宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【花組】来春の大劇場公演は和物『蒼月抄』で、熊倉飛鳥先生大劇場デビュー♪

2025年7月11日、待ちに待った、花組の大劇場公演の演目が発表になりました♪

 

花組のプリンス、ひとこちゃん(永久輝せあ)の大劇場お披露目公演が、法螺浪漫『エンジェリックライ』でチケット大余り!

 

2作目は…天使の次は悪魔かい!!と当初 期待値低かったけど、思いの外よくて、公式では完売間近。

 

 

期待が集まっていた「ひとこちゃんの3作目」は和物!

VISAガールのひとこちゃんだから、大劇場お披露目公演は、大作海外ミュージカルかしら?? 

 

蓋を開けたら、新作オリジナルで、主人公はアホっぽい悪童天使・アザゼル。

 

宝塚の男役のお披露目にこんなのあり? _(┐「ε:)_ ズコー  コケたわ。

 

じゃあ、2作目は? 『悪魔城ドラキュラ』。

天使に悪魔…ファンタジー続いて ぴぇ〜😭

蓋を開けたら、原作ファンも来てくださって、どんどんチケット売れていくという嬉しい結果になりましたが…^^

 

3作目はなんだろう?と期待が集まっていました。

VISAガールのひとこちゃんだし、今度こそ『エリザベート』?との期待も。

 

なんと今度は和物や〜ん♡

嬉しい♪

 

和物とラテンショーの組み合わせも良き♪

次回の花組大劇場公演は、2026年2月〜5月。   

 

【花組公演】

主演・・・永久輝 せあ、星空 美咲

  • 宝塚大劇場:2026年2月14日(土)~3月29日(日) 
  • 東京宝塚劇場:2026年4月18日(土)~5月31日(日) 

グランド・ラメント

『蒼月抄(そうげつしょう)』-平家終焉の契り-

作・演出/熊倉 飛鳥

 

スパイシー・ショー

『EL DESEO(エル・デセーオ)』

作・演出/指田 珠子

引用元:宝塚歌劇公式HP

 

平家終焉の物語でキュン、としたところに、30分後に、熱いラテンで盛り上げてくれるんですね。

 

公演中の『悪魔城ドラキュラ』と岡田先生の昭和レビュー、相性が良くないのでは?と思っていたら、

逆に、ゲーム原作のファンタジーの後に、王道の宝塚レビューを観れて、大満足、という組み合わせの妙を楽しみましたから…

 

和物で切ない思いをした後に、パーンと華やかで熱いラテンショーは、いろいろ感情揺さぶられそう^^

 

ひとつの権力、国家が終わりを告げる時、ドラマが生まれる

平安時代末期⸺。武家としてかつてない繁栄を誇った平家一門は、棟梁の平清盛を中心に、京の都にその栄華を轟かせていた。
父・清盛の寵愛を一身に受けた若き武将・平知盛(たいらのとももり)は、弟・重衡(しげひら)、従兄弟・教経(のりつね)と共に、平家の未来を担う存在として育てられる。清盛の絶対的な信頼と期待は、いつしか知盛の中に「我こそが平家を導くべき」という宿命と、それを裏切ってはならぬという恐れを根づかせていた。
ある日、知盛は宮中にて一人の才女を見初める。その名は明子(あきこ)。花山院藤原家の娘にして、静謐な月の気配を湛える聡明な女性。彼女は知盛に、突如「平家の没落」を予言する。しかし、彼はそれを戯言と一蹴し、父の権威を借りて婚姻を一方的に進めてしまう。
婚礼の夜、ふたりの間に交わされたのは、ひとつの“契り”。
「すべてを失ったとき、あなたの本当の姿を見せてください」
やがて清盛が病に倒れると、反乱軍が各地で挙兵し京は混乱を極める。頼る者を失った知盛は、なお清盛の残した“力”にすがり、戦の中に平家の未来を求める。しかし、思惑に反して平家一門は分裂し、砂が溢れるようにその威光を失っていく。
平家の生き残りをかけて奔走する知盛戦を忌み、民を救おうとする重衡刀こそが忠義と信じる教経。戦況が悪化する中、三人の信念は交錯し、それぞれの運命を選び取っていく⸺。
やがて迎える運命の地、”壇ノ浦”。蒼く満ち、やがて欠けゆく月の下で、栄華と誇り愛と別れを描く終末譚。
平家最後の総大将・平知盛を主人公に、父の影を背負い、誓いと喪失の果てに辿り着いた姿を、蒼月に刻まれた命の抄(しょう)として描く。
なお、この公演は、演出家・熊倉飛鳥の宝塚大劇場デビュー作となります。

