかった♪

 

日程的に、今日が折り返しとのこと、千秋楽までお怪我なく務められますように🙏

 

 

こっちゃん、迫力満点の殺陣、すばらしい歌唱、パフォーマンスを見せて頂きありがとうございました!