今月の月刊タカラヅカの話題は…
月組の夢現無双と 新トップ娘役・美園さくら
花組のトップ・明日海りお退団会見&トップ娘役・仙名彩世 大劇場に別れ
メインは 大劇場で公演中の夢現無双の話題
武蔵の半生 気迫あふれる決闘、の大見出し。
ワタクシ、前回2階から観たせいか あんまり気迫、感じなかったです。
で、観てきた感想として 面白かったよ、と友人に話したところ、
「えっ? そう?? 初日のTwitter 駄作認定多かったよ~」とのこと。
なるほど。
確かに、盛り上がりに欠けますわ。
吉川英治著「宮本武蔵」をベースにしてるから 原作をなぞりすぎ。
幼少期から 沢庵和尚に言われて、修行の旅に出て
いろいろな出会いの後に 小次郎と決闘するまで 「いろんな出来事」の羅列。
心が震えるような 感動も わくわくするような場面も見当たりませんでした for me
沢庵和尚、吉岡清十郎、柳生石舟斎、本阿弥光悦、日観らとのエピソードはきっちりと描かれていますが
ストーリー全体に 大きな感動のうねりのようなものが欲しかった。
宝塚では、よく「フランス革命」がテーマの作品が上演されるのもわかる気がします。
ひとにぎりの貴族のために 数多くの国民が苦しみました。
貴族への反感、民衆のエネルギーが革命を引き起こし 国王を玉座から引きずり下ろし
断頭台へと送った 血湧き肉踊るようなドラマがあります。
でも 夢現無双は なりゆきを眺めているだけなイメージでした。
それにね。トップ娘役お披露目だけど 武蔵がほとんど宮本村に帰ってこないから
あまりラブシーンが無くて。和モノだし、演目が宮本武蔵だからしょうがないか。
その分、ショー「クルンテープ」でたっぷり2人の見せ場ありましたものね♪
結果オーライで!
月刊タカラヅカの記事でも (以下 緑字斜体部分 記事より引用)
短いながらも2人の渾身の剣と演技で迫力があった。
あるにはあったんですよ、もちろん。
でも えっ? これだけ? な あっけなさ。
初日を観てきた友人も 巌流島までが長かった~~~と
名シーンまでが長くて その名シーンがあっけなく終わって…
なぜ憎み合っているわけではない2人が決闘の道を選ぶのか、説得力がもう少し欲しい。
そーだ! そーだ!!
積年の恨みがあるわけでもなく、そもそも たいして関わりがなかったように思います。
それが 小次郎を亡き者にするためにしくまれたものであったならあったで
もう少し説明がほしいけど…
心の動きをアナウンスで描写する場面が多かったのも残念。
これはね~、お手軽に観客にわからせる手法ですよね。
ワタクシが勝手に推測してるだけですが 齋藤吉正先生は もっとたくさん描きたかったんじゃなかろうか。
尺が決まっているので 説明セリフを入れちゃったのでは?
説明セリフは ちょっと白けますよね~
以前、雪組で「JIN ~仁~」を演出されたときも 通常のお芝居より上演時間が長かったんですよね? 確か。
端折るところは端折って クライマックスへ駆け上がるような感動!!とか、欲しかったわ。
…な~んて (*´艸) まだ1回しか観てないのに
来週もう一度観てきます。 マイ初日とマイ楽しかないけどね^^;
お芝居、どんどん魅力的に進化してるといいなぁ~~~~