宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【花組】千秋楽おめでとう!|はいからさんが通る

れいちゃん、立派だったよ、花組の皆様お疲れさまでした!

お稽古は順調に進んでいたのに、未曾有のコロナ禍で、全公演中止となり、いつ幕を開けるのかもわからない不安な中で過ごした日々。

 

4月、5月は不安だらけで、緊急事態宣言で行動も制限される中で、今後公演を再開することなど本当にできるのだろうか、とさえ思っていました。

 

7月から万全の態勢を整えて幕が上がりましたが約2週間の公演の後再び中止、8月2日から9月1日までの1ヶ月がお休みになってしまいました。

 

花組の新トップお披露目公演、という特別な意味をもつ公演。

トップのれいちゃん(柚香光)はじめ、花組の皆さんの意気込みも熱かっただけに、中止は、痛恨の極みだったと思います。

再開は9月3日。最後の3日間7月17日~8月1日、9月3~5日と19日間(休演日含む)。

 

もしコロナがなかったら…全客席をお客さんが埋め尽くし、立ち見も出て、お茶会で皆でお祝いして、れいちゃん、いっぱいお祝いのお手紙やプレゼントもらえたのに…。グスッ。

 

でもね、千秋楽の始まりのアナウンス、客席人数半分なのに、割れんばかりの拍手が響いて…もうそれだけで、泣きそうになりました。

まだ始まってない、てのに…^^;

 はいからさんが通る 宝塚大劇場千秋楽を観てきました

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千秋楽ということもあり、すごい熱気でした。

お披露目なのに人数が半分になって寂しいかな…なんていう当初の心配なんてどっかに飛んでいっちゃうぐらい、万雷の拍手で 幕開きから気もそぞろ。

 

はいからさんが通る」は、お披露目公演にぴったりな、花組新トップコンビにぴったりな、

軍服やマントが似合う「かっこいい」を絵に書いたようなれいちゃんと 可愛くて元気いっぱいな華ちゃんの魅力を存分に味わえて、いきなり代表作?ってぐらい合ってましたね。

 

キャスト陣のセリフの掛け合いも面白かったです!

 

原作が面白いのはもちろん、小柳奈穂子先生の脚本も、役者をいきいきと描かれていているからですね!!

 

名作「エリザベート」は、セリフを覚えてしまいそうなほど観てますが、覚えてしまうほど、スッと入ってくるんですね。

この作品も何回か観たら 「1人はいからさんが通る」をできそう。

 

酔っ払いの紅緒はどのシーンも笑わせてくれますし

れいちゃんの少尉殿は どのシーンもかっこいい♪

ワタクシ的かっこいい少尉のシーンベスト3

1️⃣ マントを翻すミハイロフ侯爵、立っているだけでかっこいい♪

2️⃣ 印念中佐と剣を交えた時の、スポットライトの中の少尉

3️⃣ 反政府運動のアジトに乗り込んだ時、軍帽をビシーッと投げて戦い始めるところ

 

牛五郎の真剣白刃取りは、何度観ても笑えるし、

伊集院伯爵が甚平の裾を持ってイジイジするところは毎回笑うしw

 

描かれ方のせいなのか 私の観方のせいなのか

初演では、北小路環も、藤枝蘭丸も 青江冬星も 鬼島軍曹も 吉次も、もっとインパクトがあったのに、今回色が薄かった気がしました。

お披露目公演だからか?

伊集院忍少尉と花村紅緒がクローズアップされてた? 出番長かった?

私がそこばっかり気にしてた?

 

キュンポイントも随所にあり、おとめが喜ぶ仕様になっていて…コロナがなかったら何度でもリピしたい作品です。

 

当初、コロナでなくなるのでは?と思われた お姫様抱っこやおんぶのシーンもありました。

演出を変更して上演する、って発表になってたから 夢もキュンポイントもなくなるのか~と思ってたけど 健在!

宝塚の魅力、ここに有り!ですわ^^

 

これが花組トップコンビの魅力と割り切ろう

ま、Twitterでよく目にするのが 実力が伴っていない、という感想ですね。

否定はしません。感じ方や思いは人それぞれですから。

歌が上手な生徒さん、ダンスが上手な生徒さん、芝居が上手な生徒さん、最近トークが上手な、も加わりました。

舞台スキルが低い場合、「コンビ売りでいくというのもあり」という前例ができましたので もう怖いもんなしです。

みんな違って みんないい♪ です。

 

れいちゃんは踊れるけど お歌が…orz 頑張って欲しいです。 ビジュアルは最高です!

華ちゃんは歌も踊りも 頑張りましょうですけど お芝居はOK♪

 

そして 二人が醸し出す雰囲気がすごくいいです。←ここポイント!!

夢を売る宝塚ですから 大事なことです! 仲良きことは美しきかな。

「相手役の事、嫌いなの?」と心配させられるよりずっといい。

 

5組それぞれの魅力がありますから 花組はトップコンビの仲の良さが魅力と割り切ろうと思います。

れいちゃんはかっこいいし、はなちゃんは可愛い。それでいい。

 

後は、二人に合う演目を当てて貰えれば嬉しいです。

 

フィナーレ

軍服。

はぁ、、、ため息。

大階段に斜めに並んだフォーメーションも、シルバーの軍服も、音楽(ラフマニノフ)もすべてがツボ!!

 

ずっと観ていたい…。

 

これが あるのとないのとでは全然違いますね。

やっぱりフィナーレがあってこそ宝塚歌劇だわ。

 

初日の黒燕尾は 神聖な感じで大好きで もうどっちがいいって選べないですね!!

 

ご挨拶

れいちゃんのご挨拶、いつもお上手だなと思います。

が、今回は、感無量なのか 途切れがちで…感謝の言葉を述べてくれるんだけど 私達客席も感謝でしたのよ。

お客様がいてくださったから、自分がいれた、という感謝は そのまま ファンの思いと同じで…。

カテコの幕が上がったら れいちゃんが泣いていて、周囲からもすすり泣きが漏れてきました。

励ましの拍手が一段と大きくなり スタンディングオベーション!!! f:id:kokoro-aozora:20200907235818g:plain

舞台と客席が一体となった瞬間でした。胸熱。

これよ、この 一体感、劇場でないと味わえないの。

だからこそ 一刻も早くコロナが収まって 皆が劇場で この一体感を味わえますように。

 

コロナにお披露目公演を翻弄されたれいちゃん、毎日落ち着かない日々だったと思います。

 

花組の皆さんも東京公演のお稽古が始まるまでの間 ゆっくりなさってください。

お疲れさまでした!