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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【原作本読了】「柳生忍法帖 上巻」を読了|登場人物について♪

星組で2021年9月18日に初日を迎える「柳生忍法帖」。

 

原作は 山田風太郎著「柳生忍法帖」。

 

岩手日報』などに1962年10月23日から1964年2月4日まで、『尼寺五十万石』の題名で連載され、単行本刊行時に改題された。

 柳生忍法帖 Wikipediaより引用

 

 なぜ、この作品?とも思ったのですが、痛快な復讐劇で、とにかく愛すべきキャラクターの柳生十兵衛

アクションシーンも多く、こっちゃん(礼真琴)にぴったり♪

 

8月6日にキャストが発表になりました。

 

いくつかわからないお役がありましたが、そのなかのいくつかははっきりしました。

 

今回読んだ上巻には、まだトップ娘役の舞空瞳ちゃんが演じる「おゆら」も、その父の愛ちゃん(愛月ひかる)演じる芦名銅伯も登場しません。

 

キャストをおさらいしてみましょう。

 

柳生忍法帖 配役表

配役は宝塚歌劇公式HPより引用しています

お役の詳細は柳生忍法帖Y十M柳生忍法帖Wikipedia および かまくらのともサイトより引用

柳生十兵衛 剣豪 礼 真琴
ゆら 加藤明成の愛妾、銅箔の娘 舞空 瞳
芦名銅伯 芦名衆の頭目 七本槍の師 愛月 ひかる
     
堀主水

元加藤家の家老

美稀 千種
千姫 豊臣秀頼正室、天秀尼の義母 白妙 なつ
沢庵宗彭 武芸に通じた高僧 天寿 光希
お圭 稲葉十三郎の妻 音波 みのり
吉田修理 千姫に使える老臣 大輝 真琴
加藤明成 会津藩藩主 暴君 輝咲 玲央
お品 金丸半作の妻 紫月 音寧
お沙和 多賀井又八郎の妻 夢妃 杏瑠
具足丈之進 七本槍 漣 レイラ
司馬一眼房 七本槍 ひろ香 祐
さくら 真鍋小兵衛の娘 紫 りら
漆戸虹七郎 七本槍 瀬央 ゆりあ
お鳥 板倉不伝の娘 音咲 いつき
柳生宗矩 十兵衛の父 朝水 りょう
鷲ノ巣廉助 七本槍 綺城 ひか理
稲葉十三郎 堀家家臣 彩葉 玲央
天秀尼 鎌倉の尼寺・東慶寺の住職 有沙 瞳
平賀孫兵衛 七本槍 天華 えま
お笛 お千絵の端女 澪乃 桜季
多賀井又八郎 堀主水の弟 夕渚 りょう
真鍋小兵衛 堀主水の弟 天希 ほまれ
金丸半作 堀家家臣 湊 璃飛
お蝶   華雪 りら
お千絵 堀主水の娘 小桜 ほのか
板倉不伝 堀家家臣 天路 そら
木村助九郎 柳門十哲の一人 遥斗 勇帆
出淵平兵衛 柳門十哲の一人 蒼舞 咲歩
紙屋の妻   七星 美妃
庄田喜左衛門 柳門十哲の一人 朱紫 令真
田鶴 江戸の小納戸衆・間宮大学の妻 二條 華
村田与三 柳門十哲の一人 希沙 薫
香炉銀四郎 七本槍 極美 慎
狭川新左衛門 柳門十哲の一人 煌 えりせ
大道寺鉄斎 七本槍 碧海 さりお
間宮主馬 間宮大学の息子 颯香 凜
紙屋五郎右衛門 武州粕壁の本陣「紙屋」主人、おとねの父 夕陽 真輝
台月尼 東慶寺の尼僧 彩園 ひな
多聞坊 沢庵門下の僧 天飛 華音
明玉尼 東慶寺の尼僧 紅咲 梨乃
雲林坊 沢庵門下の僧 咲城 けい
薬師坊 沢庵門下の僧 奏碧 タケル
天丸の姉  ????? 都 優奈
喜四郎   鳳真 斗愛
お浜   澄華 あまね
おとね 紙屋五郎右衛門の娘 水乃 ゆり
天丸 具足丈之進の犬?手下? 瑠璃 花夏
十乗坊 沢庵門下の僧 紘希 柚葉
地丸 具足丈之進の犬?手下? 星咲 希
嘯竹坊 沢庵門下の僧 羽玲 有華
心華坊 沢庵門下の僧  碧音 斗和
風丸 具足丈之進の犬?手下? 綾音 美蘭
竜王 沢庵門下の僧  御剣 海

個性豊かな七本槍のメンバーは

具足丈之進(ぐそく じょうのしん) 漣レイラ

原作では、巨大な3匹の犬を使うのですが、私は、くの一を使うのかな?と推測。

小男の設定だけど、かなえちゃん(漣レイラ)は長身ですね~^^


鷲ノ巣廉助(わしのす れんすけ) 綺城ひか理

指で竹に穴を開けられるほどの力持ち、素手・素足で寺の山門の厚板を打ち抜くほどの怪力で巨漢。

あかさんと全然イメージ違うけど!

大道寺鉄斎(だいどうじ てっさい) 碧海さりお

鎖鎌の達人。吉原で、鎖鎌を振り回し、自滅。

一番に死ぬのが鉄斎。

さりおくんは、新人公演で2番手役の芦名銅伯を演じるので、一番に死んじゃうけど、新公で頑張ってね^^


司馬一眼房(しば いちがんぼう) ひろ香祐

革鞭を操って、遠くのものを手繰り寄せたり、巻きつけて絞め殺したりする技を持つ。

香炉銀四郎(こうろ ぎんしろう) 極美慎

いかつい男たちの中で、唯一、美しい青年。やっぱり、かりんちゃん!適任です!

