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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

ワタシ的泣きポイント、笑いポイント|壬生義士伝

泣きポイント

「石を割って咲く桜」というテーマ曲が素晴らしく、心の琴線に触れるので ウルウル必至。

それをまた 美しい声で歌うトップコンビ。

感情の高まりがMAXな時に このお歌、泣けます。

 

この曲は 制作発表会でも歌われましたが その時よりも 断然胸に響きました。

お芝居で心が震えている所に この歌詞、このメロディ、この歌声。 そりゃ 泣けるって。

 

ということで 貫一郎がしづにプロポーズをしたところから 一連の流れが泣きポイントでした。

 

私の好きな場面、七夕祭りの所。

吉村貫一郎に結婚は固辞され、

「私は鍵屋のいとはんどす。かぐや姫のように 結婚の相手はようさんいはります。」←ニュアンスです 笑

と 強がるみよを愛おしく感じました。

 

故郷に置いてきたしづにどことなく面差しが似ている、とみよに打ち明けた貫一郎。

 

お祭りで一緒に踊るうちに みよを「しづ!!」と抱きしめてしまい…我に返って 走り去るところが

いつも胸をえぐられるように 辛いです。

 

愛する家族と離れて暮らす寂しさが一気に押し寄せて 堪えきれなくなったのだと思うと

貫一郎の抱えている孤独が胸に迫ります。

 

このシーンの最後 みよは舞台奥へと消えていくのですが ふっと振り返る所に余韻を残しています。

 

徳川幕府が大政奉還をしたために新選組は「目的」を失ってしまいましたが

鳥羽伏見の戦いで 新政府軍の錦の御旗に向かって行くのです、己の義の為に。

 

何故なの? 今まで 自分の命が惜しい、家族のために絶対に死なないって言ってたのに。

「101回目のプロポーズ」みたいに ボクは死にましぇん!て言ってたのに。

郷里の家族はどうなるの!

 

新政府軍の銃が一斉に火を噴き…

 

ベルばら バスティーユ彷彿! MESSIAH 原城彷彿! 涙なくしては観れませんっっ!

 

幼い頃のみつを演じた 彩みちるちゃんの演技に泣かされました。

素晴らしいです!

 

笑いポイント

 

谷三十郎を斬ったのは 斎藤一だが 御陵衛士のせいにするために 人を呼ぶ所。

「た、た、大変だー」 ←棒読み 真地佑果w

「あの 下手な芝居、なんとかならんか」 斎藤一(朝美絢)がボソリ。笑

 

谷三十郎を斬ったのは「斎藤さん、あなたです」と 理路整然と解き明かす貫一郎が

名探偵コナンのようでかっこいいのですが、「そこで・・」

「ん? 賂(まいない)か?」と ちゃっかり 「20両ばかし…」 もらって走り去る貫一郎、

やっぱり守銭奴か~ と客席爆笑。

 

なんと言っても 宴会の谷三十郎さん=奏乃はると新・組長。

酔っぱらいのおっさんの メイクといい、芝居といい、最高です!!笑

 

小川の切腹介錯を仰せつかったものの 腰の引けた ヘタレっぷりを好演♪

ニワニワ 大好きです! 

 

沖田総司を演じる ひとこちゃん(永久輝せあ)が 独特の雰囲気を出していてよかったです。

なんと あの 苦みばしった強面の斎藤一を 「ハジメクン!」って呼んでいるのがおかしい 笑

ひとこちゃんの爽やかな声で ハジメクン、てあの男臭い連中がわさわさいる新選組の中で

やっぱり 沖田総司は素敵♪って思わされました。^^

 

今公演、お芝居も ショーも紗幕なしです。写真撮れてないから、 代わりにこちら ↓

 

壬生義士伝