2020年雪組の2作目は、あれれ?
先日、2020年4月~5月の外箱公演のラインアップが発表されて、( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; ) しましたね~
それというのも 望海風斗→ コンサート、真彩希帆→ ミュージックサロン(サロンコンサート)の発表になったから。
ミューサロ(ミュージックサロン)とは…トップ娘役が退団すると決まった時に演るコンサートですから、
退団フラグ!!
って ついに来たか~!って
…
トップスターに就任した時点で 退団へのカウントダウンが始まっているので 覚悟はしておかねばならないですが、そのXデーは 少しでも先延ばしにしたいものですよね。
で、今日発表になった演目は…
2020年 公演ラインアップ【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】
2020年7月~10月・雪組『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』
ミュージカル・シンフォニア
『f f f -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~
作・演出/上田 久美子レビュー・アラベスク
『シルクロード~盗賊と宝石~』
作・演出/生田 大和宝塚歌劇公式HPより引用
あれ? このタイトルって…
真彩希帆 単独退団?
通常、トップが退団する時は、お名前をもじったり (霧矢大夢→ 『Misty Station-霧の終着駅-』)、
最後を印象づけるタイトル(瀬奈じゅん→ラストプレイ、大空祐飛→クライマックス)にしたり、ご本人をイメージするようなタイトル(紅ゆずる→ GOD OF STARS)にしますよね?
今回の演目は お芝居はベートーベン、ショーはシルクロードで これは、違う!?
だいもん(望海風斗)退団ではないのでしょうか?
で、夕方ブロともさんとLINEしてたんですが ブロともさんが「みりおちゃん方式?」と!
みりおちゃん方式とは…
明日海りお様と、前トップ娘役仙名彩世様は 同時退団ではなく、一足お先に ゆきちゃん(仙名彩世)が一人で退団して、タイミングをずらして トップスター・明日海りお様が退団、という時間差退団の事です。
みりおちゃんの前相手役・仙名彩世様は、抜群の歌唱力で組を引っ張っていた実力者。
もし、みりおちゃんと同時退団だったら サヨナラショーはトップの「明日海りお」中心に作られて ゆきちゃんは添え物になったはずです。
でも、ゆきちゃんが 一人で退団することで ゆきちゃんのためのサヨナラショーが作られました。
サヨナラショーは、トップさんの意向を汲んで わがままを聞いてもらえる贅沢なショー。
ドレスも自分の希望の色、デザインを言えるようですね。
歌上手のゆきちゃんだからこそ出来た、そして、歌上手のゆきちゃんのサヨナラショーを観たいファンの期待に劇団が応えてくださったからこその 素晴らしいショーでした。
「まぁ様方式」かも?
宙組トップスター 朝夏まなと様は トップ娘役・実咲凜音様が先に退団された後、特にトップ娘役を置かずに 1作だけ単独でトップを務められました。
退団後は 次期トップ&トップ娘役が揃って就任、真風涼帆&星風まどかコンビが誕生しました。
2番手の咲ちゃん(彩風咲奈)と娘役の潤花ちゃんがなんだか 次期トップコンビっぽいですね。
だいもんと組めるのは 真彩希帆ちゃん以外にいないし、花組のみりおちゃんのように、新たに相手役をつけるのではなく まぁ様のようにひとりでトップを務めて 次期につなげた方がいいように思います for me
素晴らしい歌声で 歌上手だいもんと共に1+1=2以上のものを見せてくれて 見事に難曲も歌いこなし、いい仕事をしてきた真彩希帆。
最後は だいもんの脇になるのではなく 一人の歌上手トップ娘役として サヨナラショーの中心で、美声を披露し、燦然と輝いて 皆の心に印象づけて辞めていかれるのかな??と、深読みhappy。
どうなるのか 人事のことは最後の最後までわかりませんが、発表は年明け?
