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【星組】クスっと笑わせる極上の喜劇|ザ・ジェントル・ライアー配信とキャスト別感想

ザ・ジェントル・ライアー、公演できてよかった、配信ありがとう!!

今日、配信を観て、つくづく、神奈川公演の幕があがってよかったと思いました。

 

こんな素敵な作品、お蔵入りになったらもったいない。

お稽古の努力も、お披露目してこそ報われます。

楽しみにしていたから、配信観れて、ファンも嬉しいです!!

 

オスカー・ワイルドの作品、ということで、期待していました

原作が良ければ、間違いなく面白いとは言え、宝塚ならではのゴージャスな衣装や歌やダンスで彩られた舞台は、19世紀末のイギリスの貴族社会の雰囲気を醸し出していて素敵でした。

貴族のドレスやスーツは有村淳先生ならではの豪華で優雅な衣装で、こちらも楽しめました。

 

オスカー・ワイルドの4作の喜劇のうちのひとつ、「理想の夫」が原作。

 

主演のせおっち(瀬央ゆりあ)が演じるのが理想の夫、ではなく理想の夫・ロバート・チルターン(演:綺城ひか理)の親友で、親友の窮地を救うという役どころなんですね^^

 

セリフの掛け合いが面白く、真面目に演じてても笑えるところが楽しい♪

 

以前、演者が笑いを取ろうとするのが見え見えで逆に引いてしまった事がありました。

 

今回の「ザ・ジェントル・ライアー」を観て、さりげない芝居の中に笑いの種が仕込まれているのが、上質の喜劇だと痛感しました。

 

よくぞここまで…瀬央ゆりあ東上公演かぁ…

以前から星組を中心に観てましたが、まさかせおっちがここまで立派になるとは…かあ(ry

 

同期の礼真琴を尊敬し、雲の上の人のように思ってたせおっちが、2番手として隣にたち、東上公演で主演を務めるまでに!!

貴族のプレイボーイ役、お似合い。説得力ありました^^

 

昔に比べたら、歌唱力バク上がりで…すごい努力をしたのだろう、と目に見えないところでの頑張りに拍手です♪

 

鈴蘭→阿弖流為→龍の宮物語、ワタクシ的に、せおっちの評価がぐいっと上がった3公演です。

 

これからのせおっちにも目が離せませんね~、楽しみ!!

悪女・ローラ役 代役の紫りらちゃん頑張った!

本役のはるこちゃん(音波みのり)の休演を受けて、急遽抜擢された紫りらちゃん。

持ち味が全然違うので、どうかしら?と思ってましたが、お芝居、作り込んでいてよかったです♪

はるこちゃんの休演が内々で決まったのがいつだったのかわかりませんが、いろんなキャストと絡むお芝居があるので大変だったと思いますが、もともとのバズルドン卿夫人とも全く違う役どころですので、苦労されたかも?

 

貫禄を出すために、セリフまわしゆっくり目で、ゆったりとした所作。

視線の配り方にも、台詞回しもよかったです。

小柄で可愛い系のりらちゃんなので、メイクもかなりきつく見えるように、眉山も高くして、ダブルラインも濃い目に描いて、大成功でした。

 

とは言え…演出家・田渕大輔先生があてがきしたのは、はるこちゃんなので、はるこちゃんに語らせてセリフも書かれたと思ってます。

それ故に、はるこちゃんで観たかった、というのが本音ではあります。

 

チルターン夫妻(綺城ひか理・小桜ほのか)

世間的名声もあり「理想の夫婦」と呼ばれているお二人。

実は、夫のロバートには、妻には言えない過去があり…

見せ場は、ラスト近くですね。

あかさん(綺城ひか理)の演説、かっこよかったです!!

二人が本当の愛に目覚めるところもいい!

 

ほのかちゃんは、聡明で上品な女性のお役が似合いますね^^

シラノ・ド・ベルジュラック」のロクサアヌも良かったです^^

今回はガッツリ夫婦役で、大人の女性を好演して、役の幅が広がった感じ。

 

温かみのある優しい声の歌唱が素敵なほのかちゃん。

ヒロインのひとりとして存在感がありました♪

 

ニューヒロイン・詩ちづるちゃん、いらっしゃいませ~♪

月組から組替えで来た詩ちづるちゃん。

早速、ヒロインの1人で、ラストは主演のせおっち演じるアーサーと結ばれると言うメイベル役、可愛くて、一気に引き込まれました。

ソロ歌唱ももらって…お上手でした、今後が楽しみです!!

 

せおっち演じるアーサーとのやりとりが面白くて、何度も笑わされました^^

 

今回メイベルの衣装、イエロー系でしたね、それでナウオンでも、黄色い稽古着(スカート)だったんですね、納得。

 

その他のお役

キャヴァシャム卿 美稀千種

アーサーのお父さん^^ 

台詞回しもお上手だし、くしゃみするだけでもおかしいw

気になる存在のみきちぐさん♪

 

フィプス(ゴーリング卿邸の執事) 大輝真琴

いい味出してる~!! すっとぼけた感じなのがまたいい!

それなのに、キレキレダンスを踊ったりもするし、美味しいお役でしたね。

「これから来る女性を客間に通す」ミッションをクリアして得意げだったのに、間違ってローラを案内してしまったと知ったときの落胆ぶりが可愛いw

影の立役者的なフィプス。

プログラムの写真もとぼけてて、完璧。

 

ド・ナンジャック子爵(咲城 けい)とレディ・マークビー(水乃 ゆり)

フランス人のプレイボーイ、ド・ナンジャック子爵とレディ・マークビーは、102期のお二人が、キャッキャしてて楽しそう^^

さんちゃん(咲城けい)が、星組で芽が出なかったのが残念すぎます、成績良かったから、もっと使って欲しかったです。

みずのちゃん、今回、目立ってましたね^^

フィナーレのショーでは特に、ダンサー娘役として、良い働き♪

 

トニー(ロバートの秘書) 稀惺 かずと

週に2回、メイベルにプロポーズするトニー。

毎回振られてもめげない一途なトニーが可愛い!

お目々キラキラでとっても可愛い!!

稀惺 かずとくんは、今まで、あっさりした印象で例えて言うなら、2Hの鉛筆で描いたような印象だったのが、今日はくっきりサインペンで描いたようなはっきり明るい印象。

これからが楽しみな生徒さんですね^^

 

欲を言えば、もう一度観たい!

スカイステージでの放送を楽しみに待ってます!