「炎のボレロ」が発表になった時、作品に全く興味わかなかったけど、
1988年初演の作品ですが あまりタイトル聞いたことなかったのですが、配役が発表になったので、検索してみました。スカイステージで放送したときの 番組詳細がヒットしたので読んでみたら、面白そう^^
動乱期のメキシコを舞台にした、貴族の青年の恋と復讐。
ナポレオンのかいらい政権マキシミリアン皇帝が占領しているメキシコ。皇帝側の官房長官ブラッスール公爵に家族を殺されたアルベルト・カザルスは復讐を誓い、友人のファノの助けを借りて準備し、春の祭りの日に戻ってきた。そこでアルベルトはカテリーナという娘と出会う。彼女はドロレス伯爵の娘で、官房長官の息子との結婚を嫌って家出中だった。一方、官房長官の命でアルベルトを追っているフランス軍将校ジェラールがいた。ジェラールは白血病で死期をさとっていたが、そんな彼を酒場で働くモニカは支える。アルベルトはフラミンゴ、リンゴーらと革命軍に参加。反乱の狼煙を上げる…。
タカラヅカ・スカイ・ステージ 炎のボレロ 番組詳細より引用
まぁ 宝塚でよくあるパターンのお話ね、と思ったら柴田侑宏先生作。
望まぬ結婚から逃れるために家出中のカテリーナ…って、「霧深きエルベのほとり」のマルギットと同じ設定やん。
柴田侑宏先生あるある。
相手が自分の立場と敵対する関係にあるというのは ロミオとジュリエットと同じで鉄板の悲恋設定。
そして 仲間たちと反乱に立ち上がる~~~! これは感動ポイントですね!
1988年 初演の「炎のボレロ」は、星組トップ・日向薫さんのお披露目公演だったのですね。
これから雪組を率いていく咲ちゃんと革命軍に参加して 仲間たちと立ち上がるアルベルトが重なりますね。
全国ツアーに回る咲ちゃん(彩風咲奈)のトッププレお披露目公演にふさわしい演目ということですね。
キャスト表を作ってみました
宝塚歌劇公式HPのキャストのページには、お名前しか載ってないので、どういう役割のお役かわからないので、なんでも知ってるWikipedia大先生の情報を参考にさせていただき、キャスト表を作ってみました。
宝塚歌劇は、お役の大小に関わらず、学年順ですので ちょっとわかりにくいので、Wikipediaの主な配役を引用しています。
キャスト 出典は 宝塚歌劇公式HP
アルベルト・カザルス | 両親と兄を惨殺されたカザルス侯爵家の次男 | 彩風咲奈 |
カテリーナ・ドロレス | ドロレス伯爵の娘 | 潤花 |
ジェラール・クレマン | フランス軍情報部大尉 | 朝美絢 |
ブラッスール公爵 | マキシミリアン皇帝政府の官房長官 | 久城あす |
オノリーヌ伯爵夫人 | ブラッスール公爵の愛人 | 千風カレン |
ドロレス伯爵 | カテリーナの父 | 奏乃はると |
モニカ | ウパンゴの酒場で働くジェラールの恋人 | 彩みちる |
フラミンゴ | 共和派のリーダー | 縣千 |
ローラン | ブラッスール公爵子息でカテリーナの許婚 | 叶ゆうり |
ファノ | アルベルトの友人で共和派 | 天月翼 |
テオドール | ゆめ真音 | |
ウパンゴ | 酒場の主人で実は共和派に属する | 透真かずき |
タイロン | 従僕(実はブラッスール公爵を監視するスパイ) | 真那春人 |
リンゴー | 共和派の仲間 | 汐聖風美 |
カルメン | 杏野このみ | |
ミランダ | 琴羽りり |
気になる配役
先日、まさかの、ヒロインの潤花ちゃんの宙組への異動が発表になりました。
ずっと 彩風咲奈の相手役は、潤花、と当然のように思っていたので 青天の霹靂でしたけど。
二人が最後に組む作品がこの作品。まさか 全国ツアーで回っているのに なんで異動?とその裏をさぐりたくなるのが 深読みhappyですけどねw
何があったかわからないけど 2人の間に微妙な空気が流れないのかしら、それとも お名残惜しくて熱い舞台になるのでしょうか?
カテリーナ 潤花
官房長官・ブラッスール公爵(久城あす)の息子・ローラン(叶ゆうり)と婚約しているものの、結婚したくなくて家出している時に アルベルトと出会い恋に落ちる。
ジェラール 朝美絢
フランス軍情報部大尉。
これ、二番手役ですけど、だいもん(望海風斗)退団後は、あーさが二番手という事でOK?
官房長官・ブラッスール公爵(久城あす)の命を受け、アルベルト(彩風咲奈)を追っています。
白血病で自分の死期を悟っているという設定は、同情を集めますね。
ジェラールを支えているのが 酒場で働くモニカ(彩みちる)。
ブラッスール公爵 久城あす
アルベルトの敵! アルベルトの家族を惨殺して、さらにまだアルベルトを追っているとは!
ブラッスール公爵と カザルス侯爵の間に 過去に一体何があったのか?
そして フランス軍将校をして アルベルトを執拗に追わせている…
息子のローラン(叶ゆうり)にドロレス伯爵(奏乃はると)の娘・カテリーナを娶ろうとしている…
共和派のリーダー フラミンゴ 縣千
反乱に立ち上がる 共和派のリーダーという、骨太なお役は縣千くんにぴったり!目に浮かびます。
酒場の主人・ウパンゴ(透真かずき)が共和派なので、みんなでこの酒場に集まって策を練っているのでしょうか?
懸千くん演じるフラミンゴと アルベルト(彩風咲奈)は手を取り合って、フランス帝国軍に戦いを挑んで行くのでしょうか?
にしても…共和派の主人ないる酒場で働くモニカ(彩みちる)は、帝国軍のジェラールを支えているんですね。
そこに、愛は あるのんか~? あ、恋人役、でしたね ^^;
タイロン 真那春人
従僕と見せかけて、実はブラッスール伯爵を監視するスパイとは!! このお役、面白そう! 一体スパイを依頼したのは誰なのか? どういう働きをするのか、知りたい~! ストーリーに深みが出ますね。
愛と復讐
この2つの感情は、燃え上がりやすいですね、情念の炎メラメラ。
だから 炎のボレロ、なのかしら?
今年は、昨年亡くなられた 柴田侑宏先生の作品を上演していくそうですね。
2月に月組が御園座で上演した「赤と黒」も柴田先生の作品でした。
今後 バウホール公演や外箱公演での上演があるのでしょうね。
「霧深きエルベのほとり」のように、大劇場での再演もあったりするのでしょうか?
柴田先生の作品で振り付けを担当されることが多い 謝珠栄先生。
難易度の高い、おしゃれな振り付けが定評です。
ダンサーの咲ちゃん率いる 炎のボレロチームも 謝珠栄先生のパワフルなダンスで しっかりと 愛と復讐を表現出来たらすごく素敵なステージになるでしょうね。
…にしても コロナウイルス、東京でかなり危険な状態になってますが、ちゃんと幕が上がりますように…