本日、出島小宇宙戦争、ドラマシティ公演の千秋楽でしたね、
おめでとうございます!
今回、演目も、キャストも、見応えがあって素晴らしかったです!
谷貴矢先生の作品は、独特の世界で、「宝塚らしからぬ」作風で、演目が発表になると ドキドキ・ワクワク、幕が上がるまで 全く内容が見えてこないところが面白いですね~!
宝塚は、座付き演出家が番手に合うように描き出すオリジナル作品がメインで、人情物の時代劇から、海外文学、ファンタジーにSF、と幅広く 古今東西に題材を求めて100余年、数多の名作を生み出してこられました。
が、一時期 食傷気味になるほど、「ベルサイユのばら」をはじめ、フランス革命関連が続きました。
最近では、若手演出家の先生がたの頑張りもあり、新しい風が吹き始めているのを強く感じます。
中でも人気は、ウエクミ、と親しみをもって呼ばれている、上田久美子先生。
その作風は、心の襞の深いところがチリチリと痛んで、観た後にも、登場人物のその後の人生まで考えてしまうような重みのあるストーリーが魅力だと思ってます。
その対極にいらっしゃるのが 谷貴矢先生。超ファンタジー♪
ぶっ飛んだ発想で 凡人が考えつかないようなワールドへいざなってもらえる、奇想天外なストーリーが魅力です。
この タカヤワールドは、宝塚歌劇の中でも一つの「タカヤ」っていうジャンルができそうな独創性。
そんなタカヤワールドを盛り立てたのが、今や スターオーラを身にまとって 堂々たる姿で0番に立つ鳳月杏。
友人ともよく話題になるのですが ちなつちゃんのセンターっぷりは、花組で培った歌唱力やスターとしての居方が自信となって輝かせているのだね、と。
「出島」人気は、タカヤ先生の作品力はもちろんですが いくら作品が良くても、演じる役者が揃っていないとつまらないものになってしまいます。
今回、安定の実力者、鳳月杏と 数々のヒロインを務めてきた海乃美月の実力派2人が主演・ヒロインで、見応えあるし、危なげない芝居で引き込まれました。
この前も書きましたけど チケット8,000円、安いよ!
同じようにお金と時間を使って観劇するのだから いい作品を見せてもらいたいワタクシです。
「宝塚は人を観に行くところ」、多少駄作でも 多少真ん中が歌やダンスに難があろうと 客は入ります。
でも。
私は、みんなが適材適所で輝いていて、主演コンビが実力者で いいものを見せてもらえる舞台であるべき、と思っています。
出島小宇宙戦争、皆に見せ場があって、本当に素敵な作品でした。
SNSで、この作品の円盤化をしてほしい、と劇団に訴えた方がいらっしゃると知りました。
宝塚歌劇団は、トップ、2番手が主演だとブルーレイを出しますけど 3番手以下の主演作品は出さないんですよね。
チケットの売れ行きなど見れば、出したほうがいいと思うのが一般の企業ですが、宝塚はいろいろと制約がありますね。
以前 3番手だった柚香光主演の「はいからさんが通る」が円盤化されない、と悲痛な声が上がってたんですが、最近 Eternal Scene Collectionシリーズで円盤化されました。
なんかね、儲かる物をどんどん売って利益を上げるという資本主義のルールが通用しない宝塚ルール。
いろいろとややこしいところですw
あ~ 余計なことを書いてる内にシンデレラタイム~
2回目の観劇感想はまた今度!w