宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

ディナーショーは、無観客で開催、劇場は連続着席OK?

無観客ディナーショーのお知らせに納得

先日、宝塚歌劇公式HPより、ディナーショー、ミュージックサロンが、無観客での開催、と発表になりました。

◆轟 悠 ディナーショー
8月26日(水)・27日(木) ホテル阪急インターナショナル
※ディナーショー形式での開催は中止となりました。

◆真彩 希帆 ミュージック・サロン
9月6日(日)~8日(火) 宝塚ホテル
9月12日(土)~14日(月) 第一ホテル東京
※ディナーショー形式での開催は中止となりました。

◆彩凪 翔 ディナーショー
10月19日(月)~21日(水) 宝塚ホテル
11月1日(日)~3日(火・祝) 第一ホテル東京
※ディナーショー形式での開催は中止となりました。

 

  ショーの無観客ライブ配信を予定しておりますので、確定次第、改めてご案内いたします。

 

コロナが社会に蔓延する今、私達が気をつけなければいけないのは「飛沫」ですよね?

夜の街が危ない、と言われたのも、マスクを外して飲食し、お酒飲んで至近距離で大声で話す、カラオケで歌うなどで感染が広がったからでした。

 

ディナーショーは、簡易の舞台と一番前のテーブルも近いし、テーブル間を練り歩きながら歌います。飛沫がかかる可能性大です。何より、丸テーブルで観客が談笑しながらお食事、これが一番危険ですよね。

前の人の飛沫が飛んできます。

ワタクシ、今日もHappyっていうグルメブログもかいてますけど コロナ感染拡大以来、お食事の機会激減です。行くときは、2人以下で、隣同士か斜め前に座って食べるよう、務めています。(できないときも1回ありました)

 

宝塚のお願い動画で知りましたが、大劇場の換気システムはしっかりしてますね。

ディナーショーを行うホテルは、換気の機能はあるでしょうけれど 劇場ほどではないような気がします。

 

居酒屋で、小さな卓を囲んで飲みながら談笑しているサラリーマンの映像をテレビで観て、危な!って思いました。

 

飲食も歌唱も飛沫が飛ぶから無観客もやむなし、納得でした。

 

舞台は観客が入って完成する、といいます

普段の公演に比べたら、ごく少数の人しか観ることがないディナーショー。

貴重なチケットをゲットしてご覧になる予定だった方は、がっかりでしょうけれど、もっとがっかりなのは、ショーをされるご本人では、と思います。 

 

みっちりお稽古を積んだ後、稽古着から華やかな衣装に着替えて、会場の明るいライトを浴び、客席からの喝采や笑い、涙、そういう舞台と客席の相互のやり取りが 舞台を深めるものだから、よくご挨拶で

「お客様が観てくださって 初めて完成する」とおっしゃっていますね。

 

衣装を着て、ライトは当たっても 誰もいない客席に向けて歌う虚しさは計り知れません。

カメラの向こうに、全国のヅカファンが見守っているとしても、直にそれを感じることができないですから。

テーブル間を回る時のファンのキラキラした瞳に、笑顔に、歌い終わった時の喝采に元気をもらってらっしゃると思うのです。

 

無観客では、盛り上げてくれるお客さんが居ないので自分で盛り上げていかなきゃいけないのが大変ですね…

 

轟さんも、彩凪翔くん、真彩希帆ちゃん、皆さん、生の声を聴いてほしかったと思います。

特に雪組の歌姫の真彩希帆ちゃんのお歌は、ライブ配信で聴くのは十二分に魅力が伝わるのかちょっぴり心配です。

 

6月25日、横浜アリーナサザンオールスターズの無観客ライブがあり、ライブ配信されました。

チケット購入者は約18万人、推定視聴者は約50万人とされる。その視聴者総数からすれば、通常のサザンの横浜アリーナ公演のステージ設定で、ライブが38回実施されたのに匹敵する。

 2020.7.16 朝日新聞より引用

 サザンオールスターズ桑田佳祐さんの人気と、「壮麗帝」を観たいヅカファンの数は比べ物にならないとは思いますが、客席が半分に減った分の補填には十分なり得ますよね?

