宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

作品と役者、両輪が揃ってこそ、名作は生まれる!

本日、『昭和元禄落語心中』大阪公演が幕を下ろしました。

 

先日、この公演を観て、深い感動を覚えました、こんなの久しぶり!!でした。

 

 

『昭和元禄落語心中』はドラマを観て、面白い作品だと思っていました。

山崎育三郎さんが舞台化を!と、小池修一郎先生に掛け合ってこの作品が生まれました。

 

原作の良さ、キャストと役者がハマっている、コレ大事!

『昭和元禄落語心中』は原作は雲田はるこさん作の漫画です。

第17回2013年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞第38回(2014年度)講談社漫画賞一般部門、「落語を巡る愛憎劇に高座の巧みな描写を織り交ぜた清新な表現に対して」2017年、第21回手塚治虫文化賞新生賞をそれぞれ受賞している。

引用元:昭和元禄落語心中 Wikipedia

 

主人公・助六と兄弟弟子の八雲。

馴染の芸者・みよ吉。

 

それぞれのキャストが役者にピッタリハマって気持ちいい。

もちろん俳優陣は芸達者で歌唱力も素晴らしい!!

 

潤色、脚色では素晴らしい本を書かれる小池先生がそれぞれの良さを引き出してくださっていました。

ミュージカルなので、歌あり、ダンスあり。

 

付き人の松田(金井勇太)と弟子の与太郎(黒羽麻璃央)を狂言回しにしたことで、とてもわかり易くなっていました。

 

ミュージカルはこうあって欲しい、というお手本のような作品でした。

 

最近の宝塚歌劇の作品にときめきが減りました

作品の良さは、まずいい本があることが重要だと思っています。

いくら人気のある役者さんを使ったミュージカルや映画でも、内容がつまらないと興行成績を残せません、むしろ叩かれます。

 

どれだけ感動させられるか、心に響くか、が大事ですよね。

もう一度観たい、と思わせてくれるような作品との出会いは宝物です。

 

名作と言われる作品は、多くのファンが観たい、と切望し何度も足を運びたくなります。

 

⚠️ 以下私見です。

 

2023年は海外ミュージカル作品が多くて見応えありました

雪組『BONNIE & CLYDE』

星組『Le Rouge et le Noir』

宙組『Xcalibur 』

月組『DEATH TAKES A HOLIDAY』

星組『1789』

星組『ME AND MY GIRL』

 

タイトルを聞いただけでも、ワクワクします!

実際劇場に足を運んだのは、星組の作品だけでしたが…^^;

星組率が高いのは、歌上手トップのこっちゃん(礼真琴)に当てたい、と言う配慮からでしょうか。

 

映画原作の『鴛鴦歌合戦』(花組)や漫画原作『応天の門』(月組)、ゲーム原作の『大逆転裁判』(宙組)もありましたが、海外ミュージカルの前では霞みます。

 

それでも、宝塚のオリジナルにも素敵な作品があります、個人的には

『うたかたの恋』(花組)、『月の燈影』(月組)も良作だと思っています。

 

座付き演出家の先生方に、心に染みる作品を作っていただきたいです。

 

2024年の作品は、小粒感

1年の幕開きが星組の『RRR』。

ナートゥダンスで盛り上がりました。

原作映画が大人気のロングランで、原作ファンにも受けて嬉しかったです♪

 

2024年の大劇場公演

星組 RRR

花組 アルカンシェル

月組 Eternal Voice

宙組 Le Grand Escalier

雪組 ベルサイユのばら

星組 記憶にございません!

花組 エンジェリックライ

月組 ゴールデンリバティー

 

昨年の大劇場公演8作、

RRR、ベルサイユのばら、記憶にございません!はすでに人気を博している作品ですが、

そのほかの作品はチケットをエントリーする時点では、全く内容もわからず、数行の説明を読んで推し測るのみ。

めっちゃ賭け。

 

いくらトップコンビや組子が頑張ったところで、つまらない作品はそれなり、です。

 

役者はどんな作品であれ、全力でいい作品にしよう、と取り組みますから、

みんなの努力が満員御礼で実る作品を当てて上げて欲しい〜!

 

名作と言われる作品は、すでにどこかで上演、上映されていて、多くの人のお墨付きがあるので、

公演ラインアップが出たときから、誰がどのお役をするのか、とワクワクしながら待ちます。

 

こういうワクワクが最近減った気がします。

 

別箱公演の海外ミュージカルは… 

星組『BIG FISH』

花組『ドン・ジュアン』

雪組『愛の不時着』

 

上記3作が、海外ミュージカルでしたが2023年ほどのワクワク感もなく、『愛の不時着』は、ドラマのような盛り上がりもなかったような…。

 

『BIG FISH』は円盤も出ない、ライブビューイング、ライブ配信もない、という厳しさで、生観劇できなかっただけに、がっかり感だけが残っています。

 

役と役者のマリアージュ

上述のように、役と役者がピッタリとハマっていると気分爽快なんです。

 

個人的には、『1789』や『ME AND MY GIRL』がキャストに似合っていて好きでした。

 

『ポーの一族』、『ロミオとジュリエット』、『1789』もお役がピッタリとハマっていて胸熱でした。

どれも小池先生の作品ですね。

キャスティングがお上手なのでしょうか。

 

「キャラの立っている」作品というのは、見応えがあり、

うまくハマっていると、生徒さんもより一層魅力的に輝けると思います。

 

見ている方も満足感でいっぱい。

 

そんな作品を待ってます!

 

 

今後の観劇予定は…

礼真琴退団公演『阿修羅城の瞳』    

キャラが立っている『GUYS AND DOLLS』

題材が好み『花の業平』

若手発掘『Twinkle Moon』

宙組の水美舞斗を観たい『RED STONE』

 

太字の作品はチケットがあるので観に行きます。

後の2作はこれからエントリー。

 

遠征は、ものすごく観たい作品があるときのみです。

 

今後また組替えシャッフルなどあれば観たい作品も出てくるのでしょう。

 

星組の極美慎くんが花組に異動後の別箱公演とか、楽しみ♪

 

演出家も高齢化で、旬の頃のような切れがなくなっているような…?

明らかに過去作品の方が素晴らしい、と思える先生が複数人いらっしゃいます。

 

何十年もガンガンヒットを飛ばせる人はどの世界でもいないので、若手育成に力を入れていただきたい。

 

今、つくづく、オリジナルの新作を書ける原田諒先生がいらっしゃらないことが悲しいです。

 

あの才能…妬まれたのでしょうね…