世界的に見ても、宝塚の男役というのは稀有な存在です。
宝塚歌劇団のドル箱となるのもやはり 男役であるトップスターの存在ですから、
トップスター、そして トップスターをめざす男役さんの話題がメディアを賑わせることが多いですね。
昔から、宝塚男役は、宝塚ファンの女性の憧れの存在。
実力のある娘役は、相手役としての存在なので、「誰の相手役になるか」「どの組でトップ娘役になるか」がポイントです。
今後のトップ娘役と就任時期を考えてみます
あくまでも管理人・happyの感触です。考え方は人それぞれです♪
トップ娘役は、
花組:星風まどか 100期
月組:海乃美月 97期
雪組:朝月希和 96期
星組:舞空瞳 102期
星組:潤花 102期
現在入団期3桁の生徒さんが3人も!
花組:星空美咲(105期)
すでにバウヒロイン、東上ヒロインも経験済みで、いつでもトップ娘役OK、準備万端整ってますね。
長身で、立ち姿も美しく、堂々として見えるのもいい♪
研3とも思えない抜擢続きで、花組イチオシの娘役さん。
今回「元禄バロックロック」でも「The Fascination!」の「酒とバラの日々」のシーンでも2番手・マイティ(水美舞斗)と濃く絡んでいる美咲ちゃん。
東上公演「銀ちゃんの恋」でも組んでましたし、とてもしっくりくるから、いつかマイティと美咲ちゃんでトップコンビ…なんて、夢見てしまいます^^
ひとこちゃん(永久輝せあ)を挟んで、流れるようなバトンタッチ♪期待!!
トップとトップ娘役の学年差は10期なんてこともあります
学年差が大きい、という印象だったのは、
北翔海莉(84)妃海風(95) 11学年
真風涼帆(92)潤花(102) 10学年(現宙組トップコンビ)
水美舞斗(95)と星空美咲(105)10学年違い、もありなんじゃないか?と期待してます。
歌っても踊っても、芝居してもバツグンのパフォーマンスを見せてくれる 100期の音くり寿ちゃん。
それ故に、最高のバイプレイヤーで末永く活躍する人材だと思ってます。
月組:彩みちる(99期)きよら羽龍(104期)
このお二人が最強です。
雪組から彩みちるちゃんが異動してきましたから、うみちゃん(海乃美月)ご卒業ごは、彩みちるちゃんにバトンタッチでトップ娘役を務めるのでしょうか。
みちるちゃんは、雪組で早くから東上公演も経験して、まんなか力のある娘役さんですから、納得というか安心というか。
更に、その下に着々とトップ娘役への準備中なのが、新公ヒロインにつぎ、バウヒロインも終えたきよら羽龍ちゃん。
おはねちゃんは、れいこちゃん(月城かなと)の次のトップさんの相手役かな、と。
すでに新公ヒロイン経験済の生徒さんは
天紫珠李 (101) ダンサー
結愛かれん(101) ダンサー
白河りり(103) 歌うま
きよら羽龍(104) 歌うま
花妃舞音(106)予定 謎
ずらりと並んでいますが、新公ヒロインをしても、バウヒロインまで務めて初めて、頭一つ出た感じになるので このままではどんぐりの背比べです。
102期には
天愛るりあ
菜々野あり
蘭世惠翔
みなさんダンサーです。
来年度(2022年、令和4年度)は、102期が新公最終学年ですが、3人の中からヒロインが出るでしょうか?
雪組:夢白あや(103)、音彩唯(105)
研1の時から抜擢が続き、新公ヒロイン、バウヒロイン経験済の夢白あやちゃん。
2022年1月には、2回目のバウヒロインが決まっていて、雪組で一番勢いのある娘役さん。
次期トップ娘役間違いなし、な感じですね。
そして105期首席で注目を集めた唯ちゃんも、「CITY HUNTER」で新公ヒロイン済み。
102期の歌うま、有栖妃華ちゃんが、来年、新公最終学年で新公ヒロイン取れるでしょうか?