f f f -フォルティッシッシモ- 作・演出 上田久美子
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。音楽史に革命を起こし、今や不滅となったその男の名前。しかし男の名は、あらゆる不運に彩られている。失恋、孤独、失聴…。それでもなぜ彼は、至上の喜びを歌う「第九」を完成させることができたのか。
聴力を失い絶望する天才音楽家の前に姿を現した謎の女。女の不可解な存在にいらだちながらも、いつしか彼女を人生の旅の友としてゆくルートヴィヒ。やがて二人の不思議な関係が生み出した音楽とは──。
フランス革命後の混沌のヨーロッパで、ナポレオン、ゲーテ、そしてベートーヴェンが歩む覇道が交差する。誰もが知る伝説の男たちについての、新しい物語…ミュージカル・シンフォニア!宝塚歌劇公式HP より引用
ヅカファンの中には「上田久美子先生はファン」を名乗る方もいらっしゃるぐらい ウエクミ先生は人気の演出家さんです。
私も ウエクミ先生の 月雲の皇子、翼ある人びと、星逢一夜、金色の砂漠、神々の土地…と どれも大好きです。
翼ある人びとは、音楽家・ブラームスとクララ・シューマンと夫・ロベルトの奇妙な関係を描いてあり、観た後に、余韻の残る作品でした。(スカイステージの放送で視聴)
ウエクミ先生の作品は、どれも心の奥深いところへストンと落ちて いつまでも熾火のように 感動の火が消え残っているのです。
今回描かれるのは あまりにも有名なベートーベン。さらに、ナポレオンやゲーテまで登場とはっ!!
題材が有名すぎると 陳腐なものになりがちですが、そこは、ウエクミ先生らしいセンスで いつものような心に残る作品に仕立て上げてくださると信じています。
楽しみです!
シルクロード~盗賊と宝石~ 作・演出 生田大和
西から東へ、そして東から西へ…文化、文明、人を乗せ、陸と海とで西欧とアジアを結びつけてきた交易路「シルクロード」。
路往く隊商を襲った盗賊は、一粒の青いダイヤモンドを手にいれる。しかしそれはインドの女神シータの失われた片目であった。ある者には幸福を、そしてまたある者には悲運をもたらしつつ幾度となく持ち主を変え、遙か古よりこの「シルクロード」を彷徨ってきた宝石の、その煌めきの中に宿る数多の記憶を辿る旅へと盗賊は誘われてゆく…
過去から未来へ、そして未来から過去へ。時代と空間を超えた旅の中で綴られる、エキゾティシズムに富んだレビュー・アラベスク。宝塚歌劇公式HPより引用
まずは…生田大和先生 ショー作品デビューおめでとうございます!!
生田先生は ドーヴ・アチアさんと「CASANOVA」でお仕事ご一緒された関係で、今回「ロックオペラモーツァルト」の演出助手に入っておられます。
「グランドホテル」ではブロードウェイのトミー・チューンさん、「ひかりふる路」では 楽曲提供のフランク・ワイルドホーンさんらと交流もあり、宝塚だけでなく グローバルな視野をもってらっしゃるのかも。
海外の手法などお勉強された上でのショー、となると 期待がいやが上にも高まります。
宝塚のショーは、その昔、白井鐡造先生がパリに渡ってレビューを学んでこられたこともあり、パリの香りのするものが多いですね、あとスパニッシュ・タンゴ系。
今年の4月には月組で タイを舞台にしたショー「クルンテープ」(藤井大介・作演出)が上演されましたが 異色作でした。
今度はシルクロード!! 東洋と西洋を結ぶ総延長8700kmの壮大な旅路。ラクダを友に砂漠を越えていくのは、同様「月の砂漠」を思わせてすごくロマンを感じます!!
少し ウエクミ先生の「金色の砂漠」なども思い出して、エキゾチックな衣装やセットも登場するのでしょうか、楽しみです!
宝塚は「いつか卒業していくところ」ですが 歌上手トップコンビの卒業は惜しまれます。
どんな発表があるのでしょうか?ドキドキしますね…