昨日 記事にしたとおり、今日は2003年の初舞台特集があるから~とお昼前に録画予約をしていたら、「スカイ・ステージ・トーク Dream Time#34凪七瑠海」が始まったので せっかくだから お昼ごはんを頂きながら観ておりました。
2016年2月に放送された番組の再放送です。
MCは、95期の朝美絢(現・雪組)と97期の蓮つかさ。
「舞音(マノン)」の頃ですね、カチャ(凪七瑠海)も、この時は月組生でした。
月組とご縁のあるカチャ
89期のカチャの初舞台は、月組公演「シニョールドンファン」。
なんと、「シニョールドンファン」の新人公演ですーさん(憧花ゆりの)と組んでいたそうです。そのころから、頼れるお姉さん、って感じだったそう。副組長から 組長にまで上り詰めてご卒業されましたね。
2009年の「エリザベート」でエリザベート役に抜擢されたカチャ。
組を越えて、男役娘役の境も越えて、相手役不在だった瀬奈じゅん様の相手役に抜擢。
番組の最後にカチャが話してましたが、
「これ以上びっくりすることは無いと思う。」これがあったから何でも来い!と腹が据わったようです。
(聞いたときは)言葉が出て来なかった。
台風の目に来てる感じだったけど 自分は演るしか無い。
エリザベートを演ったことがプラスになった、と、今だから 言える。
2014年の「風と共に去りぬ」でスカーレットIIを演じたカチャ。スカーレットを演じたまさお(龍真咲)は、女役でちょっと居方がわからなかったみたいだけど カチャはエリザベートを演った経験が自信になってたんでしょうね。
レクチャータイム
ダンスにお誘い編と 愛してる編があり、MCのあーさ(朝美絢)とれんこん(蓮つかさ)がチャレンジ!
お手本を見せるカチャがすごく素敵でした。
以前にも記事にしましたが、「プリプリティータイム」雪組編に出演したカチャが3人のプリンセスにそれぞれ適切なアドバイスをしてて、すごく「大人」な感じでよかったです。
今回も、ちょっとした角度や間のとり方で かっこよさを演出できるのだなぁと感心しました。
こうしたらいいよ、とアドバイスしているのを見て、新人公演で、本役さんから教えていただいた、というお話をよく聴きますが こんな感じで上級生が下級生にアドバイスして 宝塚の男役芸が継承されていくのだと 目の当たりに見て思いました。
セリフ当てゲーム
ゲストのカチャに因んで、カチャが演じたことのあるお役のセリフ(または歌詞)が書かれたカードを引いてセリフを言うゲーム。
蓮つかさくんは、「カサブランカ」の超有名セリフ 「君の瞳に乾杯!」を引きました。簡単でよかった。
あーさは「知ってるけど…難しい」と。なんと 「エリザベート」の「私だけに」。鳥のように解き放たれて~♪ …私にぃ~~!まで歌い切りました! いきなりこれ歌わされるの辛い…しかもアカペラ。
あーさ、頑張ったね^^
そして、カチャが引いたカードは…
2009年ベルサイユのばら 外伝より、オスカルのセリフ。
「私は誰になじられるより君になじられるのが辛い…私だって恋をしている。叶わぬ恋と知りながら、それを思いきれずに悩んでいる」
これを 何度か声に出さずに読んだ後で情感たっぷりに読んでくれまして…すごいなぁ、と思いました。
学年ゆえの落ち着き。
2003年初舞台特集
スカイステージトークの後に 2003年、89期生の初舞台映像が流れました。
花童の出で立ちでの舞台稽古の様子も興味深かったです。メイキング映像大好き♪
お稽古場でのラインダンスは、皆の顔が見えて、発見するのが本当に楽しくて、一人でキャーキャー言いながらw観てました。
卒業式では最前列の成績上位4人がよく映ってましたし、答辞を読むカチャが今と全く同じでびっくり。
だいもん(望海風斗)もみやちゃん(美弥るりか)も、今のほうが若干お顔が濃いけどすぐわかって楽しいです。
それにしても…カメラさん、みやちゃんがお好み??ってぐらい みやちゃんを抜いてる。
ラインダンス、可愛いですね~♪ 舞台稽古で檄を飛ばしてた 厳しい印象の尚すみれ先生も 番組の最後では温かい目線で、胸熱でした。
スターの宝庫89期の首席、凪七瑠海