 

サザンにとっても「観客とのコミュニケーションがもたらす一体感は需要な要素」と。

これは、生のコンサート、演劇、どちらでも言えることですよね。

それを体感したくてヅカファンも劇場に足を運びます。

 

生観劇派、って、そもそも劇場に通える条件さえ揃えば、誰だって生観劇したいですよね。

生に勝るものは無いに決まってます。でも、お住まいが劇場から遠い、などの理由でやむなくライブビューイングやライブ配信に頼るしかなかった方も多いと思います。

 

それが今、コロナによりチケットが手に入りにくく、遠征するのも「異動自粛」が要請されている地域もあるからままなりません。

今まで劇場で観れていた人も観る機会が減るのは当然です。

 

サザンのライブに話を戻せば、

画面越しでは、せっかくの演奏も「音圧不足で肉感的な臨場感に乏しい」(朝日新聞記事より)と。

ライブでは音が大きいですから体の空洞の部分を震わせますね、コンサートでは、いつも食道や気管のあたりがブルブル震えるのがわかりますし、地響きが下から突き上げてくるのがわかる時も…

宝塚の舞台でも、生のオーケストラの演奏は、楽器が発する音を体で感じることができて 演劇やショーだけじゃないオケを聴く楽しみもありました。

が、コロナはその機会さえも奪ってしまった…

 

劇場で見れなくなったけど「生観劇派」だから ライブ配信は観ません、っていう方いらっしゃるのかな?

以前、生観劇派だからって、タカラヅカスペシャルのライビュ観てない時があったんですが、やっぱり観たいもの、ここ数年は映画館で観てました。

 

無観客では、工夫が必要

サザンのライブでは、客席に置かれたリストバンドのライトが幻想的な光景を生み出していたそうです。

観客不在を逆手に取って、空席を生かしたカメラワークもあったそうで見応えありそうですね、「斬新なライティングなど新しいエンターテイメントを提示した。」(朝日新聞記事より)とのこと。

 

宝塚の無観客ディナーショー、ミュージックサロンでも、ただいろんな角度からの撮影だけじゃなく、「斬新な」演出、カメラワークで 私達観るものだけではなく、出演者の皆さんのモチベーションアップするような工夫をお願いしたいです。

 

宝塚ホテルの開業記念イベントだった「真彩希帆ミュージックサロン」。

退団を控えた真彩希帆ちゃんの最後のビッグイベントなのに、お気の毒です…

 

劇場では連続着席OK?

7月に入って、エンタメ界も動き始めました。

皆さん、細心の注意を払ってお稽古されてます。

観客は、マスク着用の上、前を向いて、静かに観劇するだけなら大丈夫な気がしてました ←何の根拠もないです。

 

先日、一般社団法人日本クラシック音楽事業協会が クリーンルームで様々な実験をされました、その結果が

    ↓     ↓     ↓

www.classic.or.jp

木管楽器金管楽器から 弦楽器、打楽器、コーラスに至るまで 飛沫の状況を調べておられます。

その中で、客席の飛沫も実験された結果、一座席あけても、連続着席でも結果は変わらないことがわかったそうです。

 

今、政府の指針で、客入りは、規定の半分、と決められているようです。

これでは、公演をすればするほど赤字が膨らむという結果になります。

宝塚歌劇のように大きな劇団で、H2Oホールディングスの傘下であれば、まだ安心ですがいつまでもこれではエンタメ業界全体が心配です。

 

日本クラシック音楽事業協会の検証結果を信頼すれば また 今まで通りフルに観客を入れることができて少しでも「コロナ前」に近づくことができるのではないかな、と

日本クラシック音楽事業協会の報告書に希望の光を見出したいhappyでした。