霞網を使って、敵を一網打尽にしとめ 薬でも仕込んであるのか、気絶させてしまう技を持つ。


平賀孫兵衛(ひらが まごべえ) 天華えま

長槍の使い手。お鳥にやっつけられ、2番目に死亡。


漆戸虹七郎(うるしど こうしちろう) 瀬央ゆりあ

隻腕の剣客。一番恐ろしい男。(個人的印象です^^)

 

役どころがわかりにくかったお役について

紙屋五郎右衛門(夕日真輝)、紙屋の妻(七星美妃)、紙屋の娘(水乃ゆり)

江戸で残虐の限りを尽くした加藤明成は、柳生十兵衛に大恥をかかされ、ふるさと会津に戻ることを決意。

が、大名たるもの、何日もかけ、家来をつれての旅路となります。

主水を逃げていた高野山から引きずり出し、鎌倉・東慶寺の尼寺に逃げ込んだ主水の家来の妻、娘らをなぶり殺しにしたところを、通りすがった千姫に見咎められたことで怖気づく明成。

千姫は将軍の姉、という立場ゆえ、寝覚めが悪い明成。

家来が、殿にはおなごが必要じゃ、と見初めたのが 2泊目、古川の宿(本陣)・紙屋の娘・おとね。

七本槍の残党にさらわれ、明成の籠に押し込められて…というシーンが採択された模様。

美人の娘役に水乃ゆりちゃん、納得。 

暴君・加藤明成、暴挙に国元を出奔した堀主水

極悪非道の藩主、明成に芝居巧者のオレキザキ(輝咲玲央)が抜擢。

このお役はオレキザキ以外、考えられないです!!楽しみ^^

 

国家老・堀主水は、美稀千種さん、沢庵宗彭は天寿光希。

ワタクシ的には、このキャスト反対のほうがピンとくるんですけど…。

月組夢現無双」でも、沢庵和尚は、組長の光月るうさんが演じておられましたね^^

千姫、吉田修理、天秀尼

千姫は、徳川秀忠の娘にして、豊臣秀頼の妻、将軍家光の姉、とセレブ中のセレブ。

幼くして大坂城落城で行き場のなくなった秀頼の娘を、尼寺で育てることを条件に、千姫の養女として引き取ったのが 天秀尼

血のつながらない母娘で、年は一回りしか離れてなかったんですね。

 千姫に、副組長の白妙なつちゃん。養女で東慶寺の尼の天秀尼に有沙瞳ちゃん。

どちらも歌上手なので、母娘のお歌場面などあるといいなぁ~♪

 

千姫の家来の吉田修理にマイケル(大輝真琴)。

マイケルも芝居の幅が広いので、あまり出番は多くないのかもしれませんが、キラリとひかるお芝居を見せてもらえたら嬉しいです。

間宮大学の息子の間宮主馬(颯香凛)、間宮主馬の妻・田鶴(二條華)

8月6日の記事で、田鶴は間宮大学の妻、と書いていましたが、主馬の妻です。訂正いたします。

参考にさせていただいた 「かまくらのとも」さまのページに、田鶴は間宮大学の妻と書かれていたので、引用させていただきましたが正しくは大学の息子「主馬の妻」です。

七本槍が般若の面を付けて悪事を働く「般若組」が、祝言をあげる若い男女を誘拐し、女性を加藤明成に献上、男性の方は道端に放り出す、という極悪非道の所業。

具足丈之進の3匹の犬、天丸・地丸・風丸に瑠璃花夏、星咲希、綾音美蘭

3匹の犬を使う具足丈之進。

3匹の牛程もある大きな秋田犬を操っています。

武器と違い、生き物だけに、標的を嗅ぎ分けたり、噛み付いたりという役割を担っています。

にしても…若手娘役さんが子牛程もある大きな秋田犬の役…な訳ないですね^^

「ほんものの魔法使」のしゃべる犬・モプシーほど可愛くない、丈之進のために働く獰猛な犬たちです。

ここは、大野拓史先生の創作で、丈之進の右腕となって働く、くノ一(女忍者)とかに大胆に…設定を変更しているのかもですね。

天丸の姉役は、都優奈ちゃん。←原作にないお役(当たり前w)犬の姉って…^^;

依然わからない、お蝶(華雪りら)、喜四郎(鳳真斗愛)、お浜(澄華あまね)

キーパーソンのおゆら、芦名銅伯もこれから登場ですから、下巻を読むのが楽しみです!!

 

尼僧、雲水について ←書き忘れ追記

尼僧は、堀家の女達が匿われていた東慶寺の尼僧でしょう。

著作の中に、名前は出てこなかったのですが。

 

雲水は、堀家の女達が江戸で匿われていた沢庵宗彭の寺・東海寺の雲水ですね。

加藤明成が、会津に戻るところを お千絵たちも雲水に扮装して二手に分かれて会津を目指しますが、付き添ってくれたのが東海寺の雲水。

こちらは、会津へ向かう街道で3人の雲水にご活躍があるので名前が出ています(多聞坊、雲林坊、薬師坊)。

今公演の新公主演の天飛華音くんが雲水なのも頷けます。

新公で大きなお役を当てられた生徒さんは、本公演でのお役は小さめですものね。

 

原作の感想は、姉妹ブログのhappyの読書ノートに書いています。

もし、ご興味あれば御覧ください。

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