星組トップスター礼真琴 退団公演となる
『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』、2025年4月27日 11時公演を観てきました。
『阿修羅城の瞳』は、劇団☆新感線で上演された作品。
演目が発表になった時に、大きな反響を呼びました。
目次:
初見の感想です、感想は十人十色です♪
ワタクシ的に、『阿修羅城の瞳』、大好きです!!
面白かった〜!!
同行の友人は、
セリフが早すぎて何を言っているかわからなかったそうです、
予習をしてなかったそうで、ストーリーを追いかけるのも大変だったのかな、と推察。
確かに、独特のセリフ回しの箇所はありますね。
物語はスピーディに展開するので、理解が追いつかないまま次のシーンに突入するとわかりにくいのかも??
劇団☆新感線は観たことがなかったので、どんな作風かも知らずでしたが、面白かったです!
オリジナルの作品(約3時間)をギュギュと1時間半に詰め込んでいますが、うまくまとめた小柳先生、グッジョブでした。
それぞれのお役に生徒さんがぴったりハマって適材適所。
衣装もユニーク、笑いの場面もあって楽しい〜!!
何と言っても、礼真琴の立ち回り、病葉出門、ハマり役!!
今日は2階席だったので、舞台全体を見渡せて楽しかったです。
オケボックスから鬼が銀橋に出てくるところも見えて^^
極美慎くんが、鬼退治しているところに、出門(礼真琴)が客席から現れて銀橋へ。
魑魅魍魎が跋扈する、江戸の街の鬼退治。
鬼御門の切り込み隊長病葉出門♪
⚠️劇場内改札でプログラムを買ってもタカラットはたまらないそうです。友人は、それを聞いてキャトルレーヴへ走ったんですって。
こっちゃん(礼真琴)の太刀捌きが素晴らしい!
テレビで初日映像を観た時には感じられなかったスピード感!
生舞台、すごい!
とにかく刀を振り切るのが速い!
殺陣の清家先生が、宝塚歌劇団で一番速い、と太鼓判を押されているのも納得。
これぞ礼真琴、さすがの身体能力っ!👏
刀の残像が目に残る!
以前、礼真琴主演の『柳生忍法帖』という作品がありましたが、
個人的見解で、断然こっち『阿修羅城の瞳』の方がカッコいい。
着流し姿の裾から見える脛が色っぽいのです。
柳生忍法帖は脚絆付けてて、衣装もかつらも暑苦しかったわ…
歌もダンスも得意なこっちゃんは、新作海外ミュージカル期待勢が多いのでは、と思いますが
意外にも、和物がこんなに似合うとは!
これはもう、礼真琴の代表作!
ところで…今日、銅鏡パワーを放つ時に何も手に持ってなくて手のひら向けてるだけであれ?と思ったら
大階段に銅鏡落ちてたから、何かのタイミングで懐から落ちたのかしら?
次回確認。
耳目を集める「闇のつばき」役の暁千星大活躍!!
演目が発表になった時、誰が闇のつばきを演じるのか、と喧々諤々。
男役のありちゃん(暁千星)と発表された時は納得でした。
次期トップスターが女役ってどうなん?という思いはありましたが、この大役はありちゃんしか考えられなかったです。
今思えば、この大役を演じたことで、評価があがり、次期トップスターへのブーストになるな、と納得です。
ポスター画像が出た時に、
美しく儚くて、どこかしら天海祐希さん(劇団☆新感線版で闇のツバキ役)を彷彿とさせる横顔にうっとりでした。
今回、ツバキの鬘が好み。おくれ毛が色っぽい♪
暁千星のツバキが色っぽくて可愛い🩷
役づくりが大成功!
背を向けて、背中のツバキの痣を見せるところも好き〜^^
基本的に、出門✕ツバキ、すごくいい♪
ツボった!!
次期トップ娘役の詩ちづるのコメディエンヌ、最高!
劇団☆新感線版の桜姫役の高田聖子さんがドッカンドッカンと笑いを取っている、とネットの感想で読みました。
桜姫とは麗しい名前なのに??と思ったら、宝塚版もおもしろ可愛い♪
可憐な娘役、といったイメージの詩ちゃんですが、今回はコメディエンヌ。
振り切った演技で笑いを取っています。
新感線版はどんな感じだったのか知りませんが、
出門様のことが大好きな桜姫は、出門の人形(かわいいタイプ)を握りしめて、
思いの丈を歌う時は、ショルダーバッグ(!)からピンクのmy マイクを取り出して歌います。
もうそれだけで十分面白いのだけれど、
桜姫がウザ過ぎて、どんよりした表情を客席に見せるこっちゃん出門がまた面白いww
これぞ、いのうえ歌舞伎!
ホントにね、歌舞伎みたいでした。
決めポーズで拍子木の音、ピンスポ、なんとも小気味いのです、ハマる!
稽古場レポートで、天希ほまれくんが拍子木を効果的に打つって言ってたけど…
あの拍子木の音を鳴らしているのは音響さんかな?って今日ちらっと思いました。
あの刀で斬りつける、ザッという音と、刀と刀ぶつかるシャキーンという音、
今までの宝塚でもあったのでしょうけど、こっちゃんの素早い動きと音が気持ちいいんですよね〜♪
そして、大事なところで鳴る拍子木の音!
…と同時に、対象物(人)にピンスポ!
ここ大事よ、注目よ、と教えてくれます。
拍子木が多用されてて、こんなに効果的だなんて、初めての体験でした。
終盤で、銀橋から階段に一歩踏み出したこっちゃんにピンスポ、拍子木。
こっちゃんは、歌舞伎のように見得を切ってました。
これぞ、歌舞伎! いのうえ歌舞伎!👏
そう言えば、劇団☆新感線45周年で新作が書かれました、『紅鬼物語』。
こちらは一足先に退団した元花組トップスターの柚香光くんが主演です。
宝塚内外で同時期にいのうえ歌舞伎上演とは、劇団☆新感線45周年に向けて、随分前から緻密に計画を練られていたのかな、と深読みhappy。
和物が苦手な方もいらっしゃるので感想は一様ではありませんが、私は好きな作品です。
東京公演もエントリーします。
メインキャスト以外のキャストも個性的で楽しいので、キャスト別感想は改めて後日書き記せたら、と思っています。