同じ組の同期にすごつよの潤花ちゃんが続けざまに大抜擢を受けていて、割を食った感じが否めません。
その分、しっかりエトワールに抜擢されているからOKにしときます??
星組:詩ちづる(105)
今までに新公ヒロインは、水乃ゆり(102)、瑠璃花夏(103)が経験済みですが…
トップ娘役に適任かというと 華やかさ不足? ちょっと弱いような。
月組から移動してきた詩ちづるちゃん(105)はキュートな娘役さんで入団成績も良かったので、期待大です!
宙組:天彩峰里(100)、山吹ひばり(105)
先日も記事に書きましたが天彩峰里ちゃんは、歌上手で、お芝居も少女から恐妻まで幅広く演じられる実力の持ち主。
キキちゃん(芹香斗亜)とも、そらくん(和希そら)とのコンビもどちらもよかった。
キキちゃんは群盗、そらくんは壮麗帝^^
じゅりちゃんをトップ娘役にしないなら、星組の貴重な歌上手娘役を異動させないでほしかった、ってなります。
もともと同期・星風まどかちゃんのいる所へ 真風・星風のお披露目公演からの合流でした。
新公ヒロインもらったけど。
雪組から潤花ちゃんが来て トップ娘役に就任、ちょっとお預け…だといいのに。
いつか宙組トップ娘役に成っていただきたいです。
山吹ひばりちゃんは、和希そら主演の「夢千鳥」で竹久夢二の最愛の女性・彦乃役で大ブレーク!!
抜擢が続いていますね。
これから、トップ娘役になるべき人材だと期待を込めて見ています。
個人的には…101期の水音志保ちゃんも、トップ娘役の華やかさとダンスのしなやかさがあって、上に行けそうだと思ってたんですけど、新公ヒロインの経験が無いのが惜しいです。
宙組はトップ人事が停滞しているので、次期トップ娘役の就任時期は考えにくいですね。
男役を引き立てるのは娘役の努力、コンビ感を出すのは男役の包容力
男性を演じるのも、女性、女性同士なのに、恋人感を出してファンをうっとりさせるのが宝塚マジック。
前時代的ですが、男役は長身でガッシリ感があり、女役は普通の女性以上に「女」を演じて「性差」を出さないとうっとり感が薄れますね。
長身の女役さんは、相手のトップさんが小柄だと「膝折」なる技を用いてw 身長差を演出します。
常に、表情はうっとりと、愛おしそうに微笑んで。
男役さんは、頭や頬や肩(バックハグなど)両手で「包み込む」ことで包容力を表現しています。
ぐいっと引っ張って、ついて来い!的な振りで演出することも。
そうやって100年、夢を売ってきた宝塚。
とは言え、タカラジェンヌも人間(フェアリーではないw)、相手役との相性もあるので不器用な人はうまくうっとり感を出せない人もいるかも知れませんが…
宝塚歌劇団は、夢を売って、お金をもらっているのです、お仕事です。
お仕事は、楽しいことばかりではないのです。
自分が、気持ちよく仕事できるかどうか、ではなく、
自分がお客様をどれほど気持ちよくさせることができるかが大事なのです。
それをわかってないジェンヌさんは、炎上したり、人気がなかったりして、自分にブーメランが返ってきますから、気をつけていただきたいです。
歌上手娘役が豊富なのは喜ばしい
宝塚に入団される生徒さんは、バレエやダンススクールに通っていいたダンサーさんが多いです。
だから、歌える生徒さんは貴重です。
このところの公演を見ていて思うのは、やはり歌唱力は重要だな、ということ。
真ん中に立つ以上、ある程度のパフォーマンスを見せてもらわないと、薄っぺらい舞台に感じてしまいます。
時に不満、時に怒り(笑)
トップ娘役候補の生徒さん、皆さん、歌上手か、歌上手とまではいかなくても、魅せられる「技術」をお持ちの生徒さんばかり♪
今後がとても楽しみです!!