引用元:宝塚歌劇公式HP

 

壮大なドラマだ〜!

史実そのものがドラマチック故に、平家物語として語り継がれてきました。

 

ひとつの時代が終わる時、ひとつの勢力が終焉を迎える時のドラマはスリリングです。

 

1789年のフランス革命によるルイ王朝の終焉、

1917年のロマノフ王朝滅亡、

1918年のハプスブルク帝国崩壊。

 

どれも、映画やミュージカルの題材になっています。

 

平家物語、というだけで物語は完成していますから、あとは

演出家が登場人物をどう動かし、何を語らせるのか。

この作品が大劇場デビューとなる熊倉飛鳥先生におおいに期待しています。

 

熊倉先生、大劇場デビュー、おめでとうございます!

 

演者は、登場人物をよりリアリティに描き出し、命を吹き込み

音楽、美術、衣装、照明、舞台装置…が一体となって「平家物語」がよりドラマチックに盛り上がって、もう感動作になるのが見える!

持ち味の違う三兄弟を中心にしたのはGB

この作品から、星組の極美慎くんが組替えで参加します。

トップ、2番手、新3番手…?

 

知盛 永久輝せあ  生き残りをかけて奔走する

重衡 聖乃あすか  戦を忌み、民を救おうとする

教経 極美慎    刀こそが忠義と信じる

…でしょうか。

 

あら? これって…月組の『桜嵐記』(演出:上田久美子)の楠木三兄弟に似てますね^^

 

父の遺志を継いで徹底的に敵と戦う長男・正行

戦に興味がなく、民と生きる次男・正時

戦は俺の遊び場や〜戦大好き三男・正儀

 

新たに花組に迎える極美慎くんを知盛とともに戦う仲間にしてのお披露目、Good Jobです!(劇団の意向?)

 

面白くなりそう!!

 

『蒼月抄』というタイトルも素敵♪

蒼く満ち、やがて欠けゆく月の下…

「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば」と詠んだのは

藤原道長ですが、

 

平清盛もまた全盛期には権力を誇った人物、その清盛の四男が知盛です。

 

月が満ちたところも、欠けゆくところも見て散って行った…美しいタイトル。

 

指田珠子先生の大劇場公演、ショーは熱いラテン!

スパイシー・ショー
『EL DESEO(エル・デセーオ)』
作・演出/指田珠子

燃える太陽、止まぬ潮騒、おしゃべりを止めない熱帯植物……踊り歌い続ける人々が集うラテンの国。そこには常に「欲望(EL DESEO)」が渦巻いている。
愛するため、名誉のため、そして生きるため、欲望を止めない男と女が繰り広げる、妖しくもエネルギーに満ち溢れたラテンショー。心躍る、魅惑のひとときをお届け致します。  

引用元:宝塚歌劇公式HP 

 

指田先生の大劇場デビューのショー『VIOLETOPIA』は、少し薄暗い、独特の雰囲気をまとった作品で、好みが分かれました。

 

次回花組の大劇場のショーは、『VIOLETOPIA』と違って熱く華やかに繰り広げるラテンショー!

 

お芝居もショーも、どちらもすごく楽しみです!!