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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【宙組】「カルト・ワイン」観劇感想、そして公演中止のお知らせにショック…

宙組 桜木みなと主演の東上公演「カルト・ワイン」2022年7月4日16時公演を観てきました。

 

夕食後、ほっこりしてたら、宝塚歌劇からLINEで公演中止のお知らせが…

 

宙組 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演『カルト・ワイン』の公演関係者から、新型コロナウイルスの陽性が確認されましたため、7月5日(火)~7日(木) の公演を中止させていただきます。

宝塚歌劇公式HPより引用

 

少し前まで、劇場にいただけに…信じられない!

楽しかったあの公演が、もう観れないなんて…orz

またまた、え~~~~~~っと声出して叫んでしまいました。

 

ずんちゃん(桜木みなと)は、2020年の東上初主演公演「壮麗帝」も、コロナで延期になり、東京公演は中止、大阪公演も8公演のみ、と大きな影響を受けました。

 

あれから2年、コロナの脅威は薄れつつありますが、やはり感染は留まるところを知らないですね。

 

公演関係者の皆様、お力落としありませんように…

 

演出の栗田優香先生の「夢千鳥」(2021年)も6公演上演しただけで公演中止になりました。

 

両作品ともに、1人でも多くの方に観てもらいたい!と思える良作。

それだけに公演中止は残念で、私の心までどんよりしてます…

 

気を取り直して…

 

ずんちゃんの笑顔弾ける「カルト・ワイン」、面白かった!

幕開きは、ひゅーが(風色日向)くんの語りから。

スポットライトを浴びて、オークショニア役ですが、狂言まわし的な役割も担っていて。

二幕冒頭でも、ひとり語りの場面が長めにあり、お客さんに絡んだり、と目立つお役でした。

 

スポットライトを浴びてずんちゃん登場、今宵もオークションが始まる…という時、シエロ(桜木みなと)逮捕

オークション会場が、一転、法廷場面に。

 

証言台に立って訴えるずんちゃんと相対する観客は、シエロの訴えを聞く裁判官のよう。

 

最初にバーンと結末を持ってきて、ここに至るまでの過程を描いていく、という演出。

 

場面はシエロとフリオの生まれ故郷、ホンジュラスへ。

 

全体に、舞台転換がスムーズで、舞台転換のための暗転をただの暗転でなく、照明も使って…客席に向けて強いライトをいくつも照射して目くらましの術を使ってます。

 

そうそう、今回、照明の使い方がすごく良かったです。(照明担当:佐渡孝治さん)

上手に強いスポットライトを当てているときに、舞台の下手袖を暗くして、セットを交換とか^^

舞台が立体的に見えるピンスポの使い方など…

 

宝塚大劇場のような、派手な舞台装置を使わなくても、全く飽きさせない面白さがありました。

 

キャスト別感想

栗田優香先生の脳内セラーの中で熟成された「カルトワイン」企画案。

そのボトルを開栓したのがずんちゃんでした。

桜木みなと(95期) シエロ 

栗田先生に、まさに今だ、と企画案を舞台化さしめたのは、ずんちゃんのあの笑顔。

素敵ですよね、ずんちゃんと言えば笑顔。

パカーっと天井の抜けたような屈託のない笑顔も、照れた笑いも、ニヤリと含みのある笑いも、どれも似合いますし、変幻自在に演じ分けるのもお上手。

「何を演っても○○ちゃん」と呼ばれる方もいる中、

ちょいワルも、おとぼけも出来る、かっこいい3番手ってだぁれ? っていう問の答えは桜木みなと、です!!

瑠風輝(98期) フリオ

先生に「いい人」でいてほしい、と言われたというもえこ。

真面目で一途で、料理が巧い。

ギャングを憎んでいて、ずっとブレずに「いい人」な感じ出てました。

苦しい暮らしから脱出するため、シエロと一緒にアメリカに行くことを決意。

アメリカ行きの列車の上で、父(松風輝)は強盗に撃ち殺されて…

ずんちゃんともえこのバディ感、ありましたが、一幕がメインでしたね。

 

留依蒔世(97期) チャポ

帰りの電車の中で友人と絶賛!

本当に何を演ってもお上手で、態度からしてリアル。

元ギャングらしく威圧感のある歩き方、一挙手一投足が堂に入ってますね^^

睨みを効かせるような視線の配り方、じっと見つめて圧をかけたり、もう、目だけでいくらでもお芝居できちゃう。

 

滑舌がいいから、すすーっとセリフが入ってきます。

先日観た、ナウオンステージでも、展開が早いので、滑舌をはっきりしようと思う、というようなことを言ってましたね。

セリフ回しも、ちょっと怖い系な感じで迫力満点。

ひげもお似合い♪

 

あーちゃん(留依蒔世)で、いろんな役を観てみたい、と思わせてくれる役者さん。

末永くご活躍していただきたいです!!

 

今回、もえこが善人を演じて2番手役だと思いますが、あーちゃんもピンスポ浴びて堂々の演技。

私の脳裏に深く刺さったのは、あーちゃんの演技でした…

 

風色日向(102期) オークショニア

ひゅーがくんは、上述しましたように、狂言回し的な役割で、とくに2幕冒頭は、「エリザベート」のルキーニほどではないにしても、お客さんに語りかける場面が、ハードル高かったのでは?と思いました。

 

1幕、2幕の冒頭で出てくるので、オークションシーンよりも、目立っていました。

劇団の思召だと思ってます、ひゅーがくん目立たせ作戦。

 

春乃さくら(102期) アマンダ

今公演、男の友情を描く、ということで、ガッツリヒロイン、という感じはしないのですが、一応うっすら、アマンダはシエロに思いを寄せていて、フリオ(瑠風輝)はふられる役ね。

 

さくらちゃんのきれいな声、すごく聞き取りやすくて、すてきな女性でした。

ちゃんと年上感もでてたし、ワインのテイスティングでシエロに秘密のレッスンでレクチャーするところも好きです♪

 

フィナーレのショーなどでは、ヒロイン枠で良かったです^^

 

いっぱい書きたいことはあるけれど、すごく眠いので続きはまた後日。