凪七瑠海、ってお名前を初めて見た時、凪 七瑠海(なぎ なるみ)だと思ったのです^^
が、作家の陳舜臣さんが名付け親でなんと、イランの詩人のジャラール・ウッディーン・ルーミーから取ったそうな。
スターの宝庫の89期の首席で、阪急電鉄のお正月のポスターにも載ったカチャですが…
若干影が薄い。
二大トップスター明日海りお&望海風斗を輩出しているので 話題はそちらへ。
自己プロデュース力が素晴らしいかいちゃん(七海ひろき)と カメラさんまでも味方につけてしまう??魅力全開のみやちゃん(美弥るりか)。
月組のダブル2番手の行き着く先は みやちゃんもかちゃもトップにはならず みやちゃん2番手残留、かちゃは専科へ。なんという罪作りな人事!!とずっとモヤモヤしてました。
プリプリティータイムや、今日見たスカイステージトークDream Timeなどを観ても お人柄もいいし 舞台でのスキルも何も遜色が無いです。
強いて言えば ひとつでもいいから「特別な何か」(歌唱力やダンス)、男役スキルが突出してないのかな?と。
エリザベートやスカーレットも違和感なくできてしまう小顔で首が長くスレンダーなルックスも男役にはマイナス要素なのかも??と。
これは、ことちゃん(礼真琴)やあーさ(朝美絢)など、小柄だったり可愛かったりで娘役を当てられることがありますが 内側には熱い男役魂が滾ってるですよね。
カチャもエリザベートを演じた後に、「カサブランカ」の新人公演で主演が来たときには、よっしゃ!!と思ったそうです。男役さんは、やはり男役に燃えますよね!
先日 「ゆるりふんわりふたり」でも 月組のありちゃん(暁千星)が「BADDY」で王子様役でちょうちんブルマーでとても可愛い役だったんですけど モチベーションを上げるのが大変だったそうです。
やっぱり男役はかっこいい キザれる役をやりたいですよね。
男役は男役に誇りを持ってますから…
凪七瑠海の今後は??
かちゃが主演の「蘭陵王」を観たんですけど とてもハマってました。
あの時。花組公演で専科のカチャが主演ということは?? と深読みhappy、何か意味があるのでは?と考えていました。
花組で次期トップ?? はたまた 退団のお餞別??などと。
専科に異動後の特出は、
2017年9〜12月、星組『ベルリン、わが愛』『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』
2018年2月、星組『うたかたの恋』『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』(中日劇場)
2018年11〜12月、花組『蘭陵王(らんりょうおう)-美しすぎる武将-』(シアタードラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場)
2019年5〜9月、雪組『壬生義士伝』 - 松本良順『Music Revolution!』
2019年11〜12月、星組『ロックオペラ モーツァルト』アントニオ・サリエリ
星組の中日公演「うたかたの恋」は観てませんが、他の作品で主演の蘭陵王以外ですと「ロックオペラモーツァルト」のサリエリ役がとてもいいお役でしたね。
星組の新トップになったばかりのことちゃん(礼真琴)を脇で支えて モーツァルトとの対比を打ち出すダークサリエリ。トッププレお披露目を盛り立ててくれました。
スカイステージのいち番組「カフェふぉるだ」でもホスト役が板についてきて…かちゃはこのままずっと専科にいたら…辞め時がわからなくなてしまいますね。
89期のだいもん(望海風斗)が退団発表をしています。ひょっとしたら、同じく雪組89期の沙月愛奈さんもだいもんと同時退団されるのでは?と思っています。
89期最後の一人となって専科にとどまり いつかどこかの組に特出で大階段を降りるのでしょうか?
学年的に、「今からトップ」は厳しそうです。
トップになるにもタイムリミットがあるそうで、それが研18だそうですね。
カチャは今年研18、どこかに落下傘できるのか、専科として退団していくのか、気になるところです。